アップルでできた「A」
みなさんは昔、どうやって「あいうえお」を覚えましたか?家族と一緒に遊びながら、絵本やカルタで覚えたという方も多いかもしれません。今回はあるお父さんが娘のためにつくった、”食べられるアルファベット”をご紹介します。
カリフォルニアに住むデザイナーのTommy Perezさん(以下、トミーさん) は、2歳の娘のZoëちゃん(以下、ゾーイちゃん)のために、「A to Zoë」というプロジェクトを始めました。
キッカケは、トミーさんがスケッチをしたり、何かをつくったりしていると、ゾーイちゃんがいつもマネをしたがったこと。トミーさんはそんなゾーイちゃんを見ていて、娘のために何か面白いことをしようと考えていたそうです。
ちょうどゾーイちゃんはアルファベットが苦手。そこで”食べられるアルファベット”を用意して、一緒に学ぶことを思いつきます。その写真はInstagramに投稿され、またたくまに人気コンテンツに。
ベーコンでできた「B」
クッキーでできた「C」
ドロップからできた「D」
クッキーなら「C」、ベーコンなら「B」を学び、食べきって一文字分は終了です。そのため、使う素材はできる限りヘルシーなものを選択するようにしています。
とはいえまだ2歳、トミーさんにとっては「アルファベットを習得するよりも、今後役に立つであろう、クリエイティブな感覚を身に付けてほしい」という想いの方が強かったようです。
ジャムでできた「J」
ケールできた「K」
プレッツェルでできた「P」
トミーさんはこのプロジェクトに関してこう振り返ります。
アイデアは思いつきですが、実際やってみて、娘と一緒にプロジェクトを進めるにはどうしたらよいのかを学べたような気がします。私が写真を撮っているあいだ、食べ物の上で手をキープするのはゾーイにとっても大変だったでしょう。だから忍耐力もついたはずです(笑)
お父さんからの愛とアイデアの詰まったプレゼントは、きっとゾーイちゃんの原体験となるはず。みなさんも身近なもので、楽しい学びを考えてみませんか?
[via FASTCOMPANY ]
(text:大久保咲希)