スニーカーはほぼ石油由来の素材でできていて、最も分解性の低いシロモノ!とも言われていますが、そんなスニーカー界に革命的なブランドが登場しました。
2011年、Amsterdam International Fashion Weekでデビューし、グリーンファッション部門で2位に表彰された「OAT SHOES」。
ヘンプ、有機栽培コットン、コルク、そして6カ月で分解する生分解性プラスチックなど、すべてのパーツが生分解性素材でできています。スニーカー世界大手のREEBOKも開発に協力したとか(ただしREEBOKでは販売していません)。
でも決して履いている状態では分解しません!土に埋めたときの微生物の働きによって分解するからです。ヘンプ以外の素材はすべてヨーロッパ内で調達したというローカリティも特徴。4色展開のコチラ、デザインがなかなか♡なのがポイントです。
でも何よりすてきなのは、種が埋め込まれているというトコロ!履けなくなったらぜひ、お庭に埋めてみましょう。複数の種がブレンドされており、数週間でポピーやイギリスデイジーなどの素敵なブーケが咲きます。
靴の素材というと、昔は皮革が主な材料でしたが、今は人工素材(合成ゴム・プラスチック)を使用する部分が多く、そのため、靴が自然に「還る」には1000年かかるとも。そんな靴のエコ化はまだまだ始まったばかり。最近続々登場しています。
Industry of All Nationという団体は、ほぼオール天然素材(自然に「還る」ということ!)で、アルゼンチンの職人さんたちによる手作りのエスパドリーユを発表。
スペインでは、01M One Materialというブランドも生分解性の特殊な素材で作りました。
こちらは激薄で小さくまとめられるので、旅行用に1足いかがでしょう?
今後もおしゃれなエコシューズの登場がたのしみです!
土に還るレインコートもあります。