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自慢の景色を、地元の人が見つめ直すきっかけづくり!ケープタウンのソーシャル写真プロジェクト「Table Mountain Frames」 [Designing South Africa]

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Designing South Africa」は、南アフリカを”デザイン”という切り口でのぞいてみる、ライターインターンの大久保咲希のマイ企画です。ネガティブなイメージを持ちがちなアフリカのことが、少しちがって見えてくると嬉しいです。今回は第2弾!

みなさんの地元には、どんな自慢の景色がありますか?

南アフリカ・ケープタウンでは、観光名所となっているテーブルマウンテンの美しさを見直し、もっと地元の人にも愛着を持ってもらおうとする活動が始まっています。それが今回ご紹介する「Table Mountain Frames」です。
 
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テーブルマウンテン Some rights reserved by Anton Raath

平らな頂上が特徴的なテーブルマウンテンは、2011年の「the New7Wonders of Nature」のひとつにも選ばれた絶景。the New7Wonders of Natureとは、未来に残すべき遺産を市民の投票で決めるもので、他に南米のアマゾンやイグアスの滝が名を連ねています。

Table Mountain Framesは、その選出を記念してはじまった「World Design Capital 2014」のプロジェクトのひとつです。
 
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photo by City Sightseeing South Africa

プロジェクトの内容は、WDCのコンセプトカラーである黄色が鮮やかな、縦2.8m、横4mもある巨大フレームを街の中に設置する、というもの。

地元の人しか行かないようなマイナーなビューポイントも含めて、テーブルマウンテンのさまざまな表情をみることができる7箇所が選ばれました。通りがかりでフレームを見つけた人たちが撮った写真は、Facebookなどでたくさんシェアされています。

「テーブルマウンテンは『観光客のための山』だけではなく、『ケープタウンの街中から見ることができる、みんなのための山』でもあるんだ」というのは、このフレームをデザインしたPorky Heferさん(以下、ポーキーさん)。

身近すぎてついつい見過ごしてしまう風景を、地元の人たちに「じぶんごと」として感じてもらうためでもあったのです。
 
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ポーキーさん

ポーキーさんは、さらに続けます。

絵に描いたように美しい自然の素晴らしさは、現代の環境の中でもっと強調されていいものだと思います。テーブルマウンテンの最高の姿を写真に収め、簡単にシェアすことでいろんな人の目に触れてもらえると嬉しいですね。

自分とは違う視点を集めることで、街を見直すきっかけになる。そうやって自慢の風景がさらに地元の人から愛され、いつまでも保たれていくのかもしれません。みなさんが住む街の自慢の景色を、ぜひ教えてください!
 

[via SABCnews/Table Mountain Aerial Cableway/World Design Capital 2014]

(text:大久保咲希)