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「ポジティブな過疎地づくり」は、あなたの幸福からはじめよう。陸前高田市で移住者に寄り添う「高田暮舎」の仕事 #求人あり

グリーンズ求人での募集期間は終了しました。募集状況は高田暮舎にお問い合わせください。

「過疎」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

都市部への人口流出などによって問題視されている地域の過疎化。2014年に日本創成会議が、人口流出や少子化によって存続できなくなるおそれがある「消滅可能性都市」が全国の市区町村1,799のうち896にものぼると指摘し、大きな話題となりました。地方移住や二拠点居住など、地方での暮らしに対して関心が高まっている現在でも過疎化の進む地域は多く、「過疎」についてネガティブなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

一方で、「過疎は悪いことだけではないのでは?」と一石を投じる人たちがいます。それが、岩手県陸前高田市にあるNPO法人「高田暮舎(たかたくらししゃ)」のみなさん。過疎化を受け入れた上で、「人口が少なくなることでプラスになる面を伸ばしていこう」と「ポジティブな過疎地」への転換を目指しています。

一体どうやって、「ポジティブな過疎地」への転換をはかろうとしているのか。それは実は派手な取り組みによってではなく、「移住者に丁寧に寄り添う」という、地道な取り組みによってでした。

今回のグリーンズ求人で紹介するのは、高田暮舎で働く地域おこし協力隊の募集。人と丁寧にコミュニケーションを取りながら、地域で幸せな暮らしを増やしていく仕事です。

過疎地ならではのアドバンテージがある

陸前高田市出身の岡本翔馬さん。東京の建築業界で勤務していたが東日本大震災を機に退社してUターンし、「若手によるまちづくり」をテーマに幅広く活動している。

東日本大震災による津波で大きな被害を受けた陸前高田市。中心市街地からまちの様子を見渡すと、重機が行き交い、いたるところで建設工事が行われている風景が見られ、震災からの復興に励むまちの雰囲気が感じられます。

陸前高田市では震災以降、そうした建設工事やNPOの活動が盛んに行われてきたことをきっかけに、県外から陸前高田市に通う人や移住者が増えました。2014年には転入者数が転出者数を上回り、人口が社会増加したほどです。

しかし、高田暮舎の理事長である岡本翔馬さんはその状況に危機感を抱き、移住定住促進に関わる活動を始めようと決意しました。

岡本さん 今の状況は震災というある種のブームのようなものであって、復興に向けた活動が落ち着いてくると、いずれまた移住者が減ってくるだろうなと思っています。行政は地域住民の方々の生活再建を第一優先として行っているので、移住定住促進のような少し先の未来に対する活動にはなかなか手をつけられません。それならば自分たちで始めるしかないと思い、まずはメンバーを集めることから始めました。移住者・定住者に対するフォローをしていくことが重要という課題を共有できそうな方たちに「一緒に法人を設立しないか」とお声がけしていったんです。

たとえば住宅建設やリフォーム、不動産事業を行う長谷川建設の代表取締役でありながら、宿泊・滞在施設箱根山テラスを運営する長谷川順一さん。陸前高田市広田町を拠点に、まちづくりや学生の移住留学プログラムの企画・運営を行っているNPO法人SET理事長の三井俊介さん。企業研修や教育旅行、民泊などに取り組む一般社団法人マルゴト陸前高田の理事である越戸浩貴さんなど、岡本さん含め6人のメンバーが集まり、2017年7月に高田暮舎を設立しました。

陸前高田市でそれぞれ活動する高田暮舎のメンバー。

法人の設立に当たって「そもそもなぜ陸前高田市で移住定住促進に取り組む必要があるのか」を話し合い、メンバーで共通して出てきた意見は「移住定住が結果として、まちの持続性につながらなければいけない」という、現状に対する課題意識でした。そこで生まれたのが「ポジティブな過疎地」という言葉。

岡本さん 移住者を増やして、人口減少をカバーしようと思うと、相当な数の移住者を継続的に受け入れないと、今の人口が維持できない。それは現実的ではないので、過疎化していくことは受け入れた上で、このまちがどういうまちになったらいいかを考えようということで生まれたのが、「ポジティブな過疎地」という言葉です。

人口が減ることでプラスになる面を最大限引き伸ばすことができたら、このまちに住んでいる人たちがハッピーでいられる。人口が少ないからいいまちではないのかというと、絶対そんなことはないと僕らは思っているんです。

実際に、「人口が減っていくなかで生まれるプラスの面」として岡本さんが挙げるのは「一人ひとりのまちにおける役割が増えること」と、「地域の人たちに応援されやすい環境があること」のふたつ。つまり人口が少ないからこそ、陸前高田市に住む人それぞれが活躍できることを「過疎地域のアドバンテージ」だと話します。

岡本さん 地域住民がまちに対して役立っている感覚は、人口が少ないほど得ることができます。陸前高田市の現在の人口は約19,000人。すると全人口に対して個人の割合は19,000分の1になるので、一人あたりの担っている役割が都市部に比べると大きくなるんです。それに、このまちでは若い人が頑張っていると、とても目立つんですよ。すぐ目立つから、地域の人達が、行動を起こしている人のことをわかって、応援しようという気持ちになりやすいんです。

こうして高田暮舎は設立し、行政からの事業委託として移住定住に取り組みはじめました。

移住前から移住後までを伴走する高田暮舎

過疎地であるからこそ、一人ひとりが活躍できる可能性がある。しかしそれを可能性のままで終わらせず、実際に移住者が地域で居場所を見つけて活躍できるようになるためには、地域側のサポートが欠かせません。

高田暮舎が担っているのは、まさにそんなサポートをする役割。行政の委託を受け、移住定住推進の施策に取り組んでいます。具体的に取り組んでいる事業は、①空き家バンク、②移住後のフォロー、③移住者のワンストップ窓口、④ポータルサイト「高田暮らし」の運用の4つです。

岡本さん 陸前高田市では津波で家が流されてしまった世帯が他の被災地域に比べて圧倒的に多く、新しいアパートが建設されても、地域住民の方や、復興工事に入っている建設業者の方たちですぐに部屋が埋まってしまいます。

一方で、空き家の持ち主も相談先がないこともあって、なかなか物件を人に貸そうとするまでにいたらない。なので、移住者が住居に関する情報を得にくい状況になっています。

そこで高田暮舎では、地域住民向けの空き家に関する相談窓口を設置し、依頼のあった空き家の状態の確認や、空き家バンクへ登録する手続きの方法の案内などを実施しています。さらに地域外への情報発信として、ポータルサイト「高田暮らし」に物件を紹介する記事を掲載。大家さんのおすすめポイントやご近所の雰囲気など、その家での暮らしぶりが想像できるような記事を配信しています。

ポータルサイト「高田暮らし」に掲載している空き家情報。

家を借りて移住した後も、フォローが続きます。

岡本さん 移住した後、定住するかどうかの大きな要素として、地域のコミュニティに馴染むことができるかが重要だと思っています。そこで企画しているのが「高田暮らしカフェ」です。

高田暮らしカフェが開催されるのは月に一度。地元のおじいちゃんおばあちゃんが”お茶っこ”をするように、参加者同士が陸前高田市での暮らしや仕事について、気軽に話し合えるような場を開いています。

高田暮らしカフェの様子

また、ワンストップ窓口とは、移住を検討している段階から、移住した後までの相談をひとつの窓口で行うことができるサービス。高田暮舎では、住居や仕事など移住に関わるすべての相談に対応しています。

岡本さん 相談される方によって、移住するまでのルートは千差万別です。「仕事はすでに決まっているから家を探したい」という人もいれば、「仕事も家も決まっていないけど、とにかく陸前高田市に住みたい」という人もいる。特に多いのは「漠然と陸前高田市に惹かれているから、何か情報がほしい」という問い合わせです。そういった様々な問い合わせに対して、一件ずつコンシェルジュ的に対応しています。

さらにポータルサイト「高田暮らし」では、「あなたに提案したい暮らし」をテーマに、移住者の暮らしを紹介する記事や求人記事、空き家の情報などを掲載。

岡本さん 家や仕事、ご近所づきあいのような地域コミュニティでの交流まで、すべてがこのまちでの暮らしとして必要なこと。どこか一部分だけを切り取るのではなくて、陸前高田市での暮らしを過不足なく伝えています。

それぞれの事業を通して、岡本さんが実現しようとしているのは、ただ単に移住・定住者を増やすことではありません。高田暮舎と地域の人たちとの関わりを通じて、まちの雰囲気を「開拓すること」を目指しています。

岡本さん 「高田暮舎が企画しているから関わりたい」と地域の人たちが思えるような雰囲気をつくることが重要です。例えば、空き家バンク事業について、僕らが直接地域の人に呼びかけて空き家を探すよりも、地域のおじいちゃんおばあちゃんたちのコミュニティに口伝てに伝わっていく方が、情報は広がっていくのかもしれない。それも小さなまちだからこそできる方法だと思っているので、そうして地域の方を巻き込みながら活動することで、徐々にまちとして移住者を受け入れやすい空気が醸成されていくといいなと思います。

移住者とまちとの関わり方をデザインする仕事

今回、高田暮舎では、空き家バンク担当クリエイター・広報担当コミュニティ形成・コンシェルジュ担当という3つのポジションを地域おこし協力隊として募集しています。

高田暮舎での地域おこし協力隊の仕事についてもう少し詳しく知るために、実際に協力隊として高田暮舎の事業に取り組んでいる山﨑風雅さん三橋英里奈さんに話を聞きました。高田暮舎では地域おこし協力隊であるふたりが活動しながら、設立メンバーである6人の方々がそれぞれの専門分野に沿った活動のサポートを行っています。

地域おこし協力隊として活動に取り組む山﨑風雅さん(左)と三橋英里奈さん(右)。

山﨑さんと三橋さんが陸前高田市と関わりを持つようになったのは、大学在学中にSET(※)に加入していたことがきっかけでした。
(※)陸前高田市を拠点にまちづくりや学生の移住留学プログラムの企画・運営を行っているNPO法人。

山﨑さんはSETの活動として、神奈川県から月に1度、陸前高田市に通う生活を2年間続けていました。そこで地域の人とふれあいながら陸前高田市での暮らしを体感したことで、移住を考えるようになったと言います。

山﨑さん 陸前高田市では漁業や農業をしている方が多く、自分たちで収穫した食材を食べたり、地域に還元して、循環させていくような暮らし方が当たり前に行われています。日々消費活動しかできていないなと違和感を抱いていた私はその暮らしに強く惹かれて、陸前高田市での暮らしにもっと入り込みたいなと思うようになりました。

一方の三橋さんが陸前高田市に移住することを考え始めたのは、大学4年生に進級する春。山﨑さんと同じようにSETの活動として、自宅のある東京から陸前高田市に通う生活をしながら自分の将来について考え、休学を決めた後のことです。

三橋さん 自分の将来を考えた時に、自分は何がやりたいのか、何を一番大事にしていたいのかがわからない状態のまま就職するのはすごくもったいないなと思ったんです。そこで自分のことを考える時間をつくるために、休学を決めました。それから何をしようかなと考えた時に、東京で過ごしているイメージはなくて、ぱっと思い浮かんだのがSETで活動していた陸前高田市で過ごすことでした。

ふたりとも陸前高田市で過ごすことが決まってから始めたのは、陸前高田市での仕事探し。どんなことをして暮らしていこうかと考えた矢先に見つけたのが、高田暮舎での活動でした。

山﨑さん 募集職種の中にあった広報の仕事に惹かれたんです。それまで自分がSETの活動などで文章を書く場面があったときに、書いた文章に対して「すごくいいね」と言ってもらえる機会が多かったなということを思い出して、自分が文章の世界でどれだけできるのか挑戦してみたいなと思ったのが理由のひとつです。

もうひとつは、陸前高田市で漁師さんと関わるなかで、せっかく魅力がたくさんあるのにそれを発信する力があまり強くないなということに気づいたこと。そういった陸前高田市の見えていない魅力を文章の力でもっと引き出せたらいいなという気持ちがあって、応募しました。

お世話になっている漁師さんの船に乗せてもらい、牡蠣の養殖筏へ。週末は作業の手伝いをさせてもらっているそう。

三橋さん 私は人のために生きる自分でありたいというか、常に人に貢献していたいという気持ちがあって。大学に入ってからアルバイトで介護の仕事をしていたのですが、自分はそこで「人に寄り添う」ことが好きだということに気づいて、陸前高田市でも人に寄り添う仕事に関わりたいなと思っていました。そこで探して見つけたのが高田暮舎で空き家バンクに関わる仕事です。

地元の方からのお誘いで7月に参加した「チャオチャオ陸前高田道中おどり」。季節ごとの行事がある度に地元の方との交流を楽しんで暮らしている。

陸前高田市で、自らが活躍できる役割を見出したふたりは、2018年4月に地域おこし協力隊に着任し、高田暮舎での活動をスタート。山﨑さんは広報と移住相談窓口を、三橋さんは空き家バンクと移住後のフォローを担当しています。

山﨑さん 広報担当だからといって、ただ情報をたくさん発信していればいいわけではありません。今やっていることが地域を豊かにすることにつながるかとか、少し先のことを見据えながら、目の前のことを一つひとつ丁寧に積み重ねる仕事の仕方が求めらているなと感じます。

三橋さん やりがいと関わってくれている人への感謝をすごく感じながら仕事をしています。空き家は貸す側も借りる側も一人ひとり状況が違うので、ちゃんと人に寄り添うということが大事。この人とはどんな接し方をしたら安心感を与えられるかということを意識して、日々仕事をしています。

ふたりは活動を通して、どんな陸前高田市の未来像を描いているのでしょう。

三橋さん 私は「ポジティブな過疎地」というのは、ここで暮らしていて楽しいなと思えるような人がたくさんいるまちだと捉えています。私自身もここの暮らしが本当に楽しいなって感じるんです。そして、このまちを好きな人同士が関わりを持って、幸せが地域中に広がっていったらいいですね。

山﨑さん 私も思っていることはほとんど同じです。このまちに住んでいる人が生き生き過ごせているか、自分らしさを感じられているか、幸せを感じているか。そうしたことを大切にできるまちでありつづけたいなと思います。

インタビュー中、山﨑さんも三橋さんも笑顔で頷きながらお互いの話を聞いていました。その雰囲気から、ふたりの関係性のよさが伺えます。岡本さんも「本当にこの二人は仲がいいんですよ」と笑いながら、ふたりに続けて話します。

岡本さん ふたりのような、生き生きと暮らす人たちがまちに増えていったらいいなと思うんです。まずは自分がそのまちにいて幸せじゃなかったら、他の人をまちに呼ぶことなんてできないと思います。

自分が魅力に感じていることを伝えながら、移住しようと考えている人が望む、陸前高田市との関わり方をデザインしてあげるのが、高田暮舎のメンバーの仕事です。でも、移住する前からそんな役割を担ってほしいっていうのは重いですからね。今回この仕事に興味を持っていただけた方は、まず気軽に一度遊びに来てもらったり、住み始めた後からでも、この地域でどんなことができそうかを考えてみてほしいです。

陸前高田市での暮らしの楽しさって?

山﨑さんと三橋さんが揃って感じているという、陸前高田市の楽しさ。具体的にどんな暮らしや働き方がこのまちにあるのでしょう。もっと踏み込んでお話をお聞きするために、NPO法人LAMP代表理事の松本玄太さんにも加わっていただいて、座談会を開きました。

LAMPは陸前高田市米崎町の名産品「米崎りんご」の生産や販売、担い手の創出を目指して活動している団体。「米崎りんごに関わる仕事と人を増やし、米崎りんごを後世につなぐ」をビジョンとして活動しています。

LAMP代表理事の松本玄太さん。LAMPも高田暮舎と同時期に地域おこし協力隊として活動する運営メンバーを募集しています。

「陸前高田市での暮らしについて教えてください」という問いに、みなさんから挙げられたのは、近所からおすそ分けをいただく文化があることや、海や畑から採れる旬な食材が豊富であること、移住者や地元の人が分け隔てなく交流を持っていることなど。

なかでも最も話題になったのは、「陸前高田市で暮らしている人は、複数の活動に携わっていること」です。

岡本さん 僕自身も認定NPO法人桜ライン311NPO法人wizなど、複数の法人に所属しています。陸前高田市で暮らしている人たちの中には、職場と家の往復ばかりだという生活をしている人は少ないんじゃないかな。複数の仕事を持っていたり、仕事以外の活動を行っていたり、きっと所属するコミュニティごとに役割を持っているんでしょうね。

三橋さん 私も地元の産直でワークショップの講師を務めたり、地域のお祭りの準備作業を手伝ったりしてきました。仕事以外のことでも、地域の人と関わりながら、様々な活動に携わることが当たり前の生活になっています。家でゆっくり過ごす時間は少なくて、ほとんど誰かと一緒に何かをしていることが多いですね。

市内で暮らす多くの人が、所属するコミュニティごとに役割を持って、仕事以外の様々な活動に参加する。ポジティブな過疎地の具体例として挙げられた「一人ひとりのまちにおける役割が増えること」は、陸前高田市ですでに生まれているようです。これから仲間になる方も、高田暮舎だけではなくその他の活動にも取り組むことができるはず。

そうして積極的に活動する人たちに協力的な雰囲気が、陸前高田市にはあります。

松本さん 僕も仕事のほかに、月に2回ゴスペルを教えたりピアノでライブやイベントに出演したり、音楽活動を行っています。自分のやりたいことに対する誠意を伝えた上で、地域の方々にもご協力をいただいて。もちろん、そうして積極的に活動することは楽しいのですが、その分、自分の与えられた役割にはしっかり責任を持つことも重要ですね。

山﨑さん 受動的に行動していると、きっと楽しむことはできません。やりたいことがあったら地域の人に「これをやりたい!」とアピールすると、どんどんいろんな人とつながって実現できるんです。地域の人たちは熱心な人には本当に協力してくれるので、何か挑戦したいことがある人にとっては、とてもいい環境だと思います。

みなさんのお話を聞きながら感じたのは、ひとつの仕事だけではなく複数の仕事や活動、生活を含んだ陸前高田市での暮らしそのものに充実感を抱いているということ。岡本さんの「まずは自分がそのまちにいて幸せじゃなかったら、他の人をまちに呼ぶことなんてできないと思うんです」という言葉通り、4人の話しぶりから伝わる楽しさに、自然とこちらが引き込まれていきます。

高田暮舎が目指す「ポジティブな過疎地」は、これまでの過疎地のあり方からの大きな転換のようにも思えます。その転換の最初には、山﨑さんと三橋さんといった移住者自身が「ポジティブな人生」を歩むことという小さなステップがあるのではないでしょうか。そして、そんな「ポジティブな人生」が人から人へ伝わっていくことで、結果的に「ポジティブな過疎地」が実現されていくのだと思います。

もし、この記事を読んで高田暮舎の取り組みや陸前高田市での暮らしに興味を持った方は、ぜひ陸前高田市を訪れてみてください。「ポジティブな過疎地をつくろう!」と意気込む必要はありません。まずは「陸前高田市で、自分がポジティブな人生を歩んでみたいな」という気持ちで大丈夫。みなさんのその気持ちの先に、「ポジティブな過疎地」という地域の未来が開けていくはずですから。

text by 宮本拓海(COKAGESTUDIO)
photo by 川島佳輔(COKAGESTUDIO)

INFORMATION

グリーンズ求人は、1/31(木)に都内で合同説明会を開催します!今回記事で紹介した高田暮舎の仕事についてもご紹介する予定です。興味を持った方は、ぜひお越しください!

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