greenz.jpでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。
はじめに
あなたは、旅をしたことがありますか?
そう聞いたらほとんどの人は「もちろんあります」と答えるのではないかと思います。
ですが、質問を変えて「それは旅行ですか?旅ですか?」と聞き直すとどうでしょうか?
旅行と旅って何が違うの?そう思われるかもしれません。
ゲストハウスプレスは「日本の旅の、あたらしいかたち。」というサブタイトルで、ここ10年ほどで宿泊スタイルの多様化を生んだゲストハウスと運営する人たちを紹介するメディアです。編集長でこのプロジェクトの主催者である私、西村祐子を中心に2013年から活動しています。
ゲストハウスプレスが考えるあたらしい旅のかたちーゲストハウスとは、観光メインの旅行ではなく、地域に生きる人やモノ、コトをていねいに見たり、体験したりするスローな旅スタイルを生む装置だと考えています。そのような旅のあり方では、単なるレジャーや休暇のみならず、転職や移住といった人生の転機となるような出会いがあることも決して珍しくありません。
「ゲストハウスを旅することで、あなたの人生を変えるきっかけになってほしい。」
そんな思いから、全国をまずは自費で宿泊し、紹介したい!と思う宿だけを再び訪問してインタビュー取材。広告を取らずに不定期発行・更新する方式で、WEBや各種SNSの展開のほか、年5回程度1号1宿特集のフリーペーパーを発行、全国のゲストハウスやコミュニティスペースなどに配布しています。
書籍を今、つくる意味とは?
2013年、第1号フリーペーパーの発刊当時はまだ「ゲストハウス?結婚式場?シェアハウスと違うの?」といった低い認知度でしたが、ここ数年、インバウンド需要として海外からのゲストが増加、Airbnbなど民泊事業の参入もあり、ゲストハウスの数もここ数年で飛躍的に増加。地域おこしの一環で地方都市や農村地域で新たにゲストハウスを開業するケースも増えています。
日本の観光を取り巻く変化のスピードがはやくなっている今、長く運営を続けている人気のゲストハウスとオーナーの思いをまとめることで、日本の地域・観光を知るアーカイブ資料としても書籍にする意義があるのではないかと考えています。そしてもちろん、この本をきっかけに、ひとりでも多くの人があたらしい旅のかたちを発見する旅に出てほしい!
また、この機会に今までゲストハウスファンのみに訴求していた『ゲストハウスプレス』を、もっと多くの方に知ってもらい、書籍を手に取るきっかけになればよいなと思っています。
どうかみなさまのご協力、どうぞよろしくお願いいたします!!