こんにちは!greenz.jp編集長のYOSHです。2ヶ月間にわたり実施してきた「”これから”のグリーンズをつくる読者インタビュー」ですが、365人の方にご協力いただきました。ありがとうございます!さっそくこちらの記事で、結果をお伝えしたいと思います。
もちろんインタビューにお答えいただいた方が、ずべてのグリーンズ読者を代表するわけではありませんが、グリーンズを支えてくれているのはどんな人なのか、みなさんとシェアさせていただきたいと思います。
※詳しいメディアプロフィールは「広告掲載について」からダウンロード可能です
またその間には、初の編著本『ソーシャルデザイン』が発売されたこともあり、初めて「greenz.jp」を知っていただいた方も多かったようです。ユニークユーザーもここ一ヶ月で20%ほど伸びています、嬉!
おかげさまでさまざまな反響をいただき、秋田、仙台、栃木、京都、奈良、宮崎など、あまり縁がなかった場所からも、講演やセミナーなどで呼んでいただけるようになりました。もっと素敵な未来を自分たちの手でつくっていく、日本各地で少しずつソーシャルデザインの波紋が広がっていることに、日々ワクワクしているところです。お力になれそうな場合は、ぜひお気軽にお声がけください!
greenz.jp読者365人のインタビュー結果発表!
基本情報
男女では、58:42で昨年度とまったく同じになりました。コアメンバーが全員男性ということで偏りが見られますが、春からは女性にも喜んでいただけるようなコンテンツを用意してゆきたいと思います!
年齢は、もともと20代〜30代が多かったのですが、今年は「20代」が57%と圧倒的でした。ちなみに昨年は「20代」43%、「30代」33%でした。職業では「学生」が昨年の17%から29%と伸びているので、ここ一年で学生を中心に20代の読者層が一気に広がった印象です。
その傾向を受けて婚姻も、「既婚」が33%から27%、子どもも「いる」が26%から19%に、それぞれ減少しました。僕自身も30代、子育てや住まいなどが気になり始めている時期なので、30代以上に響くような記事も充実させてゆきたいですね。
また東京都含め「関東」だけで71%という関東偏重の傾向を課題として取り組んできた居住地では、ローカル関連の記事の増加やgreen drinks Japanの好影響もあり、「関東」全体でも10%のダウン。代わりに各地で数%UPしています。特に「近畿」で8%から15%と倍増!今後もローカルで一際キラキラしている話題を取り上げてゆきたいと思います。
グリーンズの読者は「ソーシャルデザイン」志向!
「未来はもっと素敵だと思いますか?」と 「自分の手で未来をもっと素敵にできると思いますか?」という二つの質問は、実はグリーンズ本『ソーシャルデザイン』の書き出しの文章でもありました。
蓋を開けてみると「未来はもっと素敵だと思いますか?」では77%が「YES」で、「自分の手で未来をもっと素敵にできると思いますか?」に至っては94%が「YES」!未来を自分たちの手でつくるという「ソーシャルデザイン志向」がしっかりと見えてきました。グリーンズ読者だけでなく、日本全体にこの空気感が広がっていくと嬉しいです。
子育て、人と人のつながり、生態系の保全、復興、障がい者、働き方、心の病、地域、まちづくり、食、農業、エネルギー、アート、伝統、お金 など
また、「コアに関わっているマイプロジェクトをお持ちですか?」では、「はい」が45%と二人にひとりがマイプロジェクトに関わっているという結果に。「まだだけど、やってみたいことがある」と合わせると80%となり、これは昨年より5%アップしています。
「greenz.jp」でも、最重要テーマであるマイプロジェクト。3月中旬を目処にスペシャルページ「マイプロSHOWCASE」をリニューアルしますのでお楽しみに!
「いただきますの日」プロジェクト、エア新橋、Sapporo Youth Conference for 3.11、ネイチャリング・プロジェクト、トラ男、(k)not party、我が家でご飯、東北展示会「Re:picture」、TAIYO33PROJECT、Loquoro-ロコロ-、ガクセイノセナカ、イマジーン、8月8日スマイル記念日、『ハンズ・アップ!』、走る.jp、リブロポルミエーロ、いいね!日本酒。、みんなでつくる教育ウェブ事典EDUPEDIA、School of Fair Trade(SoFT)、Scaramble Crossing of Art、わたり土湯ぽかぽかプロジェクト、myJapan、TEDx project、森と風のがっこう、千葉ライトダウン、農に学ぶ環境教育ネットワーク、日常編集家集団「ホリキン」、greenest-japan、サンドアート、市民測定所、ストリートスナップでつづる幸せなメディア「i」、Xchange、WE LOVE AKITA、東京仕事百貨、trippiece、新潟長岡一之貝応援団、ホンノキモチ・プロジェクト、ウマスモグモ部、マドレ基金、こっから、コレクティブハウジング、国際協力ユースネットワーク「絆」、R水素ネットワーク、piece unique、IJUcafe、ボラバイト、阪神・淡路大震災+クリエイティブマッピングプロジェクト、ママスタート・クラブ、ハイタッチ隊、My Eyes Tokyo、シェアする暮らしのポータルサイト、Youth for 3.11、みちのく photo caravan、PRESEN10、みなとみらい大学、被災地の新成人に晴れ着を着てもらうプロジェクト、ボクナリスト、グリーンドリンクス谷町、島マルシェ、ゲームのちからで世界を変えよう会議、自転車じゃんけん宅配便、北陸三県ありがとうプロジェクト、学生団体Essens、田舎で働き隊、トーキョーよるヒルズ、東北福寄席、RELAY OF LIFE STOCK、デザインの未来、サンサロ*サロン、シゴトコレクター、ハコザキアートウィーク、banoba、しり撮り写真プロジェクト ほか多数!
グリーンズの読者は「インフルエンサー」&「買い物コダワリスト」
続いて「自分の発信したことが、まわりの人の情報源のひとつになっていると思いますか?」では、60%が「はい」という答え。これは昨年より4%アップ。共感力が高く、「いいね!」と思ったものをどんどんシェアして広げていくような方々です。また、「ソーシャルメディアを積極的に利用している」は74%、目的は「情報収集」がもっとも多く、続いて「友人/家族との交流」「情報発信/自己実現」が続きました。
また、「多少値段が高くても、気に入ったものなら購入する方ですか?」では83%が「はい」でした。理由は「その方が捨てないし、長持ちするから」と「背景のストーリーに共感できるから」が多く、自分にとってオーセンティック=価値のある「ホンモノ」を見極め、納得して購入しようとする姿勢が伺えます。
また「シェアが暮らしの一部になっている」という方は47%で、「シェアしているもの」として多く挙げられていたのは、本、服、クルマ、ルームシェア、シェアオフィス、アウトドアやスポーツ用品などでした。
NGRの靴、モレスキンのMBAケース、シラルガンのお鍋、若い画家の油絵、パスタマシーン、自然放牧牛の牛乳、FROSCHの洗剤、sou souのマジック地下足袋、ほぼ日刊イトイ新聞のタオル、Oliver Gold smithの眼鏡、100歳のデザイナー作の掛け時計、ピープル・ツリーのフェアトレードチョコレート、マザーハウスの財布、JOICEPのチャリティーピンキーリング、富士酢、棕櫚のほうき、西光亭のクッキー、ボルダリングシューズ、友人の作品、銘木椀(薗部産業)、信楽焼の陶器、ユニフォームプロジェクトのリトルブラックドレス、funfam、ヴェレダというオーガニック化粧品、東日本大震災で被災した漁師さんの網で作ったミサンガ、パタゴニアのジャケット、野田琺瑯の容器、浅草アートブラシのブラシ、GX200(リコー)、柳宗理のキッチンスツール、着る毛布、松野屋のがま口サイフ、サーモスマグ、macromauroの財布 など
Apple、パタゴニア、はてな、いきつけの美容室、LEGO、ほぼ日、カヤック、カフェ「INSTEP LIGHT」、良品計画、夏葉社、FM長野、SMILES、東京R不動産、フローレンス、スターバックス、中華のサカイ、NEW BALANCE、鎌倉投信、Loops Communications、コカコーラ、株式会社アミタ持続可能経済研究所、美篶堂、studio-L、飯尾醸造、福島屋、星野リゾート、SKAGEN、清水音泉、ミュージックセキュリティーズ、ひつじ不動産、スタジオジブリ、土屋鞄、ザッポス、IDEO、がんこ本舗、本田技研、SONY、goen°、KORG、Willer Express、ピープルツリー、フェリシモ、シゴトヒト、D&DEPARTMENT、マザーハウス、standard book store、恵文社、太陽油脂、任天堂、ランプット、ミハラヤスヒロ、オリエンタルランド、メディアサーフ、Hasuna、Tas Yard、google,クロネコヤマト、ナチュラルハウス、ダイキン、TOYOTA など
以上、読者インタビューの結果を駆け足で見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には「自分たちの手で未来をもっと素敵にできる」という未来志向の高まりに、改めてグリーンズ読者の意識の高さについて驚くとともに、ソーシャルデザインのすそ野が広がっていることに希望を感じます。
と同時に、読者の1/3の「まだだけど、やってみたいことがある」という気持ちを応援するために、マイプロジェクトを形にする green school の全国展開など、もう一歩踏み込んで取り組んでいきたいと思います。
次のインタビューは2012年末を予定しています。毎年「グリーンズ白書」として、ソーシャルデザインの動向をまとめてゆきたいと思っていますので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします!
グリーンズのなかのひとってどんな人?連載「We’re GREENZ」をチェックしよう