お金を介在させない古着の交換会「xChange」や、旅行者が一般家庭に宿泊させてもらうオンラインコミュニティ「CouchSurfing」など、金銭を介在させずにモノやサービスを交換しあう“物々交換”が様々な分野で応用されつつありますね。
では、お金を使わずにビールで乾杯!なんてのは、どうでしょう?
英ロンドンのパブ「Marksman Pub」では、お店が求めている食材や道具・スキルなどを公式ウェブページで公開。いずれかを持参したお客さんに、ビールやオードブルなどを無料でサービスするという”プチ物々交換”を行っています。
交換できるアイテムは、テーブルに飾る生花やエッセンシャルオイルのほか、掃除用洗剤、大工道具、ノート、プリンタカートリッジ、お客さんが楽しめるゲームに至るまで多種多様。ジュエリーデザインやピアノ演奏、ドローイングなどの専門的なスキルも、交換できるそうです。
パブにとっては、店の運営に必要なモノ・サービスをすべて買わずに済む一方、庭にたくさん咲いた花を摘んでビールと交換するとか、店内の壁に飾る絵を描いてオードブルをゲットするなど、お客さんにとっても、お金を使わずにパブが楽しめる、一挙両得のシステム。また、このようなやりとりをきっかけに、「お店」と「お客さん」という従来の立場を超え、いわば”主客一体”のような新しいつながりが生まれるかもしれませんね。
日本にはこんな取り組みがあります。