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閉館した映画館を新生させたい。「今週のgreenz people」は、「豊劇新生プロジェクト」の伊木翔さん!

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「豊岡劇場」の1周年パーティーの様子

今週のgreenz people」は、様々な分野で活動に取り組むgreenz people(グリーンズ会員)を紹介する連載企画です。会員の方々は「これから、ぼくたち・わたしたちもマイ・プロジェクトを本格化させていこう!」と試行錯誤されている方ばかり。この企画から、会員のみなさんと、読者のみなさんの新しいご縁が生まれれば嬉しいです!

こんにちは、NPO法人グリーンズ people事業部マネージャーの植原正太郎と、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。

突然ですがみなさんは、NPO法人グリーンズが、誰でも自由に(無料で)読めるウェブマガジン「greenz.jp」をさらに発展させていくために、「greenz people」という寄付会員を募集していることをご存知ですか?

そんなgreenz peopleには、毎月発行の限定メールマガジンや、年に2冊届くgreen Booksといった会員特典の他に、オンライン・オフラインでのコミュニティ活動も始まっています。

僕たちが、会員のみなさんと実際にお会いしたり、オンラインでの交流を通して気づいたこと。それは、会員の中には自身で素敵なマイ・プロジェクトを展開されている方が多くいらっしゃることでした。

すでに活動の幅を広げているプロジェクトを中心に取り上げているgreenz.jpだけど、「これから活動を本格化させていこう!」と試行錯誤しているgreenz peopleを紹介するコーナーもつくったほうがいいのでは?

そう考えた僕らは、多種多様なメンバーがあつまるgreenz people会員へのメールインタビュー企画を始めることにしました!

今回ご登場いただくのは、伊木翔さん。伊木さんに、ご自身の活動と日々の暮らしぶりについて伺いました。
 

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伊木翔さん

1.あなたのお名前、出身地と住んでいる場所を教えてください。

伊木翔(いきしょう)と言います。出身は最近『天空の城』『日本のマチュピチュ』と話題の竹田城跡がある兵庫県朝来市。
そして今、住んでいる場所は朝来市から車で50分程北上したところ、カバン産業が盛んなまち豊岡市です。

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兵庫県豊岡市 Some rights reserved by Wikipedia

2. あなたとグリーンズの出会いを教えてください。

最初は「面白いウェブマガジンないかな〜」とネットを漁ってたことがきっかけでした。なんとなくブックマークしてから時々開いては少し読む、を繰り返して徐々に読む頻度が上がっていきましたね。

そんなことをしているうちに去年、自分が働いてる豊岡劇場も取り上げてもらって。自分自身がgreenz.jpに掲載されるなんて不思議な感覚でした。「こんなのが載っちゃっていいのかな?」って(笑)

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「豊岡劇場」の記事は、1200SHARES超えの人気記事です!
(記事はこちら → https://greenz.jp/2015/10/01/toyogeki/)

3. あなたが今、”自分ごと”として取り組んでいるマイ・プロジェクトについて、簡単に説明してください。

「豊劇新生プロジェクト」です。このプロジェクトが核になり、仲間達とgreen drinks Toyookaなどのプロジェクトも展開しています。

「豊劇新生プロジェクト」は閉館してしまった築約90年の映画館を『映画だけじゃない映画館』に新生しよう!というプロジェクト。2013年のプロジェクト始動からクラウドファンディングなどでたくさんの方々に支援して頂き、2014年12月27日に劇場をリニューアルオープン。

レンタルスペースやバースペースを設けました。2016年4月には飲食店も併設させ、まだまだ進行中のプロジェクトです。

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green drinks Toyookaの様子

4. そのプロジェクトに取り組むようになったきっかけを教えてください。

もともと地元で年に一回開催する野外音楽イベントを主催してたんですよ。その経緯で様々な繋がりが出来、その中のひとりが豊岡劇場の現オーナー石橋さん。

ある日、偶然会った時に「伊木くん、今仕事なにしてんの?」って聞かれて。無職だったので「なんにも。ニートですよ。」と答えたら「一緒に映画館やんない?」と。もう意味が分からないですよね。何言ってんの、この人。ってレベル。

でも単純に「面白そう!」っていうセンサーがビビっと反応したので直感で「今度詳しく聞かせて下さい。」って答えてました。

それがきっかけですね。

5. そのプロジェクトが目指すゴールやビジョンとは?

まずは「映画館のあるまち」を大前提にしていました。当たり前のことかもしれないですが、その当たり前がこの地域には失われてしまったんです。気軽に映画を観れる、そして文化に触れることの出来る環境をこのまちに蘇らせること。

そしてただの映画館ではなく、「映画だけじゃない映画館」を目指しています。今ではご飯も食べれてお酒も飲める、レンタルスペースでは会議やコンサート、クラブイベント、セミナーなどなど。ロビーではみかん販売まで!

本当に様々な使い方で人が集まる場所を実現していく途中ですね。

6.あなたにとって、心に響いた言葉、涙が出た言葉、価値観を覆された言葉、何度も思い出す言葉などなど、あなたなりの”ほしい未来をつくる言葉”があれば、ぜひ教えて下さい。

「ライブは楽しいか楽しくないかじゃない。楽しもうとすることが大切なんでしょ!」

これはあるアーティストがライブ中に話す言葉なんですが、それがすっごく胸に刺さってて。何事に対しても「楽しむか楽しまないか」なんだって、ふとした瞬間瞬間の選択に大きく影響してますね。

7.greenz.jpは、7月に10周年を迎えます。greenz people会員として、「こんなことを実現してほしい」というリクエストや、編集部メンバーへのエールをお願いします!

過去10年、閲覧数やシェア数のトレンドがどういう変遷を遂げているいるかを可視化したものが公開されると「見たい!」ってなりますね。

そして運営メンバーやライターの皆様、いつも読ませてもらってます。素敵な記事をありがとうございます。各地の動きや新しいライフスタイルの紹介など、知らない世界を知る機会と新鮮なインプットの場にさせてもらっています。

これからも行きたくなるような、会いたくなるような場所や人の記事を楽しみにしてます。次は20周年まで継続してもらえるよう、応援してます!

(インタビューここまで)

いかがでしたか?

今後も「今週のgreenz people」連載では、素敵な会員の方々を紹介していきます! そしてgreenz peopleになると、Facebookのオンラインコミュニティに参加して、伊木翔さんとコンタクトを取ることも!? ぜひこの機会に、greenz peopleへの入会をご検討ください!