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“量り売りでゴミゼロ”は世界のスタンダードに?ドイツ発、”包装しないこと”が売りのスーパーマーケット「Original Unpacked」

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一昔前は当たり前だった”量り売り”、最近はあまり見なくなりました。スーパーに行けば、肉でも魚でも、ひとつのパッケージで買うのがあたりまえ。必要以上に買って、ゴミが増えてしまった…という経験がある方も少ないないのではないでしょうか。

先日グリーンズで紹介したごみを出さない「上勝百貨店」 が大反響だったのも、そのことに違和感を感じている人が、意外とたくさんいたからかもしれません。そして、その動きは世界でも広がっているようです。
 
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店内には目立つための包装デザインの商品が見当たらず、落ち着いて自然な色合いのように見えます。

今回ご紹介するドイツの「Original Unpacked (Original Unverpackt)」は、その名の通り、食品を包装しないことを売りにしているスーパーマーケットです。

この夏、ベルリンに一号店を開店の予定。現在、クラウドファンディングで開店に必要な資金を調達していますが、6月5日時点で目標の二倍以上の96,000ユーロ(1,300万円)が集まっています。
 
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野菜や果物はそのままに棚に置かれ、豆やパスタは大きなビンに入れてあります。飲み物もパックではなく、サーバーからマイボトルへ。多くの食材を少しずつ手に入れることで、料理のバリエーションがさらに広がりそうですね。

Original UnpackedのファウンダーであるMilena GlimbovskiとSara Wolfのふたりは、次のように言います。

過剰包装は迷惑なだけでなく、環境にも負担をかけてしまいます。ドイツだけで毎年1600万トンの包装がゴミになっています。買い物をふたたび美しいものにすること。それが、わたしたちの環境のためにもなるのです。

日本でも最近は、マイバッグを奨励してビニール袋を減らそうとするスーパーマーケットが増えています。でもマイバッグの中をのぞいてみれば、ビニール袋かトレイに分けられた食品ばかり…というのが現状です。すべてを一気に変えるのは難しいかもしれませんが、部分的に量り売りが増えることで、ゴミを減らすだけでなく、必要な量を見なおすきっかけになるかもしれません。

みなさんの周りの素敵な”量り売り”のお店があったら、ぜひ教えて下さい!

[via psfk,inhabitat]
(Text: 山根大地)