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祝・一周年!一年で2,800万円も集めた「READYYFOR?」の米良さんにお話を伺いました! [インタビュー]

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連日メディアでも話題になっているクラウドファンディングサイト「READYFOR?」が、先日ついに1周年を迎えました。

多くの人が少額の資金を提供する「クラウドファンディングサイト」の先駆者として活躍する、彼らの成果と足跡を追ってみたいと思います。

一年で、3,700人から約2,800万円の資金提供

震災後に立ち上がった「READYFOR?」は、この一年で累計3,700人から、約2,800万円もの資金を集めることに成功しました。

「READYFOR?」によって実現を迎えたマイプロジェクトの数は、なんと約40件。「マイプロジェクトの発射台」とも言える、素晴らしいプラットフォームになっていることが分かります。

職人支援、書道作品集、復興支援、7インチレコード制作…様々なプロジェクトが成立

READYFORで成立した数々のプロジェクト

READYFORで成立した数々のプロジェクト

この一年で、素晴らしいプロジェクトが数多く実現されました。その一部を振り返ってみましょう。

この道48年の彫り士がApple製品のケースを制作する「職人支援」プロジェクト

女性心理を表現する書道作品集を制作するプロジェクト

650万円を集めている陸前高田の図書館復興プロジェクト

デジタル配信の時代の中、あえて手に取って嬉しいアナログのレコードを作成するプロジェクト

多様な領域で、世の中を素敵にするマイプロジェクトが支援されていることが良く分かります。

特に図書館復興プロジェクトの成果は目覚ましく、開始2時間で150万円を集め、わずか3日で目標額の200万円を達成しました。現在も支援は集まり続けており、4月2日現在、目標額を大きく超える650万円もの資金が集まっています

「誰もがやりたいことを実現できる、そんな社会を創りたい」

READYFOR?を企画した米良はるかさん
READYFOR?を企画した米良はるかさん

ここからは「READYFOR?」の仕掛人、米良はるかさんへのメールインタビューをお届けします!

イケダ 「READYFOR?」を始めた経緯って?

米良 大学3年生の時に、「ハイコンセプト」という本に出会いました。自分の将来について迷っていた時だったのですが、その本には「代替可能な人材はアウトソーシングされ、創造性をもった突出した個人だけが生き残ることができる」と書かれていました。

その本をきっかけに、自分自身も突出した個人になるためにはどうしたらいいのかを考えるようになり、また、何かにチャレンジをし、新しい価値を創造できる人がもっと増えていくべきだと考えるようになりました。

そこで私たちは、チアスパという寄付のプラットフォームを作り、パラリンピックのチームに対して100万円の寄付を募りました。

チアスパでは無事に資金を集めることができたのですが、支援をしてくださる方々へのインセンティブが少し弱いなと感じ、「どうしたら支援する人がもっと自発的に参加したくなるのか」について思い悩むようになりました。

そんな折、スタンフォード大に留学していた時に「クラウドファンディング」に出会いました。当時アメリカではクラウドファンディング(ネット上で少額資金を多くの人から集める行為)サイトがたくさん出てきており、その数は200以上あることを知りました。

それをペーパーにまとめ、もっともインセンティブ設計が巧みで成功しているKicksrarterを参考に、チアスパを作り直すことを決めました。そうして出来たのが、「READYFOR?」なんです。

イケダ 「READYFOR?」はどんな世界を目指しているのですか?

米良 ミッションは、「誰もがやりたいことを実現できる世の中にする」ということです。

今の時代は、正解がわからない、みんなどうやったら幸せに生きて行くかを模索しているんだと思います。

そんな時代だからこそ、たったひとりの個人が世の中をいい方向に変化させることができる可能性があり、それをみんなで支え合うことが必要だと思います。

少しでも「やりたい」という想いがあったときに、すぐに始められる環境を整えることが、世の中に新たな価値を提供することになると思いますし、 「READYFOR?」がそんな個人のチャレンジを後押しできたらいいと思います。

みんな社会をよくしたい、そのためには自分ができることから実行することしかできないと思います。だから、その循環を後押しできればいいなと感じています。

イケダ 最後にメッセージをお願いします!

米良 実行者はいつも孤独です。こんなこと考えているの自分だけじゃないかな・・・と不安になることも沢山あると思います。

でも、世界中でたったひとりでも共感して応援してくれる人がいるなら、諦めずに続けようと考える人は数多くいるはずです。

クラウドファンディングは本当に大きな可能性を持っています。「READYFOR?」は、「やりたい」という想いをもった人たちが、多くの価値を世の中に生み出す循環を作り出すこと目指していきます。



2年目を迎えた「READYFOR?」、まだまだ躍進していくでしょう。世の中を良くする、素晴らしいプラットフォームだと思います。

現在もプロジェクト大募集中とのこと!ぜひマイプロジェクトをお持ちの皆さんは、「READYFOR?」での資金集めにチャレンジしてみてください。

一周年記念サイトを見てみよう

みんな、どんなマイプロジェクトをやってるの?