人は旅を通して、様々な影響を受けます。これまでに気づかなかった視点を持つようになったり、新たな人に出会ったり、第二の故郷を見つけたり。
その旅で一番思い出に残ることはなんでしょうか。訪れた土地で、食べた美味しいものを食べたこと?歴史ある建造物を見たこと?それとも、その土地特有の文化に触れたことでしょうか。
一番記憶に残ること、それはその土地で出会った人と過ごした時間ではないでしょうか。その人が教えてくれるその土地のこと、その人が持つ物語に触れること。それこそが旅の醍醐味であると言ってもいいのかもしれません。
今回は、アジアを舞台に展開する、現地の人にその土地の魅力を教えてもらえる旅サービスをご紹介します。
その土地の魅力を紹介するローカルガイド
「Meetrip」は、アジアの各地域に住んでいるガイド役になりたい人が、自分が提供したいガイド内容と料金を登録する。そのガイドに案内を頼みたい人がお金を支払ってその街をガイドしてもらうサービス。その地域の旅行ガイドと、案内してもらいたいユーザーをマッチングするサービスとなっています。
Meetripを運営するduckdiveのCEOの貴山敬さんは、旅の価値は「出会い」にあるといいます。
18歳のときに旅行でネパールを訪れたときのことです。偶然、現地の小学校の校長先生に出会いました。その校長先生は、随分と前に日本に出稼ぎに来ていた経験を持っていたのです。彼との別れ際に、私は「日本での自分の恩人である日本の夫婦に手紙を渡して欲しい」と彼から電話番号と手紙を受け取りました。
帰国した私は、早速電話をしてネパールで出会った校長先生の恩人であるというご夫婦に事情を伝えました。直接会って預かっていた手紙を渡すことで、校長先生の人生と触れ合うことができたのです。これと同じような体験を、他の旅行者にも体験してもらいたい、それがサービスを作ったきっかけです。
「Meetrip」を使った旅
Meetripを利用するには、まずFacebookのアカウントが必要となっています。これは、AirBnBなどでも用いられている、Facebookの実名制文化によって利用者ことを把握できるようにすることで、ある程度安心してサービスを利用できるようにするため。
気に入ったプランがあればそのプランへ申し込みを行います。プランに関して分からないこと、追加で聞きたいことなどがあれば、Meetrip内のメッセージ機能を使ってガイド役の人にたずねることも可能。プランの決済は、Meetrip内で決済サービスのPayPalを使って行うことになっています。
台湾を訪れた際、Meetirpを利用した日本人ユーザの方は、こんなコメントを残しています。
学生の頃によく一人旅をしていたときは、よく「旅の醍醐味のひとつって、旅先での様々な人との出会いなんじゃないか」なんてよく考えていました。今回、Meetripを利用して、久しぶりにそんな感情を思い出すことができました。
そして、こちらは「Tokyo」で登録しているガイドの方の感想。
これまでMeetripを通じて東京で出会った海外からの旅行者は、会計士のトルコ人、幼稚園の先生のカナダ人、TV局で働いてるハンガリー人など多様な人達。渋谷の回転寿司や、新宿の居酒屋、カラオケに行って、とても楽しい時間を過ごすことができました!みんな、地元で人気の場所に行きたい、地元の人と出会いたい、という気持ちがすごい強い人達で、ガイドブックには載っていない旅を求めている人たちばかりでした。
この記事が掲載される本日より、Meetripはアジア10都市で展開がスタートします。対象となる都市は以下の通り。
・インドネシア:ジャカルタ
・韓国:ソウル
・マレーシア:クアラルンプール
・フィリピン:マニラ
・タイ:バンコク
・ベトナム:ホーチミン
・シンガポール:シンガポール
・日本:京都、大阪、沖縄
アジアの地域に旅行に行かれる方はもちろんのこと、海外から東京を訪れる旅行者に東京を自分のお気に入りのプランでガイドすることもできます。慣れない土地を、詳しい人に案内することも楽しそうですが、自分が住み慣れた土地を誰かのために案内することも楽しそうですね!
思い出に残る旅をしたい!と考えている方は、ぜひMeetripをチェックしてみてください!