こんにちは、greenz.jp特派員の @ryu1023です。10月1日から10月4日まで開催される世界最大のSocial Goodな起業家、財団、NPO、NGO関係者が世界中から集まる大会「SOCAP2012」に参加するためサンフランシスコにきています。
Social Goodなコワーキングスペース”HUB”が起業家に向けて提供しているプログラム”IMPACT ACCELETATOR”に潜入してきましたので、その一部をご紹介したいと思います。
IMPACT ACCELERATORとは?
「IMPACT ACCELERATOR」は、SOCAP運営の主体にもなっており、Social Goodな人たちがあつまるコワーキングスペース”HUB”が提供しているプログラムです。
世界から集まった起業家たちが、SOCAPをより実りある機会にすべく、プレゼンの練習、ベンチャー・キャピタルの考え方の理解、資金調達の方法、関係性の構築などを学ぶことができるようになっています。
世界中から集まった約100人の起業家、起業家育成プログラムを実施する団体の関係者やベンチャーキャピタリスト、法律家。様々な人々が集まって、”IMPACT ACCELERATOR”プログラムは1日中熱気に溢れた会になりました。
今回は講義の1つ「How to build lasting relationship(豊かな関係を作る方法)」を受講したので、その内容をご紹介します。
“How to build lasting relationship”
アイデアはあるけれど実績はない。お金も人脈もない、ないない尽くしの起業家が、投資家やパートナーとなりそうな人たちとどう関係性を築いていけばよいのか。みなさんも、イベントや勉強会などで初対面の方々と、うまく関係を構築できたらと思ったことがありませんか?でも、何をしたらいいのかわからなかったり、何を話したらいいかわからない、なんてことありますよね。
6週間の集中型起業家プログラムを提供するUnreasonable Instituteのファウンダー、TejuさんとRossさんが、今までの経験をもとに、初めて会う人と仲良くなるための方法を紹介してくれました。
まず導入は身近な例え話から始まります。
ビジネスみたいに、スーツを着て名刺を交換しても、関係を築けたことにはなりませんよね。たとえば一緒にスポーツ、BBQ,ホームパーティー、キャンプファイヤーをした仲間とは、いい関係になっていると思う。では、この時僕達はどう人と接しているのだろうか?
財団関係者や起業家などの肩書きを考えながら、スポーツやBBQを楽しむことはできませんよね。ビジネスだけの付き合いだけでなく、人生を通して実りある関係を作る上で、肩書きに関係なく1人の人として付き合うことが最も重要です。
It is all about being human.
つまり、いい関係を作ることは、すなわち人間らしくいることに尽きると、Tejuさんは説明します。では、人間らしくいることとはどういうことでしょうか?
実は人ではなくて、子犬っぽくいることが大事なんだ。
とのこと。そこで、子犬でいるための10ヶ条がこちら。
- Predispose(好きになってもらえるようにする)
- Ask Unique Questions and Listen(楽しませる質問をし、じっくり聞く)
- Be Vulnerable(タフでいることにこだわらない)
- Be stoked(情熱的でいる)
- Offer your strength(小さいことでもできることを伝える)
- Ask for help(助けをもとめる)
- Write(考えを書いてみる)
- Follow Up & Follow Through(継続しやり切る!)
- Be persistent(諦めない)
- Say Thank you(ありがとうと言う)
最後にTejuさんはこう締めくくりました。
すべては、今あなたの両隣にいる人と、人間らしく付き合うことから始まる。
1時間の講義でしたが、ユーモアに溢れ、参加者も沢山意見を出し合って進んだ素晴らし時間でした。
いよいよSOCAP本番です。次はメキシコの起業家をインタビューする予定です。またご報告します!
(reported by greenz.jp特派員 @ryu1023)
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