greenz.jpでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。
人と人ならざるもの。
生命と非生命。
そして、わたしと世界。
分かれているようで、混ざり合う。
一体となっているようで、少し違う。
境界があるようで、あわいを漂っているようで。
~私たちは他の生命や地球環境との関係性をどのように紡ぎなおしていくことができるでしょうか~
COVID-19や世界各地での森林火災など、近代産業社会システムが抱える様々な限界が露呈している中、私たちの暮らしやビジネスの在り方、地球環境との関係性が大きく問い直されています。
他の生命や地球環境と共に繁栄していく未来に向かっていくために、他者や環境と切り離された近代的個人の概念や、矛盾やあいだをゆるさない二元論をどのように乗り越え、生命の全体性や世界と曖昧に重なり合う「あわい」の領域を取り戻していくことができるでしょうか。
~人が他の生命や地球環境と共に繁栄していくリジェネラティブな未来に向けて~
産業革命を大きな契機とした産業文明は、人類に多大な恩恵をもたらすと同時に、自然や他者を支配・搾取する対象とみなす見方を発達させ、地球環境の持続可能性や生物多様性を大きく毀損してきました。
その根底にあるのは、ヒトの視点に閉じた社会経済システムや、他者や環境と切り離された二元論的な個人の観念など、人が本来持っていた生命としての全体性や、世界と曖昧に重なり合う「あわい・あいだ」の領域が様々な次元で失われてきたことなのかもしれません。
環境や他者とあいだをゆるす「あわい」の領域を取り戻すこと。
そこから生まれようとしているものに耳を澄ましていくこと。
そこに、ヒトが生命として持つ本来的なつながりや根っこを取り戻し、
現代におけるエコロジカルな在り方や人間観と向き合うヒントがあるかもしれない。
そこに、所有や支配の価値観を手放し、
他者や地球環境と共に繁栄していくリジェネラティブな社会経済システムやビジネスを構築していくヒントがあるかもしれない。
そこに、現代社会が直面している根本的な課題を乗り越え、
次の世代に豊かな未来を残していくヒントがあるかもしれない。
~リジェネレーションの時代のビジネス・アート・エコロジーを切り拓くパイオニア達が国内外から集結~
今回のEcological Memes Global Forum 2021では、「あわいから生まれてくるもの -人と人ならざるものとの交わり- 」をテーマに、ビジネス・アート・エコロジーの領域から第一線を切り拓く多彩なゲストを国内外からお招きします。
-自然の叡智に学び、再生型のシステム変容を促す「リジェネラティブ・リーダーシップ」の著者Giles Hutchins氏
-水と砂を切り口に都市空間と向き合う人類学者 Lukas Lay氏(ハイデルベルク大学)
-拡張生態系および協生農法の実践研究者 船橋真俊氏(ソニーコンピューターサイエンス研究所)
-パターン・ランゲージおよび創造性に関わる実践研究を行う井庭崇氏(慶應義塾大学)
-生態系におけるあいだの重要性を提唱される生態学者 田中克氏(京都大学名誉教授)
-「複数性のエコロジー」「人間以後の哲学 – 人新世を生きる-」などの著者 篠原雅武氏
-土に還るオムツを通した循環・再生型経済の普及に取り組むベルリン発スタートアップDYCLE創業者 松坂愛友美氏
-地球規模で時を捉えることのできる「太陽系時空間地図 地球暦」の考案者 杉山開知氏
-日本に1000年以上続く修験の知恵を伝える羽黒山伏 星野文紘氏
-人間を動物として捉え直し、他者・他種と共に生きる「GIVE SPACE」提唱者 井口奈保氏
-心臓の鼓動をひかりにかえるpray with kodouなどの作品を手がけるアーティスト松島 宏佑氏
-ありのままの知覚《素知覚》を手掛かりに目には見えない世界を視触的に描き出すアーティスト畑山太志氏
-水と環境から生まれる即興音楽を実験するアーティスト Tomoko Sauvage氏
-現代社会で再生産される「知の暴力」と向き合う社会学者 Rolando Vazquez氏(ユトレヒト大学)
ほかにも多くの先駆者・実践者たちが国内外から集います。
そして、講演やトークセッションだけでなく、水から生まれる音楽や山伏の法螺貝の音色に身を委ねる瞑想セッション、いのちの鼓動と向き合う体験型アート、そして3月20日18時37分に訪れる春分の瞬間を祝福する全世界同時体験セッションなど、オンライングローバルフォーラムだからこその特別セッションも用意しています。
太陽の中心が北半球と南半球のちょうどあいだに差し掛かる春分は、古くから先祖供養が行われる春彼岸の時期であると同時に、冬を超えて春を迎えいく生命の躍動を讃える祝日でもあります。天体運行の大きなリズムや生命の躍動に耳を澄ましながら、東西を超えてこれからの時代に必要とされる思想や芸術、ビジネス実践を探索する4日間。
ここでしか味わえない「あわい」の場、ぜひご一緒ください。
【日時】
3月18日(木)~3月21日(日)
【会場】
オンライン(Zoom)
【言語】
日本語・英語
zoomの同時通訳機能を活用し、日英両言語での配信となります。
【参加料】
チケットの種類には、リアルタイムで視聴する「LIVE」チケットと、全セッションの録画データを後からいつでも視聴可能な「フルアーカーブ(FA)チケット」の2種類があります。
「FAチケット」を購入された方はリアルタイムでも視聴が可能です。
また、学生・奨学枠および恩贈り枠も設けています。
*料金詳細は申込み先をご確認ください。
【申込み先】
Peatixイベントページはこちら!
【主催】
一般社団法人Ecological Memes