\11/12オンライン開催/ネイバーフッドデザインを仕事にする 〜まちを楽しみ、助け合う、「暮らしのコミュニティ」をつくる〜

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動物園だけじゃない“普段着”の魅力。雄大な山麓で力強く生きる人々の営みを知る「ゲストハウスオーナーによる北海道・旭川ガイド」前編:旭川公園ゲストハウス

旅のスタイルはいろいろ。そのなかで今求められつつある情報は、ガイドブックに掲載されているような有名な観光地よりも、もっと自分のライフスタイルに合った、各地域の生活に根ざしたこまやかな情報かもしれません。

旭川市は、北海道のほぼ中央に位置する道内第二の都市です。まちの中心部に石狩川とその支流が流れ、肥沃な盆地が広がっています。夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きいことでも知られ、冷涼な気候が特徴です。

碁盤目状に整えられた平地の市街地から車で1時間ほど走れば、標高2,291mの旭岳を中心に広がる日本最大規模の大雪山国立公園へたどりつく、手付かずの大自然と、程よい都会暮らしの両方を身軽に味わえるまちです。

旭川市は人口約33万2000人の都市。大雪山を間近に望み、石狩川とその支流が肥沃な盆地を生み出しています

そんな旭川のまちを「暮らすように旅してみたい」「いつかどこかに移住するかも」そんな目線で旅をするとしたら? “普段着”の旭川を読者のみなさんに少しでも体感していただける企画が立ち上がりました。旅人とまちの生活をつないでいる2人のゲストハウスオーナーに前編・後編に分けて旭川をナビゲートしていただきます。

前編となる今回、旅先案内人を務めてくださるのは、旭川市郊外で「旭川公園ゲストハウス」を営むオーナー松本浩司さんです。一般的に広く知られている旭山動物園や旭川ラーメンではなく、移住者である松本さん自身の経験とこれまで出会った旅人の声をもとに、旭川で行ってほしい場所や会ってもらいたい人などを厳選して教えていただきました。

松本浩司(まつもと・こうじ)
旭川公園ゲストハウスのオーナー。1984年生まれ、兵庫県出身。新聞社勤務の後、家族と共に旭川市に移住。2019年、普段着の旭川が見える「旅人と住民が交差する公園のような場所」を目指して、旭川市郊外にタイニーハウス3棟の宿泊棟とカフェ兼リビングスペースのコモン棟から成る「旭川公園ゲストハウス」をオープン。

3棟のタイニーハウスと母屋から成る宿。
旭川市永山にある「旭川公園ゲストハウス」

まずは旅の出発地点へ。JR旭川駅から宗谷本線に乗って3駅目にある永山駅より15分ほど歩き、線路沿いの住宅街から少しだけ路地に入り、小さく連なる建物群が見えたら、「旭川公園ゲストハウス」に到着です。もともと地域住民の有志が私設の公園として整備した空き地を活用し、タイニーハウスを新たに建築して宿にしています。

3棟のタイニーハウスがそれぞれ客室に。隣の母屋に共有リビングやキッチンがあります

オーナーの松本さんは元地方新聞社の記者。鉄道好きで北海道への憧れが強く、「旭川は大きな都市なのに他の北海道地域よりも可能性を発揮しきれていない気がする。自分が楽しいことをする余地があるのでは?」と考えて旭川に移住先を定め、「地域のつなぎ役となっていろんな人が混じり合う場所のプレイヤーになりたい」との思いからゲストハウスの運営を行っています。

「旭川公園ゲストハウス」松本さんご夫妻。JR宗谷本線がすぐそばを通ります

体験を通じて自然の重要性を伝える
フリーランスの木こり「里山部」清水省吾さん

普段着の旭川を知る第一歩として、松本さんが最初に挙げたのは旭川市北部にある突哨山(とっしょうざん)。ゲストハウスから北へ約5km、車で10分程度のところにある、旭川とお隣の比布(ぴっぷ)町に跨がる標高239mの小さな丘のような山です。

ここはアイヌの伝説が残り、全国最大級のカタクリの群生地でもある、地元の人にとっては身近な自然として親しまれている場所。松本さんもときどき宿泊ゲストを突哨山へ連れて、さまざまなアクティビティを案内することがあるといいます。

そんな松本さんが旭川の魅力を語るうえで欠かせない人物として最初に紹介してくださったのが、清水省吾さん。清水さんは突哨山の森の一部を所有し、「里山部」との名称を掲げ、森林組合などに属さないフリーランス(個人事業主)の木こりとして地場の林業を育てる活動をしています。

突哨山の森を使って季節ごとに楽しい遊びを提供する清水省吾さん

清水さんは、木の価値を高め、次の世代に向けて木を育てるために、さまざまな人を巻き込んで山林をシェアしながら、自ら木を伐採して林産物の生産・加工・販売を行う自伐型林業を行っています。

また、多くの人々が毎日の暮らしのなかで自然について考える時間を増やせるようにと、森林ガイドとして、地域の子どもたちだけでなく観光に訪れた方たちにも体験アクティビティを開催。地域資源としての木の魅力と文化を広く発信し続けています。

森の中、ナイフで木を加工する清水さんに子どもたちも興味津々です

清水さんのこの思いに共感した松本さんは、自然のフィールドを活用し、四季折々のさまざまな「暮らしに密着した遊び」を多くの人々に体験してもらいたいと考えています。

松本さん 森の湧き水をすすって飲んでみたり、スノーシューを履いて散策したり、白樺の木の皮を使って焚き火をしてマシュマロを焼いたり・・・。まさに裏山的な過ごし方ができます。

清水さんは、材木運搬用のスノーモービルにお客さんを乗せて走るなど、彼の本業である木こりの仕事を間近で体感できる機会も提供しながら、自然のフィールドを全部遊びの道具に変えて楽しませてくれる人ですね。

木こりの業務でも使用するスノーモービルを使って雪道をかっとばす清水さん。迫力ありそう!

松本さんが移住してすぐの頃に清水さんに出会い、それ以来の仲なのだそう。「突哨山近くのレストランのトイレに貼ってあった里山部のチラシを見てピンと来て、すぐに連絡をしたのがはじまりなんです」と出会いのきっかけを話してくださいました。

さらに旭川公園ゲストハウスでは、里山部のアクティビティを「焚き火体験」や「スノーモービル体験」といった部分的な紹介にとどめないよう心掛けているそう。その日の天候やゲストのタイプを加味しつつ「木こりの清水さんと一緒に森を楽しむ体験しませんか?」とゲストに提案し、希望者がいれば清水さんのもとへお連れするスタンスを取っています。

松本さん 例えば木こりと一緒に木を切って、切った木を運ぶ。そのプロセスをそのまま体験してもらいたいんです。つくられたものじゃない体験をしてもらうのがいいと思っています。

里山部
住所 旭川市末広東2条12-4-3
営業時間 9:00~16:00 ※不定休、要事前連絡

北海道の開拓精神にあふれるものづくり。
陶芸家「ウラヤマクラシテル」工藤和彦さん

 
次に松本さんがおすすめしてくださったのは、「里山部」と同じ突哨山の麓に住まいながら窯場を持つ陶芸家、工藤和彦さんです。工藤さんは25年ほど前に北海道に移住し、10年前からなかば廃墟化した元温泉旅館をコツコツとセルフリノベーションして、2017年にギャラリー兼作業場へと再生させました。

敷地面積4000坪の「ウラヤマクラシテル」と名付けられたその場所では、自身の陶芸作品だけでなく、手仕事を営む全国各地の作家さんの品々を季節ごとに展示・販売しています。

ウラヤマクラシテル 工藤和彦さん 展示会期間中はご本人から説明をうかがえることも

工藤さんの陶芸作品は、北海道産の原材料にこだわってつくられています。旭川の北、上川郡剣淵町の粘土をベースとし、近隣の白樺を焼いて灰にしたものなどを釉薬(ゆうやく)として使用。北海道だからこそできる「日本のやきもの」をつくろうと挑戦を続けています。

黄粉引片口鉢は工藤さんの代表的な作品のひとつ

松本さん 工藤さんは、焼き物の材料となる粘土を自らスコップで掘って軽トラで運ぶところから作品づくりをされていて、僕らの生活のすぐそばにある北海道の“土”を“宝”に生まれ変わらせて表現しています。

ギャラリーとしての空間のクオリティや世界観、ひとつひとつの作品のデザインも素晴らしいですが、僕が最も尊敬しているのは工藤さんの志です。

他の地域と比較すると、明治期に開拓された北海道の焼き物の歴史はあまり長くありません。「だったら今から自分で生み出そう」と地域の暮らしや文化に根ざしたものづくりをしていらっしゃる開拓精神にあふれる姿が、旭川や北海道らしいなと感じています。

元温泉旅館を自らリノベーション。白を基調とした美しいギャラリー空間も必見です

工藤さんの美的センスが光る広大なギャラリーは、なんだか居るだけで癒されてしまうような空間です。作陶活動もあるためギャラリーのオープンは不定期ですが、手の込んだこだわりの作品たちは意外にも手の届くリーズナブルな価格のものが多いので、タイミングが合えばぜひ一度訪れてみてください。

ウラヤマクラシテル
住所 旭川市東山2857-58
営業時間 13:00〜16:30 (※)企画展開催時にオープン

細密な工夫を凝らし、自分らしさを追求。
木工作家「gallery KIMAMA」丹野ファミリー

旭川は、昔から北海道の豊富な森林資源をいかした家具のまちとしても知られています。木工芸や陶芸クラフトの製造も盛んで、大小あわせて100以上の工房やメーカーがあります。

続いてご紹介する「gallery KIMAMA(ギャラリー きまま)」は、旭川公園ゲストハウスから南東に車で10分ほどの東桜岡エリアにあるクラフトギャラリー。木工作家の丹野則雄さんを中心に家族で経営しています。

gallery KIMAMA 丹野則雄さん ギャラリー内工房で奥様とご一緒にリラックスした表情が印象的です

旭川を拠点に精密な仕組みや仕掛けのあるカードケースなどの木製品を40年近くつくり続けているクラフト&デザインタンノの丹野則雄さんを筆頭に、息子の丹野雅景さん、息子の妻・たんのゆりさん、それぞれの作品とゆかりのある作家さんの小物を展示・販売しています。

gallery KIMAMA店内は木のぬくもりを感じる空間。ここでワークショップを行うことも

「僕も愛用しているんですよ」と言って松本さんが見せてくださったのは丹野則雄さんのつくった名刺ケース。シンプルな中にもあたたかみのあるデザイン。開閉部分などに巧妙な細工も施されていてとても素敵です。丹野則雄さんのデザインは、からくり細工のような動きのある細密なクラフト技術を駆使した作品が多く、海外からも高く評価されています。

留め具や蝶番(ちょうつがい)まですべて木でつくられた丹野則雄さんの名刺ケース

松本さんがここを推薦する理由は、品物のデザインやクオリティだけではなく、彼らの暮らしぶりにもありました。北海道ならではの生活のなかで木とどう親しみ、楽しむか? をテーマに、自分のオリジナリティを楽しみながら追求しているところに惹かれるのだそう。

松本さん すごい人なんですけど、とてもフランクな人柄で、近所のおじちゃんに会いに行くような感覚でいつも和ませていただいています。則雄さんと話すだけで、本当に包まれたような感じになります。みなさんにもぜひ丹野さんに会いに行ってほしいですね。お連れしたゲストがお店に行ったその後もやりとりを続けている、という素敵なエピソードもあります。

gallery KIMAMA
住所 旭川市東旭川町東桜岡166-9 
営業時間 11:00〜17:00 ※夏季(5〜9月)のみオープン、定休日:月〜木曜

四季折々の表情が楽しめる私営の庭園。
「上野ファーム」上野砂由紀さんと射的山

北海道には気候の特性や土地の広さを利用して、個人が運営して大きくなったガーデンファーム(私営の庭園)が点在しています。北は大雪山〜富良野、南は十勝までの全長約250kmを結び、「北海道ガーデン街道」と称して各ファームが共同で情報発信を行っているため、最近ではガーデンめぐりを目的に北海道にやってくる愛好家も増えています。

注目を集めつつある道内のガーデンのなかでも特筆したいのが「上野ファーム」。旭川公園ゲストハウスから車で約10分、南東に5kmほどのところにあり、イギリスの庭園を参考に北海道の気候に合った四季折々の宿根草を中心に庭づくりをしている歴史あるガーデンです。

季節ごとに異なる植物を楽しめる上野ファーム。格安の年間パスポートで何度も訪れたい場所です

広大な敷地を彩る花の小道は工夫が凝らされ、手入れも行き届いており、なんともロマンチック。ガーデナーはもとより花や庭園に興味がない人でも思わず見惚れてしまう光景が広がっています。

もともとお米農家の直売所を彩る存在として一本の石畳の小道をつくり花を植えたことが、このファームのはじまりだそう。2000年頃よりガーデンとして本格的に整備し、現在はご両親とともに娘の上野砂由紀さんがヘッドガーデナーとして管理しています。上野さんは道内各所にある有名なファームのデザインも担当し、北海道ガーデン街道の活動におけるリーダー的存在としても活躍されています。

その上野ファーム内から続く丘のような小さな山が、射的山(しゃてきやま)です。山頂からは360度、旭川郊外の景色をぐるりと俯瞰できます。山の名前は、北海道の開拓時代に屯田兵がこの場所で射的の訓練を行ったところから来ているのだそう。松本さんは、上野ファームやこの山から眺める景色が大好きだと話します。

射的山頂上からは360度の眺望を楽しむことができます

松本さん 頂上まで行くと旭川を含む上川地域のジオラマ的な景色が広がっていて、大雪山をはじめ周囲にいろんな山があり、中央に広がる平地に田んぼや家、納屋が点在しているのが見えます。豊かな自然と人の営みがそこにある。この景色を見ると、ナチュラルでほっとする心地よさを感じ、ここで人が生きていて、自分もここで生きているんだなと思えるんです。

射的山頂までの小道。頂上まではほんの5分ほど歩けば到着できます

頂上までの小道もきれいに整備され、頂上には「縁結び地蔵」や7色のカラフルな椅子もあります。写真映えやパワースポットを求める世相にもきちんと応える設備があるところに、若くして代表を務める女性経営者ならではのセンスを感じます。

上野ファーム
住所 旭川市永山町16-186
営業時間 10:00〜17:00 (※)4月中旬~10月中旬、期間中無休

お米の新しい在り方を発明する
老舗の米屋「上森米穀店」鳥越弘嗣さん

北海道といえば牧場や牛、乳製品が有名で、見渡せばジャガイモやトウモロコシの畑が広がっていて・・・。そんなイメージを持っている方も多いのではないかと思います。でも実は今、旭川近郊の農業で盛んなのは「お米」なんです。

「品種と技術の改良や、気候変動で温暖化が進んだのもあって、今の北海道は米どころなんですよ」と話す松本さん。大雪山からの豊かな伏流水と盆地特有の昼夜の寒暖差という恵まれた環境や気候条件、生産者の技術と努力が一体となり、おいしいお米が育ち、「ゆめぴりか」や「ななつぼし」などのブランド米が次々と生まれています。

どことなく牧歌的な旭川市近郊の農村風景。ポプラの木や家の形が本州とは違いますね

なかでも、松本さんがおすすめするのは「上森米穀店」。約70年前から続く旭川市内のお米屋さんです。

北海道の精白米や無農薬玄米、雑穀などの販売はもとより、各種ブレンドも行っています。また、古代米の一種で北海道で生まれたもち種の黒米「きたのむらさき」の生産と流通にも積極的に取り組んでいます。実店舗はJR旭川駅から車で5分程度の場所にあり、全国発送可能なオンラインショップも。

旭川市内中心部にある上森米穀店店舗

上森米穀店の店主である鳥越弘嗣さんは、名門ホテルの食材バイヤーとして長年勤めていたそう。松本さんは鳥越さんについて、こう話します。

松本さん これまでの仕事で築き上げた北海道内の生産者との強いネットワークをいかして米の価値を上げ、楽しみ方を広げることに取り組まれています。例えば黒米をベースにお茶やパスタをつくったりだとか。試行錯誤しながら新しいものをどんどんプロデュースしておられる方です。

上森米穀店の店主鳥越弘嗣さん 店内でお好みのブレンド米をつくるサービスなどもあります

松本さんは、鳥越さんと共にお米に関するイベントなども行っています。稲刈り時期には、宿のゲストと一緒に契約農家さんの田んぼに行き、みんなで稲を刈り取ってそのお米で出来たお茶を飲んだり、オリジナル米袋をつくってみたり。みんなではさ懸けして乾燥させたお米をゲストの家へ発送したこともあるのだとか。

旭川公園ゲストハウスの和朝食で使用しているお米も、鳥越さんがセレクトした複数の北海道米をブレンドしたオリジナルのものを使用しています。

旭川公園ゲストハウスの和朝食。お米以外にも卵、おひつ、食材なども近隣からのお取り寄せ。器はウラヤマクラシテル・工藤さんの作品

上森米穀店
住所 旭川市1条通21-1974−132
営業時間 9:30~18:00 ※定休日:日曜・祝日

人の暮らしと自然の営み。
その密接な“いかしあい”が旭川の魅力

豊富な山林資源から家具が生まれ、美味しいお米ができる、自然と生活が寄り添う旭川の暮らし

松本さんが感じる旭川の魅力は「人の暮らしと自然の営みが近い」ところ。

松本さん 例えば、大雪山の麓からの伏流水を使った銘酒「男山」。酒造現場に行くと、近くに山々が見え、「あの山からこの水が来ているんだ」と感じやすいです。また、家具や木製品の原材料は、この森の恵みを使っていると日々視覚的に実感できます。

開拓精神のもと、地域資源をいかそうと自らのスキルを最大限発揮しつつ、自分自身が楽しむことも忘れない。そうやって地域を盛り上げていく人が身近にいるのも魅力だと感じています。そういう人は、突き抜けていて気持ちがいいですね。

そんな旭川のなかでも宿がある永山は、松本さんいわく「人の匂いと土の匂いがごちゃまぜになっている場所」。ここでは畑の野菜をよくいただくことが魅力とも。野菜をおすそ分けしあえる関係性において、モノだけでなく「思い」も交換しあえている。この地に来てから、いろんな人に囲まれ、楽しく生きているという心の豊かさを実感することが増えたといいます。

「旭川市郊外での暮らしはまわりの人にも恵まれ、生活はとても豊か」と話す松本さん

松本さんは、人とモノとの出会いを通じて、旅先の日常を自分の中に取り入れて、旅をした人が日常に戻ったときにもずっと思い出が生き続けるような、余韻が残るような体験を提供したいと考えています。

「できる限り自分で直接ご案内しています」という松本さん。開業から1年経った今、手応えも感じているというゲストハウスオーナーという仕事は天職のようなものかもしれません。

普段着の旭川はいかがでしたか?登場するスポットを巡れば、まるで暮らしの一部に溶け込むような滞在ができそうです。できれば何度も通って季節ごとの変化を知って、友人が出来たりしたら最高ですね。

9/30公開の後編は、旭川市のまちなかにあるゲストハウス「アサヒカワライド」のオーナーによる北海道・旭川ガイドです。そちらも魅力的な人と場所をご紹介しています。ぜひご覧ください。

※文中で紹介している施設の情報は取材時(2020年8月)のものです。お出かけの際は、各リンク先のサイトにて最新情報をご自身でご確認ください。

(photo by 株式会社monogram.)

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– INFORMATION –

旭川市では地域おこし協力隊を募集しています。協力隊は、就業でも起業でもない働き方。これまで培ってきた経験・実績、これから叶えたい夢や目標を手に、あなたらしいライフスタイルの実現を目指しませんか。

旭川の暮らしをもっと知りたくなった方はこちらでもご紹介しています。ゲストハウスオーナーとの交流企画、旅するように暮らす特別滞在プランなども随時ご案内しているのでぜひご覧ください。