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太陽光発電を身近なツールに変えていきたい!「今週のgreenz people」は、「SP&H」の長友文史さん!

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今週のgreenz people」は、様々な分野で活動に取り組むgreenz people(グリーンズ会員)を紹介する連載企画です。会員の方々は「これから、ぼくたち・わたしたちもマイ・プロジェクトを本格化させていこう!」と試行錯誤されている方ばかり。この企画から、会員のみなさんと、読者のみなさんの新しいご縁が生まれれば嬉しいです!

こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。

突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?

そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。

僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。

すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?

そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!

今回ご登場いただくのは、長友文史さん。長友さんに、ご自身の活動と日々の暮らしぶりについて伺いました。
 

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長友文史(ながとも・のりふみ)さん

1.あなたのお名前、出身地と住んでいる場所を教えてください。

名前は長友文史、出身は九州の宮崎です。大学進学で京都に出てきて以来、現在も京都に住んでいます。

一時期、京都を離れていた時期もありますが、街の大きさが人の交流や毎日の移動にちょうどよいサイズ感であること、古いものと新しいものが混在しているところが気に入っています。

2. あなたとグリーンズの出会いを教えてください。

仕事で太陽電池の製造業に関わっていますが、業界ではどうしても技術革新や政策に注目が集まりがち。普及を目指すのにそれ以外のアプローチもあるのでは、といろいろ調べているなかで、気になる記事を何度か読んだのがgreenz.jpでした。

その後、知り合いの編集者がidea-inkで『ソーシャルデザイン』を手がけられたのを知り、グリーンズ自体に興味を持ちました。元編集長の兼松さんの講演も聴きに行き、greenz peopleになりました。

3. あなたがこれまでに読んだgreenz.jpの記事で、特にグッときた記事は何でしたか? その理由は?

印象に残っているのは『「電力会社の電気はいりません!」独立型の自家発電で、晴耕雨読の日々をおくる佐藤隆哉さん・千佳さんに聞く、これからの電力自給のありかた』ですね。

オフグリッドの暮らしを肩肘張らずに楽しんでいらっしゃる様子にとても共感しました。晴れた日と雨の日にそれぞれ「電気富豪の日」、「電気貧乏の日」と名前をつけているのには思わず膝を打ちました。我慢を強いられるのは好きではありませんが、限りがあることを楽しむことができる知恵は、文化の種だと思います。

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佐藤夫妻の記事は、2万以上もシェアされている殿堂入り記事の1つ!

4. あなたが今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。

普段の生活で楽しんで使えるソーラープロダクトを作っています。現在のところ、照明器具を2種類リリースしています。「SPHELAR LANTERN」という名前の砂時計のかたちをしたランタンと、「SPHELAR STICK」というペンライトです。

このプロダクトには「SP&H」という名前がついています。これは“Solar Power & Hands”、“太陽電池と手”の頭文字です。

こうしたプロダクトで、太陽光発電を非日常なものから身近なツールに変えていきたい。そのために、見た目のデザインにも気を使っていますが、さらに深いところでは、太陽電池の製品とユーザーの関係性もデザインの対象として取り組んでいます。

5. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけを教えてください。

勤務先の仕事として太陽電池に関わってきました。そのため、太陽電池を使った製品を調べる機会がありましたが、一般向けの製品はアウトドアや災害用のものがほとんどで、毎日の生活で使えるデザインのプロダクトは意外にも存在しないことに気がつきました。

であれば、球状太陽電池の特長を生かした製品を自分たちで開発してはどうかと発案し、最終的には会社のオフィシャルなプロジェクトになりました。

6. そのプロジェクトが目指すゴールやビジョンとは?

このプロダクトのシリーズは、「太陽電池から得られるエネルギーにもっと手触りを与えるとどのようなかたちになるか?」という問いをテーマにしてます。いまはまだ2品種ですが、毎日の生活の中で自然エネルギーを、肌で感じれる製品が広がっていくことを目指しています。

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インテリアにも最適なペンライトです!

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こんなに小さい球状太陽光電池が製品に使用されています

7. あなたにとって、心に響いた言葉、涙が出た言葉、価値観を覆された言葉、何度も思い出す言葉などなど、あなたなりの”ほしい未来をつくる言葉”があれば、ぜひ教えて下さい。

「まず旗を掲げること。そうすれば共感する人、助けてくれる人が集まってくる。」

いま勤めている会社の創業者、球状太陽電池スフェラーの発明者である中田仗祐氏からかけてもらった言葉。新しい取り組みに着手するのに迷っていたとき、背中を押してくれました。

7. greenz.jpは、今年10周年を迎えます。greenz people会員として、「こんなことを実現してほしい」というリクエストや、編集部メンバーへのエールをお願いします!

10年も続けられたというのは素晴らしいことだと思います。長く続けられたことで、過去に取材されたプロジェクト等について、その後どうなったかを取り上げる機会が増えてくるのではないでしょうか?私も含め、ソーシャルデザイン的な新しい挑戦をする人にとっては、成功も失敗も勉強になるので、過去のフォローアップの記事が増えるといいなと思っています。

(インタビューここまで)

いかがでしたか?

今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、長友さんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!