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きみは、何を叩いてオンガク? 楽器を奏でることだけじゃない。身の回りにある生活用品で音を紡ぐオーケストラを見つけました!

突然ですがこの男性、何をしていると思いますか?

実は一生懸命タイプライターを打っているんです。

え?
なぜかって?

なぜなら彼はタイプライター音楽家だから!

彼が属するBoston Typewriter Orchestra(BTO)は、2004年に発足した、タイプライターと歌声だけで曲をつくり出すグループ。メンバーの中には音楽経験がまったくなかった人も多くいます。

発足した理由はある一人のメンバーの「やってみたら面白いんじゃない?」という提案から。実際に演奏してみると思いのほか面白く、観客も楽しんで聞いてくれるからと、今まで16年間活動を続けてきたそうです。普段は劇場やプライベートなディナーパーティーなどで活動していますが、最近ではイギリス国内で演奏会を開催するほどの大人気ぶりなのだとか!

彼らの曲を聞いて驚いたのは、タイプライターから生まれるすべての音を使って音楽にしていること!

ボタンを押してタイプする音や、キャリッジと呼ばれる左右に動く部分の音だけでなく、タイプライターを机に置く音、紙を押さえるピンをつまんだときの音までも使っているんです。何も知らずに曲だけを聞いたら、まさかタイプライターだけでつくられた曲だとは、きっと思いません。

彼らのように、普段なにも意識にとめない生活音を拾い上げて音楽にしてしまう活動をしている人は他にもいます。


東京の街中にあふれる音を編集してつくったものや、


古くはLeroy Andersonが1950年に作曲した、その名も『the Typewriter』は有名。曲名は知らなくても、耳にしたことがある方は、きっと多いのでは?

音楽や動画やゲームを、いつでもどこでも気軽に楽しめるようになった今、私たちは街や自然がどんな音を奏でているかを気にする機会が減っているかもしれません。

しかし、実際に私がこの記事を書いている今も意識してみれば、いろいろな音に囲まれることに気づきます。

枯れ葉の、「寒くなってきたね〜。もう秋だよ〜」と教えてくれているような、風でこすれている音。
鍋の、「今が食べ頃だよ〜! 食べて食べて!」と教えてくれているような、ふつふつ沸騰している音。
昼間あまり食べなかったため、「お腹すいた〜!」と言っている私のお腹の音(笑)

こういった普段の何気ない音に意識を向けてみると、新しい視点で日々の暮らしを見つめることができて、豊かな気分になるかもしれませんよ。

少しずつ涼しくなってきて、季節が変わっていく今の時期。今しか聞けない特別な音を探してみませんか?

– NEXT ACTION –

イヤフォンを外して、一日過ごしてみませんか? ソーシャル・ディスタンスを保って街を散歩して、面白い音を見つけ出そう!

[via Boston Typewriter Orchestra, goodnewsnetwork]

(Text: 小澤萌子)

– INFORMATION –

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