『生きる、を耕す本』が完成!greenz peopleになるとプレゼント→

greenz people ロゴ

自転車で街をまわる楽しさを伝えよう!とっても便利なサイクリスト向け旅行サイト「Bikabout」

bikabout3

歩くよりも遠くまで移動することができるし、車や電車では見つからない隠れ家のようなお店を発見することもできる。自転車で移動することには、さまざまな魅力があると思いませんか?

以前にグリーンズでは、コペンハーゲンの自転車専用道路「Cykelslangen」をご紹介しましたが、今回はアメリカで行われている、自転車ユーザーのための便利なトラベルサイト「Bikabout」をご紹介します。

Bikaboutとは、自転車が大好きな旅行者に向けて、各地域の自転車をレンタルできる場所、自転車持ち込み可能な電車やバスの路線、自転車で行く時のおすすめの場所やレストランをまとめたサイトのこと。各都市別に、おすすめスポットの印がついたマップが紹介され、どれも自転車フレンドリーな場所ばかり!
 
bikabout8
各都市ごとに、自転車ショップや公園、レストランを紹介するこのようなマップが。このマップは、Bikabout Bostonのもの。

bikabout5
Bikabout Bostonで紹介されている公園。入江のまわりを自転車で通ることができます。

bikabout7
こちらはBikabout Charlestonで紹介されているオイスターショップ。お店の前にはたくさんの駐輪スペースが!

このサイトを立ち上げたのは、アメリカに住む主婦のMegan Ramen(以下、メーガンさん)。家族旅行でヨーロッパに行った際に、自転車で街をまわる楽しさに気付いたメーガンさんは、「ヨーロッパには自転車で旅する時に役立つサイトがあるのに、なぜアメリカにはないのだろう」と気づいたのだそう。

私はいつも旅行に行くときに、たくさんのサイトから情報を集めるようにしていました。これを発信できれば、もっと多くの人が自転車で旅を楽しめるかなと思ったんです。

と、メーガンさん。
 
bikabout1
メーガンさんと娘さん

Bikaboutのポイントの一つは、各地域の情報をその地に住む地元の人が情報を提供し、紹介していること。彼らは、”ambassador(アンバサダー)”と呼ばれています。アンバサダーは旅行者だけでなく、地元の自転車ユーザーにも美味しい食べ物やその土地固有の文化を伝えていくことが求められています。
 
bikabout4
ウィスコンシン州の州都マディソンにて。未来のambassadorたち

このサイト、見るのはタダですが、紹介するお店からは掲載費を頂き、それを収益にしているのだそう。そして年間収益のうち25%は、自転車がより安全に快適に使えるまちづくりを目指して活動しているNPOに寄付しているそうです。まさに自転車の普及に一役買っているサイトですね。

欧米では、自転車にスポットを当てた取り組みがたくさん行われています。日本にも、自転車大好きという方は少なくないはず。自転車ファンのみなさん、ぜひ「自転車で行くのがおすすめ!」というお気に入りの場所を家族や友人に伝えてみませんか?

[via: Isthmus, Treehugger, TwoWheelsFromHome]
(Text: 大石真由)