リモコン、時計、携帯音楽プレイヤーなど…。私たちの身の回りは、乾電池を使用する製品であふれています。現在は、使い捨て型の乾電池がまだ主流で、電池交換のたびに廃棄される使用済乾電池も、課題のひとつ。そこで、その場で振るだけで発電できる、画期的な小型発電池が開発されたそうです。
ブラザー工業株式会社が開発した「振動発電池」は、上下左右に振ると、振動で発電する仕組み。このエネルギーは電子機器でそのまま利用できます。電力がなくなれば、また振って発電するというように、繰り返し何度でも使えるのが、大きなメリット。電池交換の必要がないので、廃棄物の削減にもつながります。
また、乾電池の代替品として幅広く利用できるよう、形状には、規格乾電池を採用。単三と単四が試作されています。ちなみに、この「振動発電池」のパワーは10~180mWなので、テレビのリモコンなど、消費電力の低い機器に向いているとか。また、懐中電灯など、災害時での活用も期待されています。
「振動発電池」は、まだ実用化されていませんが、携帯できるプチ発電機として、様々なニーズがありそう。アナタなら、どんなシチュエーションで、どんなデバイスに使ってみたいですか?
[via EcoFriend]