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街の真ん中に巨大ウォータースライダーをつくろう!クラウドファンディングで夢のアトラクションを目指す「Park and Slide」

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ちょっとだけ、想像してみてください。場所は、もう見慣れてしまったとあるショッピング街。そこに突如出現した長い長いウォータースライダー!「こんなことができたらなあ」なんて妄想を膨らませることは、大人も子供も関係なくワクワクしてしまいますよね。

公共サービスに特化したクラウドファンディングサービス「Spacehive」から、そんなワクワクが実現する、夢のようなプロジェクトが始まろうとしています。

発案者はイギリス出身のアーティスト、Luke Jerramさん(ルーク・ジェラムさん、以下ルークさん)。イギリスの大都市であるブリストルのパークストリートに、全長90メートルもの長いウォータースライダーを作ろうと、実現化に向けた資金調達を行っています。

ルークさんはこれまでにもストリートピアノプロジェクトなど、参加者と一体となって作り上げる作品をたくさんつくってきました。今回のウォータースライダーの設営も、市民と一緒に協力しながら作り上げる予定です。

目標としている今年5月4日に向け、順調に資金が集まっている様子。実現すれば、市民が自由に遊べるウォータースライダーが街の真ん中に出現するというユニークなプロジェクトとあって、市民ではない多くの人々からも支援を集めています。
 
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以前、このブリストルのパークストリートにオフィスを持っていたルークさん。この地でなぜ「Park and Slide」を開催しようと思ったのでしょうか。

ここには傾斜があり、滑るのに最高の立地ということはありますが、それだけでなく都市の可能性にスポットを当てたいと思っています。これまでなかった形でブリストルを紹介したいですし、住んでいる方々も新しい視点でこの街を見つめ直すきっかけになるといいですね。

実は「Park and Slide」のパーツは既製品のものが多く、簡単につくれるのだろう。つくり方もオープンに公開されていて、途上国で綺麗な水を供給できるプログラムをつくっている団体「FRANKWATER」に寄付をすれば、誰でもダウンロードすることができるようになっています。

坂という街の特徴に目をつけて、人が関わる仕組みをつくった「Park and Slide」。ぜひみなさんも、街の特徴をいかしたアイデアを考えてみませんか?

[via Co.DESIGN,Luke Jerram.com,the guardian]

(Text: 小川由璃子)