本企画は(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構ふくしま12市町村移住支援センターが主催する「未来ワークふくしま起業スクール」のプログラムとして、福島12市町村で活躍している開業&起業の実践者のもとを訪問するツアー型イベントです。実践者の話に触れながら、アイデアの着想と刺激を得る機会となります。
エントリー内容をもとに事務局で選考を行い、イベント参加の選考結果をメールでご連絡します。選考通過者の方へは、改めて詳細をご案内をいたします。応募詳細はページ末尾のフォームをご覧ください。
「新しい人生を、このまちと、共につくる」
いつか、これをやってみたい。
こういう人生を実現したい。
社会をよくしていきたい。
内から湧き出る願いは、かけがえのない源泉です。
あなたらしさが詰まっているその願いを実現するために、
新しい人生をつくるチャレンジを、今からはじめてみませんか?
あなたの一歩を応援するフィールドがここにあります。
いま、福島12市町村※にユニークな起業家たちが集まってきています。新しいものを受け入れる柔軟さと、チャレンジを応援する土壌のなか、お店もサービスもエンターテインメントも「ないならつくろう!」という気合いに溢れた人たちが多くいます。
福島12市町村とは、福島第一原子力発電所の事故により、避難指示等の対象となった田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村を指します。すでに多くの避難指示は解除され、2020年度には年間200人程だった移住者が、2022年度は600人超、2023年には800人を超え大幅に増えています。いまでは、やりたいことを実現するために移住してきた方たちが集い、新たな地域コミュニティをつくり始めています。柔軟で先進的な土地柄と、全国トップクラスの支援制度で、起業への一歩を後押しします。
自らのアイデアやサービスがまちの人たちに届き、まちが発展していく喜びは、仕事も人生や地域も「自分の手でつくっている」という実感を与えてくれるでしょう。まちの幸福と発展の循環の中に、自分の事業と人生を置く。そんなあなたらしい起業を描いてみませんか。
そんなあなたへ向けた、福島12市町村の起業ツアーを企画しました。
等身大のローカルプレイヤーのもとを訪れる2日間
本ツアーは、「福島12市町村の現地の雰囲気を感じて、自分の想いを具体化する一歩にしたい」「実際に移住する前に、現地の方とつながりたい」「福島12市町村での起業・暮らしを考えている」という方におすすめのイベントです。
福島12市町村で活躍するさまざまなローカルプレイヤーを訪問しながら「どのようにして現在地にたどり着いたのか?」「 どのような葛藤や悩みがあったのか?」といった、起業の具体的なステップに焦点を当てながらお話を伺います。事業内容について学ぶだけではなく、地域の暮らしを知ったり、現地の方とのつながりをつくるツアーとなります。
Coffee Pour House・横山梨沙さん(飯舘村)
店舗を持たないフリーランスバリスタから地域おこし協力隊、実店舗のカフェをオープン
小高ワーカーズベース・和田智行さん(南相馬市)
このまちでのチャレンジを応援する拠点と機会と仕組みを創出
ぷくぷく醸造・立川哲之さん(南相馬市)
「お酒を通して、福島の沿岸に田畑を増やす」というビジョンを描き、クラフトサケを展開
川口商店 / サウナ発達・川口雄大さん(南相馬市)
震災後に地元に戻り、飲食店を再開。さらにサウナ、ゲストハウスと新しい場を次々と展開
kashiwaya・古谷かおりさん(楢葉町)
シェアハウス運営を通じて、まちとの関わりを生み出すこと、想いを形にすることの支援
工房マートル・大槻美友さん(飯舘村)
移住して叶えたものづくりへの想い。福島県産の花でつくるボタニカルキャンドル
「自分の得意なことや、好きなことを出発点にしながら、地域に必要とされる仕事を始めるにはどうしたらいいか?」
そんな問いを携えながら、一緒に現地を巡ってみましょう!
また、現地ツアー開催後には、オンラインでの開業準備プログラム「未来ワークふくしま起業スクール」への参加も可能です。
あなたの事業について、起業開業に必要な基礎知識や壁打ちを起業支援の専門家から行えます。福島12市町村での起業を考えている仲間とともに学ぶことができます。
こちらも福島12市町村での開業&起業意欲をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
開催概要
【開催日程】
2024年9月28日(土)~29日(日)
【集合場所】
JR福島駅
【定員】
15名
【参加対象者】
・福島12市町村での起業を志している方
・福島12市町村への移住を検討している方
・福島12市町村に関心のある方
【参加費】
5000円
※集合・解散場所までの往復交通費、現地プログラム費(貸切バス、宿泊費、食事代、体験料等)を含みます。
主要駅までの交通費につきましては各自ご負担をお願いいたします。
【交通費】
ご自宅最寄りの新幹線・特急停車駅または空港からの交通費については補助がございます。
参加費のお振込み後に事務局からの参加確定のご連絡をいたしますので、ご自身での交通手配をお願いいたします。
1.後日お振込みでの清算となります。
※清算には領収書原本が必要となりますので、必ずご提出をお願いいたします。
2.補助対象区間については、自宅最寄りの起点となる新幹線停車駅、特急停車駅または空港から集合場所の駅までとなります。(原則エコノミークラス・自由席料金を対象とします)
3.上記区間は全額補助対象といたします。
4.ご自宅から新幹線・特急駅または空港までの交通費は自己負担となります。
【申込締切日】
2024年9月19日(木) 23:59
【選考結果連絡】
申し込み後数日中に連絡
【申込方法】
上記フォームより必要事項を記入のうえ、送信ください。
エントリー締め切りは2024年9月19日(木) 23:59となります。
【スケジュール】
9/28(土)
9:30 JR福島駅集合
10:40 訪問①:Coffee Pour House
13:15 訪問②:小高ワーカーズベース / 小高パイオニアヴィレッジ
14:40 訪問③:ぷくぷく醸造
16:30 訪問④:川口商店 / サウナ発達
20:00 終了
9/29(日)
10:00 訪問⑤:kashiwaya
13:30 訪問⑥:工房マートル
15:00 振り返り
17:00 JR福島駅解散
添乗員は帯同しませんが、本ツアーのモデレーター・現地コーディネーターが集合から解散までご一緒します。
※上記は一部変更となる可能性がございますのでご了承ください
訪問先&プロフィール紹介
横山梨沙さん
オーストラリアにワーキングホリデーで渡豪。現地でバリスタとして2年半働いた後に日本へ完全帰国し、地元である福島で「コーヒーポアハウス」として活動し始める。コロナ禍という事もあり、店舗を持たないフリーランスバリスタという形でスタートし、2022年に飯舘村へ地域おこし協力隊として移住を決意。今年5月に村内に食堂&カフェをオープンし、人口1000人ちょっとの小さな村で毎日試行錯誤しながらお店を経営している。
和田智行さん
1977年南相馬市小高区(旧小高町)生まれ、在住。株式会社小高ワーカーズベース代表取締役。2005年よりリモートワークで東京のベンチャーの役員に就任。2011年3月の原発事故により家族とともに約6年間の避難生活を余儀なくされる。2014年、居住が認められない避難指示区域にて創業し、一度は住民ゼロとなった町に20以上の事業を創出。2017年よりローカルベンチャー事業の誘致・支援を開始。2019年にはゲストハウス併設型コワーキングスペースを開設し、地域コミュニティによる100の事業創出を目指す。2014年AERA「日本を突破する100人」、第17回グロービス アルムナイ・アワード「ソーシャル部門」、ICC KYOTO 2022「ソーシャルグッド・カタパルト」優勝など。
立川哲之さん
1993年東京生まれ。筑波大学生命環境学群卒業。学生時代に東北にボランティアで通う中、日本酒に心を奪われ「食と酒 東北祭り」を立ち上げる。「株式会社ユーグレナ」に就職するも、日本酒の道へ進むため退職。宮城県名取市の「佐々木酒造店」にて酒造りを3年学び、福島県南相馬にてクラフトサケ醸造所「haccoba」を初代醸造責任者として設立。酒造りの傍ら”日本酒を醸す全ての蔵をめぐる旅”(現在627蔵)を実施(コロナ禍で休止中)。2022年、日本酒にクラフトビールの技術を掛け合わせたお酒をつくるファントムブルワリー「ぷくぷく醸造」を南相馬市小高で立ち上げる。2023年、東京駒形のクラフトサケ醸造所「木花之醸造所」の技術顧問に就任。同年、京都芸術大学の非常勤講師に就任し、”クラフトサケ学”を開講。
川口雄大さん
福島県出身。南相馬市原町区で小さな飲食店「川口商店」とサウナ「発達」を営む。東日本大震災と原発事故により、自身の家業である3代続く町の米穀店【川口商店】が休業を余儀なくされたことをきっかけに小学校時代からの夢であった川口商店の屋号を継ぐ。現在は業態をガラリと転換し、自分たちの得意とする飲食やサウナを通じお客様に楽しんで頂く取り組みを行なう。
古谷かおり
千葉県出身、福島県楢葉町在住。美術大学で建築を学んだ後、都内の建築事務所に就職。ふくしま復興塾への参加を経て、「建物の再建よりも先に、コミュニティの再建に取り組んでみたい」と考えて福島県楢葉町にて小料理屋「結のはじまり」を開業。以降、移住者のためのシェアハウス運営や、地元のお母さんたちに習った発酵・漬け物文化を発信するなど、「職・住」共に都市では得られなかった環境を楽しんでいる。現在は、移住促進や関係人口創出を目的とした「シェアハウスと食堂 kashiwaya」の管理人
大槻美友さん
飯舘村で元地域おこし協力隊のキャンドル作家が移住して立ち上げた工房。ボタニカルなキャンドルに使われるのは飯舘村をはじめとした福島県産の花で、生産者の声を聞きながら、仕入れからドライフラワーへの加工まですべて自身の手で行なっている。ワークショップや東京でのポップアップストア出店など活動を広げている。
ツアーコーディネーター
NPO法人グリーンズ
1991年京都生まれ兵庫育ち。スポーツ大学を卒業後、大手アパレル企業→スポーツイベント会社→IT企業→コミュニティフリーランスを経て、2023年に夫婦で「コト暮らし」を設立し共同代表に就任。コミュニティの専門家として、数多くのコミュニティを支援している。また、2022年に東京から鞆の浦へ家族で移住し、古民家カフェ「ありそろう」の運営を開始。ローカルとオンライン双方の観点から、コミュニティを実践探求している”コミュニティで生きる人“。フォトグラファーとしても活動中。鞆の浦で「暮らし観光」の実現を目指している。
小高パイオニアヴィレッジ コミュニティマネージャー
1997年埼玉県さいたま市生まれ。大学在学時に多拠点生活を経験した後、地域で活動する面白さに気づき、2020年、新卒で福島県南相馬市に移住。小高パイオニアヴィレッジでコミュニティマネージャーを務めるかたわら、一般社団法人シェアエコノミー協会東北支部の副支部長として活動中。地域ではシェアハウスの運営やスポーツを通じたコミュニティづくりにも取り組み、最近では、満月の夜に海岸で相撲を取る独自の祭りの立ち上げに奔走中。趣味はたこ焼きと祭りとサウナ。
宿泊先
バリュー・ザ・ホテル 楢葉木戸駅前
〒979-0513 福島県双葉郡楢葉町大字山田岡字一升平7-1