最近では、「READYFOR?」や「CAMPFIRE」、「MotionGallery」などクラウドファンディングを通じて個人や団体の様々なプロジェクトを知り、応援することができるようになりました。
日本から遠い北欧でも、クラウドファンディングのプラットフォームができつつあるようです。今回はフィンランド発のサービス「Brickstarter」をご紹介します。
キャッチコピーは「From NIMBY to YIMBY—Yes in my backyard!」。「NIMBY」とは「Not in my backyard」の略で、「自分の裏庭には来るな(家の近くに空港やお墓、工場などができないでほしい)」という意味。「YIMBY」はその逆で「Yes in my backyard」の略、つまり「自分の裏庭に来てくれ(街が活性化するようなお店や豊かな自然があってほしい)」を意味します。
仕組みは通常のクラウドファンディングサービスとほぼ同じで、プロジェクトを立ち上げ、リターンとともに支援を集め、プロジェクトの達成を目的とします。
特徴は、ボランティアやプロボノで参加するとバッジがもらえるなど、資金だけでなく実際にスキルや時間を提供できること。市民自らが地域の環境をよりよくするプロジェクトを掲載し、スピード感を持ってみんなで実現していくためのプラットフォームなのです。
プロジェクトとして登録されているのは、風力発電所の建設、コワーキングスペース、コミュニティガーデンなど。規模の大きさによってサイズをS, M, L, XLで表現したり、どこで行うのかが地図上で一目で分かったりと、シンプルで見やすいデザインも参加意欲が湧きそうです。
現在はプロトタイプを作成中で年内にローンチ予定とのこと。ローンチ後には改めて北欧ならではのプロジェクトをご紹介できればと思います。ぜひ楽しみにしていてくださいね。
(Text: 佐藤慶一)
[via Springwise]