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どこに住んでいてもフレッシュな果物が食べたい!ロンドンの学生が考案した”生きる”フルーツバスケット「NURTURE」

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「都会に住んでいたって、収穫したてのみずみずしい果物を食べたい! もっと新鮮な野菜や果物が手軽に入手できればいいのに…」
そう思ったことはありませんか?

果物は新鮮であればあるほど美味しくて、ビタミンやカルシウムが豊富に含まれているといいます。

とはいえ、地方で収穫された果物が都会に届くには配送の時間が必要。一方で家庭菜園を実践するためのスペースが無いという方も、いらっしゃるかもしれません。

今回ご紹介する「NURTURE」は、そんな悩みを解消してくれるフルーツバスケットです。
 
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アセロラチェリーといちじくの2種類があります。

NURTUREは、ロンドンでデザインについて勉強している韓国人のHyunhee Hwang(以下、ヒュンヒさん)が修士の研究の一環として考えた、果物が収穫できる”生きる”フルーツバスケット。

バスケットは果物の根でできていて、いつでも必要な分だけ収穫して食べることができます。キッチンに置いている間も熟しつづけるので、収穫するタイミングで味の違いを楽しむことも可能。もちろんパック詰めされていないので、果物の鮮度が落ちる心配もありません!

そして中身を食べ終わったバスケットは、おしゃれなカゴとして使えるほか、果物が生る根でできているので土に還すこともできます。
 
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このNURTUREのセットの中には、収穫用のはさみやトング、潤いを保つためのスピリッツァー(白ワインと炭酸水を割ったもの)のスプレーなどが含まれています。

とはいえ、NURTUREでフレッシュな果物を食べるには、少しの手間が必要です。

各家庭でそのまま果物を放置しておけばいいのではなく、定期的に乾燥を防ぐためにスプレーし、収穫前には綺麗に洗浄しないといけません。栄養素が高い新鮮な食べ物を手にするには手間が必要だということを、NURTUREは楽しく学ばせてくれるのです。
 
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果物が乾燥しないように定期的にスプレーをします

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食べたい分だけ収穫!

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収穫したらすぐに洗いましょう。

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一度乾燥させてからすぐに食べるのが、美味しさと栄養価のためにも大事なのだそう。

NURTUREをデザインしたヒュンヒさんは、

このプロジェクトは”fresh”という言葉の本当の意味を追及するところから始まりました。

実は果物や野菜は運搬している間に鮮度が落ち、30%も栄養価が失われてしまうそうなんです。

そこで「果物の栄養価をできるかぎり損わずに消費者の元へ届けるにはどうしたらいいか?」と試行錯誤を繰り返しました。その結果辿り着いたのが、果物が生る根そのものをフルーツバスケットにし、パッケージ化するというアイデアでした。

わたしはNURTUREを通して、都会の人にも完熟の果物をもぎ取って食べる喜びを味わってほしいと思います。それがやがて、人々と食の関係を改めるきっかけにつながるといいですね。

と話します。

彼女のデザインは修論研究という枠を超え、将来的に毎週NURTUREをつかって新鮮な野菜や果物を届ける仕組みや、栄養価を損なわないようデザインされたキッチン用品も構想しているのだとか。
 
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「新鮮なものを毎日収穫してほしい」というヒュンヒさんの思い。

スーパーに並べられているパック詰めの果物にはない、自分で食べ頃を見極めて収穫する楽しみを教えてくれるNURTURE。場所を気にすることなく、毎日に必要な栄養価を理想的な形で摂取することができるので、果物以外にもいろいろな野菜への応用が期待されています。

みなさんはNURTUREで、どのような野菜や果物を収穫したいですか?
 

[via hyunheehwang,nurture,springwise,psfk,mocoloco]
(text:吉岡遥菜)