Hondaのウェブサイトより。
ガソリン価格はこのところ落ち着きを見せているけれど、環境のことを考えるとなるべく車の燃費は良くしたいのは当たり前に思うこと。自動車各社も燃費の良さを売りにした新型車両を市場に投入しているが、ホンダは別の観点からも燃費をアップさせる新型車を来年発売する。
その車は「インサイト」、2009年発売予定のこの車はハイブリッド車なのだが、注目すべきは「エコロジカル・ドライブ・アシスト・システム」なるシステム。このシステムは燃費に大きく影響するドライバーの運転の仕方を改善することによって燃費を向上させるというのだ。
このシステムはまず、“ECONスイッチ”を押すことで、アイドルストップの時間制御や回生充電を自動的に行って燃費を向上、これはドライバーが意識することなく実現できる。さらに、走行時の燃費状況をリアルタイムにドライバーに知らせる、それ自体は目新しいものではないがメーターの背景色を変化させることでよりわかりやすくなっている。
Hondaのウェブサイトより。
さらには、燃費運転の結果を「リーフ(葉)」という特別な単位で表示、燃費のよい運転を続けると「リーフ(葉)」が成長していく機能をつけることで、ゲーム感覚でエコドライブを心がけることができるのだ。
燃費を向上させ、環境への影響を小さくするために、機械を改良するばかりでなく、人間の意識も変えようとする。環境対策に本当に有効なのは意識を変えるほうなのかもしれないと思わせてくれる新製品だ。