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国際デザインコンテスト「バックミンスター・フラー」2013年は、あのキノコ緩衝材が受賞!

Copyrights (c) Ecovative 2013 All Rights Reserved. Copyrights (c) Ecovative 2013 All Rights Reserved.

20世紀に活躍した思想家バックミンスター・フラー(Richard Buckminster Fuller)の志を受け継ぐ優秀なソーシャルプロジェクトを表彰する、国際デザインコンテスト「BUCKMINSTER FULLER CHALLENGE(バックミンスター・フラー・チャレンジ)」。greenz.jpでは、2009年から毎年、受賞プロジェクトについて採り上げてきましたが、このほど、2013年の受賞プロジェクトが発表されました。

2013年の“バックミンスター・フラー”に輝いたのは、緩衝材用キノコの研究開発に取り組む米ベンチャー企業「Ecovative」。大手パソコンメーカーDELL(デル)がサーバー製品の梱包材として試験的に導入したことでも話題になったプロジェクトです。

Ecovativeは、真菌の働きを利用し、プラスチックと同等の性能とコストでありながら、生物由来で生分解性のある“緩衝材”を栽培してきました。「BUCKMINSTER FULLER CHALLENGE」は、このような自然の原理を活用した循環型生産システムを、高く評価しています。

また、Ecovativeでは、カスタム仕様の緩衝材として事業化することにも成功。すでに、DELLのほか、スポーツ用品メーカーPUMA(プーマ)、家具や雑貨を取り扱う小売チェーン店Crate & Barrel(クレイト・アンド・バレル)などで実績があり、精密機器から大型家具まで、多種多様な物の緩衝材として、さらに幅広い利用が期待されています。

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Ecovativeは、緩衝材の研究開発を通じて得た経験やノウハウを応用し、断熱材をはじめとする建築資材自動車外装の開発にも取り組んでいます。近い将来、“キノコのおうち”や“キノコのクルマ”ができるのも、夢ではないかも?!