本企画は「ローカル開業&起業カレッジ」のプログラムとして、福島12市町村で活躍している開業&起業の実践者のもとを訪問するツアー型イベントです。実践者の話に触れながら、アイデアの着想と刺激を得る機会となります。
エントリー内容をもとに事務局で選考を行い、イベント参加の選考結果をメールでご連絡します。選考通過者の方へは、改めて詳細をご案内をいたします。応募詳細はページ末尾のフォームをご覧ください。
「いつかやろうを、いまから歩もう」
ゼロからはじめるローカル開業&起業カレッジ
全国の「ローカルでの起業・開業」に関心がある方や、これから挑戦していきたい方が集い、学びと交流の機会をつくるオンラインを中心としたスクール&コミュニティ「ローカル開業&起業カレッジ」がスタートしました。
「地域の人とのつながりを感じられるお店を始めたい」
「地域の困りごとを解決するような手応えのある仕事に取り組みたい」
そのような想いを持っている方にとって、具体的な次の一歩を踏み出すための「学び」と「つながり」を育むプログラム内容になっています。
開業&起業までの一連のプロセスに沿って設計しているので、アイデアづくりから現地視察、事業計画づくりまで、ご自身にあった内容とタイミングでご参加いただけます。
今回は、実際に現地を訪れ、開業&起業された実践者と出会うスタディーツアー「開業編」をご案内します。
詳細:ローカル開業&起業カレッジ powered by ふくしま12
等身大のローカルプレイヤーのもとを訪れる旅
「応援し合える関係性を、移住する前にいかにつくりだすか」ということを、ローカル開業&起業カレッジでは大事にしています。
そうした意味でもカレッジプログラムの一環として開催するスタディツアーは、「福島12市町村の現地の雰囲気を感じて、自分の想いを具体化する一歩にしたい」「実際に移住する前に、現地の方とつながりたい」という方におすすめのイベントです。
福島12市町村で活躍するさまざまなローカルプレイヤーを訪問しながら「どのようにして現在地にたどり着いたのか?」「 どのような葛藤や悩みがあったのか?」といった、開業&起業の具体的なステップに焦点を当てながらお話を伺います。事業内容について学ぶだけではなく、地域の暮らしを知ったり、現地の方とのつながりをつくるツアーとなります。
「ローカル開業編」と「ローカル起業編」に分けて全2回開催します。地方移住や開業&起業意欲のある方、福島12市町村に関心のある方は、ぜひご参加ください。
10月28〜29日は「ローカル開業編」
10月28〜29日で開催する第一弾は「ローカル開業編」です。本企画で扱う「ローカル開業」とは、個人で飲食店やゲストハウスを開店したり、作家や職人として工房を立ち上げたりするような、地域ではじめるスモールビジネスのことです。スモールビジネスとは個人の裁量がきく範囲で行う比較的小規模なビジネスで、個人事業主も含まれます(※1)。
福島12市町村にはそのような「ローカル開業」に取り組むプレイヤーが多く現れています。今回のツアーでは計5組のプレイヤーのもとを訪問します。「ローカル開業」とひとくちに言っても、そのアプローチや形態は様々です。今回のツアーでは多様なプレイヤーを巡れるようにしました。様々なインスピレーションを得ることで、自身の開業に向けて解像度が高まったり、アイデアが湧いてくる2日間になります。
- 川口商店 / サウナ発達・川口雄大さん(南相馬市):震災後に地元に戻り、飲食店を再開。さらにサウナ、ゲストハウスと新しい場を次々と展開
- YONOMORI DENIM・小林奨さん(富岡町):アパレルを通して「過去と未来をつなぐ拠点」を。リーバイス 501だけを使ったアップサイクルショップ
- ANDO・安藤文也さん(南相馬市):東北初の手縫い靴の工房。南相馬を「東北の手縫い靴の中心地」にすることを目指している
- Coffee Pour House・横山梨沙さん(飯舘村):店舗を持たないフリーランスバリスタから地域おこし協力隊、いよいよ実店舗カフェをオープン
- 工房マートル・大槻美友さん(飯舘村):移住して叶えたものづくりへの想い。福島県産の花でつくるボタニカルキャンドル
あわせて、ツアー1日目の夜には現地交流会「ローカル開業 MEETUP!」を開催します。地域食材をいかした美味しい食事とともに、ゲストの方や地元参加者との交流をお楽しみいただけます(※2)。
「自分の得意なことや、好きなことを出発点にしながら、地域に必要とされる仕事を始めるにはどうしたらいいか?」
そんな問いを携えながら、一緒に現地を巡ってみましょう!
※1:11月18日~19日開催の現地ツアー「ローカル起業編」の詳細はこちらをご覧ください。なお「ローカル起業」とは、地域課題を解決する事業を立ち上げたり、地域資源をいかしたプロダクトを開発しながら、法人として雇用も生み出し、地域での成長を目指すビジネスのことを指します。
※2:10月28日開催の現地交流会「ローカル開業 MEETUP!」の概要はこちらのページのMEET UPをご覧ください。
開催概要
【開催日程】
2023年10月28日(土)~29日(日)
【集合場所】
JR福島駅
【定員】
15名
【参加対象者】
福島12市町村への移住を前提に開業・起業を検討している方
【参加費】
5000円
※集合・解散場所までの往復交通費、現地経費(貸切バス、宿泊費、食事代、体験料等)を含みます。
【交通費】
ご自宅最寄りの新幹線・特急停車駅または空港からの交通費については補助がございます。
参加費のお振込み後に事務局からの参加確定のご連絡をいたしますので、ご自身での交通手配をお願いいたします。
1.後日お振込みでの清算となります。
※清算には領収書原本が必要となりますので、必ずご提出をお願いいたします。
2.補助対象区間については、自宅最寄りの起点となる新幹線停車駅、特急停車駅または空港から集合場所の駅までとなります。(原則エコノミークラス・自由席料金を対象とします)
3.上記区間は全額補助対象といたします。
4.ご自宅から新幹線・特急駅または空港までの交通費は自己負担となります。
【申込締切日】
2023年10月6日(金)
【選考連絡】
2023年10月10日(火)
スケジュール
10/28(土)
11:30 JR福島駅集合
13:30 訪問①:川口商店/サウナ発達
15:00 訪問②:YONOMORI DENIM
18:30 現地交流会「green drinks Fukushima 12」
21:00 終了
10/29(日)
10:00 訪問③:ANDO
12:00 訪問④:Coffee Pour House
13:30 訪問⑤:工房マートル
15:00 振り返り
17:00 JR福島駅解散
添乗員は帯同しませんが、本ツアーのモデレーター・現地コーディネーターが集合から解散までご一緒します。
※上記は一部変更となる可能性がございますのでご了承ください
訪問先&プロフィール紹介
①川口商店 / サウナ発達(南相馬市)
川口雄大さん
福島県出身。南相馬市原町区で小さな飲食店「川口商店」とサウナ「発達」を営む。東日本大震災と原発事故により、自身の家業である3代続く町の米穀店【川口商店】が休業を余儀なくされたことをきっかけに小学校時代からの夢であった川口商店の屋号を継ぐ。現在は業態をガラリと転換し、自分たちの得意とする飲食やサウナを通じお客様に楽しんで頂く取り組みを行なう。
②YONOMORI DENIM(富岡町)
小林奨さん
2011年、当時は中学3年生で卒業式終わりに地震の被害を受け、東日本大震災を経験。避難を余儀なくされ、親元を離れ山梨の高校へ進学。高校卒業後は東京の服飾専門学校に進学。服飾専門学校では、企画から販売までを幅広く学び、卒業後はアパレル会社へ入社。都内の百貨店を経験したのちに最終的にはコムサメン伊勢丹浦和店の店長を拝命。やはり地元である富岡町の為に何かしたい、と思い昨年11月にYONOMORI DENIMをオープン。YONOMORI DENIMは「過去と未来をつなぐ拠点」をコンセプトに富岡町で営業しています。店頭に並ぶ商品は廃棄寸前のリーバイス 501だけを使ったアップサイクルショップです。東京都足立区にあるヤマサワプレスの山澤社長がロサンゼルスから廃棄寸前のリーバイス 501だけを輸入してデザイナーや職人さんの手を経て、新しい価値を与えています。ジーンズの他、カバンやブレスレットなど、リメイクで生まれ変わった様々な商品が販売されています。
URL:YONOMORI DENIM
③ANDO(南相馬市)
安藤文也さん
福島県南相馬市生まれ。
10代の頃からビンテージの革靴やレザージャケットに関心を持つ。28歳で手縫い靴の勉強を開始。靴メーカーで修行を積み、独立。
2018年靴づくりの世界大会で5位入選。2022年東京都目黒区で開催された[8人の靴職人]に出品。2022年10月より南相馬市企業型地域おこし協力隊に着任し、今秋に自身のブランドにて靴の受注を開始する。
URL:ANDO
④Coffee Pour House(飯舘村)
横山梨沙さん
オーストラリアにワーキングホリデーで渡豪。現地でバリスタとして2年半働いた後に日本へ完全帰国し、地元である福島で「コーヒーポアハウス」として活動し始める。コロナ禍という事もあり、店舗を持たないフリーランスバリスタという形でスタートし、2022年に飯舘村へ地域おこし協力隊として移住を決意。今年5月に村内に食堂&カフェをオープンし、人口1000人ちょっとの小さな村で毎日試行錯誤しながらお店を経営している。
URL:Coffee Pour House
⑤工房マートル(飯舘村)
大槻美友さん
飯舘村で元地域おこし協力隊のキャンドル作家が移住して立ち上げた工房。ボタニカルなキャンドルに使われるのは飯舘村をはじめとした福島県産の花で、生産者の声を聞きながら、仕入れからドライフラワーへの加工まですべて自身の手で行なっている。ワークショップや東京でのポップアップストア出店など活動を広げている。
URL:工房マートル
ツアーコーディネーター
植原正太郎
NPO法人グリーンズ 共同代表
1988年4月仙台生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。新卒でSNSマーケティング会社に入社。2014年10月よりWEBマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズにスタッフとして参画。2021年4月より共同代表に就任し「いかしあう社会」を目指して健やかな事業と組織づくりに励む。同年5月に熊本県南阿蘇村に移住。暇さえあれば釣りがしたい二児の父。
野口福太郎
1997年、さいたま市生まれ。大学在学中に多拠点生活を経験し、地方で生きることの豊かさ、活動する上でのポテンシャルを見出す。2020年福島県南相馬市へ移住し、原子力災害による旧避難地域に位置する泊まれるコワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」のコミュニティマネジャーをつとめる。地域内外の人を繋ぎながら、新たな事業創出に取り組む。個人的な趣味はサウナで、東北のサウナを巡っている。
宿泊先
福島いこいの村なみえ
〒979-1525 福島県双葉郡浪江町大字高瀬字丈六10
https://www.ikoi-namie.com/
ツアー対象者
・地方への移住を検討している方
・地方での起業・開業を志している方
・上記の対象地として、福島12市町村に関心のある方
ツアー応募から参加までの流れ
10月6日(金) 応募締切
10月10日(火) 応募者全員に参加可否・詳細と振込先のご連絡
10月15日(日) 振込期日
10月16日(火) 入金確認と参加確定のご連絡
10月28日(土)〜29日(日) ツアー当日
・選考後に詳しい旅行条件を説明した書面をご案内しますのでご確認ください。
・選考結果に関するご質問はお受けできかねますのでご了承ください。
福島12市町村とは?
福島12市町村とは、福島第一原子力発電所の事故により、避難指示等の対象となった田村市、南相馬市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、双葉町、大熊町を指します。
すでに多くの避難指示は解除され、移住者は2020年度213人、2021年度436人と倍増。いまでは、やりたいことを実現するために移住してきた方たちが集い、新たな地域コミュニティをつくり始めています。柔軟で先進的な土地柄と、全国トップクラスの支援制度で、開業&起業への一歩を後押しします。
お願い
・本ツアーでは飲食や交流会を含む内容となります。また現地では貸し切りバスでの移動となります。
・マスク着用については任意となりますので各自でご判断ください。なお、訪問先施設での着用が必要な場合はご協力をお願いいたします。
・持病など健康面に不安のある方は応募をお控えください。
・体調不良時や発熱がある場合は当日の参加をお控えください。
・荷物、貴重品の紛失・盗難、その他のトラブルに関しましては、一切の責任を負いかねます。ご自身での管理をお願いいたします。
・運営によって撮影された写真、映像は各種サイトやプロモーションなどに使用する場合、または各種報道媒体を通じて公開される場合がございますのであらかじめご了承ください。
【主催】
公益財団法人イノベーション・コースト構想推進機構 ふくしま12市町村移住支援センター
【事務局 /現地プログラム運営】
NPO法人グリーンズ
【企画実施】
南西旅行開発株式会社
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-8-7 青山宮野ビル2階
03-3409-4101
東京都知事登録旅行業 第2-2824号
総合旅行業務取扱管理者 内山貴之
【お問い合わせ】
ツアーに関するご質問などはこちらのメールアドレスにお願いいたします。
tourism@greenz.jp
(担当:南西旅行開発 内山 + グリーンズ 長島)
Infomation
上記フォームより必要事項を記入のうえ、送信ください。エントリー締め切りは10/6(金)となります。