人とコミュニケーションを取る方法って何があるでしょう?
Instagram・Twitter・FacebookなどのSNSでつながること、電話、直接会話をすること、絵や文字で想いを伝えること、などいろいろ思い浮かびますよね。最近では新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の中、コミュニケーションがオンラインなどテクノロジーを経由したものになりがちで、人と人のリアルな温度感を楽しむ機会が少ないことに辛さを感じた方もいたかもしれません。
どんどんオンライン化していても、人とコミュニケーションを取ることはやめられませんし、これからさらにその価値は大きくなります。そこで今回は、文字で想いを伝える、さらには”手紙”に注目してgreenz.jpの過去記事をプレイリストとしてつくりました!
オンラインとは正反対の手紙ですが、それゆえの良さがあります。”手紙が持つ力”とは何なのだろう? そんな再発見の機会になればと思います。それでは、どうぞ〜!
あなたの住むまちに贈るラブレター! トロント発、住んでいるまちがもっと好きになる「Love Lettering Project」 by 松沢美月さん
手紙は人にだけ書くものじゃないんですね!
その名も「Love Lettering Project」。2004年からはじまったトロント発のこのプロジェクトは、「ラブレターを通して、誰かに愛を届けよう」がコンセプトのコミュニティアート活動です。
このプロジェクトへの参加に必要なのは、紙とペン、便箋。そしてもう一つ、あなたの“地域に対する想い”。このプロジェクトで書くラブレターの宛先は人ではなく、”あなたの住むまち”なのです。
手紙の内容は、地域にあるお気に入りのお店や場所、大切な人…、あなたにとっての”まちの魅力”についてであればなんでもよし。あなたの心の中にある、まちへの”Love”を綴りましょう。(⇒続きは、こちら)
あなたの住むまちの魅力は何ですか? 住民のリアルな声が手書きのポストカードで届く「The Neighborhood Postcard Project」 by スズキコウタさん
話したこともない人から想いのこもった手紙が届く!?
ハンターさんが立ち上げた「The Neighborhood Postcard Project」は、まちに住む人種も収入も文化も違う人々から、「なぜそのまちが好きなのか?」という声を吸い上げて、まちのイメージを向上させようというプロジェクトです。
重要なのは、知り合いにおくるのではなく、地域外に住む見知らぬ相手にランダムに送りつけること。見知らぬ相手に送ることで、まちの魅力を発信するだけでなく、新しいつながりを生み出すこともできます。(⇒続きは、こちら)
あなたの「ありのままの日常」こそが、離れて暮らす家族や大切な人と、あたたかいつながりを生み出す?送れるカレンダー「日々、」 by 小山耕平さん
最近、離れて暮らす家族や大切な人と連絡をとっていますか?
特別なことをしなくても、「毎日元気に生きているよ」と、飾らない日々の息遣いを伝える事だけで、遠く離れた大切な人との繋がりを感じる事ができる。送れるカレンダー「日々、」は、ありふれた日々を共有することの尊さを教えてくれる、送る人も受け取る人も心あたたまるプロダクトです。
「日々、」を贈る人が増えるということは、「自分の生きた日々をゆっくり振り返りながら、大切な人を想う」時間が増えるということ。
「日々、」を受け取る人が増えるということは、「大切な人の日々が想像され、遠くにいても繋がりを感じる」時間が増えるということ。(⇒続きは、こちら)
世界に体温を取り戻す革命は、1冊のスケッチブックから始まった。Googleを辞めた青年が「人の美しさを照らす、時をかける本」を生み出すまで by 山中康司さん
このスケッチブックは今日もどこかで旅をしています。
「どうしたら自分のいのちが満たされる生き方ができるんだろう」。いくつもの葛藤の末にたどり着いたのは、「大切なひとの “ありのままの美しさ” を祝福する」という、とてもシンプルな答えでした。
そんな彼が2019年12月に始めたのが、「人の美しいところ」が書かれた本が世界を旅する『# The Beauty I see in You(邦題:あなたの美しいところ)』というプロジェクト。
自分の大切な人の 「美しいところ」 をページに書き込み、本人に手渡す。今度はその人が自分にとって大切な人の 「美しいところ」を書き、手渡していく…。そんな、何年もかけて手から手へと渡っていく聖火のような本を100冊つくろうと、今回、クラウドファンディングをスタートしました。(⇒続きは、こちら)
匿名のアーティストから届いた、街へのプレゼント! たった一晩で建てられた、ロサンゼルスへ祈りを捧げる秘密の茶室「Griffith Park Teahouse」 by 福井尚子さん
匿名のアーティストグループによって、たった一晩で建設された小さな茶室。何が始まるのでしょうか?
「日の出の時刻に公園に来てください。一緒にお茶を飲み、街へ祈りを捧げませんか」。
突然、ロサンゼルスに住む人々に届いた、このミステリアスな招待状。とはいえ、その招待状に書かれていた詳細は、ハリウッドにあるグリフィス・パークの天文台の駐車場へ集合すること、そこから先はライトに従って進むこと、それだけ。(⇒続きは、こちら)
私は、現在入院していてしばらく面会できていない祖父に向けて、手紙を書きました。
こんな風に、直接会いたくても会えない人にも想いを伝えられます。それが手紙です。
みなさんも大事な人やもの、場所に向けて手紙を書いてみませんか?
– NEXT ACTION –
(Text / Curator: 小澤萌子)
(Top Photo by Freddy Castro on Unsplash)
– INFORMATION –
初めて学ぶ方におすすめ!「作文の教室」1DAY編を10/30開催します!
創刊2006年のウェブマガジン「greenz.jp」が大切にしてきたノウハウをもとに、作文力=執筆力+編集観察力を伝授する入門編クラス「作文の教室」(1DAY編)。クラスを監修するのはgreenz.jp編集部で、唯一全記事の校正に関わる副編集長・スズキコウタ。今回はgreenz.jpライターとして活動してきた水野淳美が、スズキコウタと共同で講師をつとめます!
10/30(土)13:00〜18:00
一般 ¥8,000
greenz people割(既に入会済みの方はこちら) ¥7,000
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