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みんなの声で”幸せの地図”をつくろう!テクノロジーと感情を組み合わせて道案内アプリをつくる「Urban Gemsプロジェクト」

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はじめての場所でも、行き先がわかる便利な道案内アプリ。でも、もし”便利”なだけではなく”幸せな気分”になれる夢のような地図があるとしたら素敵だと思いませんか?

今回はそんな新しい道案内の可能性を探るプロジェクトをご紹介します。
 
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実際のUrban Gems.orgのサイト

「Yahoo Lab」につとめるイタリアのコンピュータ学者Daniele Querciaさん(以下、ダニエルさん)は、”便利さ”と”幸せ”のバランスを求め、「Urban Gems.org」というサービスを立ち上げました。

Urban Gem.orgにアクセスすると、まずロンドンの2枚の写真のどちらの方が、美しいと思うかを聞かれます。ストリートビューから集められた、何百万枚もの写真に対する3000人以上の評価のデータから、感覚に合ったコースが自動的につくられていくという仕組みです。

企画者のダニエルさんによると、今回の調査から緑色とポジティブな気持ち、クルマや要塞のような建物と寂しい気持ちには、関係があることがわかったそう。実際にロンドンの市民に聞いてみたところ、”美しい道”では平均12%ほど多く時間がかかるものの、評判は上々とのこと。
 
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実際につくられた”最速”の道と、”美しい””幸せ””静か”な道。

次のステップでは、写真共有サイトFlickrを活用し、それぞれにつけられたコメントやタグ付けから、それらを”ポジティブ”と”ネガティブ”にわけて、データをつくっていくそうです。ビッグデータの収集は効率的ですが、内容にムラが出てくるともダニエルさん。テクノロジーと生身の声、両方のバランスが大切なのかもしれませんね。

まずはヨーロッパとアメリカの町から、そして今後は他の都市でも使っていきたいそうです。自分の街だったらどんな案内になるのか、楽しみですね!
 

ダニエルさんは、このプロジェクトにかける想いをこう語っています。

なぜプロの建築家による高価なデザインは取り入れるのに、まちを愛する市民の意見によるまちづくりをしないのでしょうか。ぜひ、あなたのまちを見てみてください。そして、感じたことをつたえてください。

このプロジェクトが改めて教えてくれているのは、「まちの主役はわたしたち」ということ。まちのすてきなところを、あなたの声でつたえることからはじめてみませんか?

[via Co.Exist,Yahoo Labs,Daniele Quercia,Yahoo Labs tumblr]
(Text: きとうかよ)