日本ではうつ病患者は100万人を超えており、増加傾向にあると言われています。皆さんの周りでも「うつ」に苦しんでいる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
今回ご紹介するU2plusは、そんな「うつ病」の回復をサポートすることに特化したSNSです。
「認知行動療法」に基づく3つの機能
U2plusでは、軽~中度のうつ病の治療プログラムである「認知行動療法」をオンラインで受けることができます。
主な機能は「U2サイクル」「コラム」「FunCan」の3つになっています。
「U2サイクル」と「コラム」では、認知行動療法プログラムに基づいた所定フォーマットに文字を入力していくだけで、自分のうつ状態を認知できるシートが完成し、カウンセラーの方からのコメントを貰うことができます。
もう一つの機能、「FunCan」は治療者同士で「できたこと」や「楽しかったこと」をシェアし、励まし合うことができる魅力的な機能です。
さらにクリエイティブな点は、「やりたい!」ボタンを押すと、やりたいことリスト」にボタンを押した行動が追加されていくことです。
うつ病になるとやりたいことが見つけにくくなりますが、U2plusでは「やりたいこと」を同じ治療者の行動を通して発見することができるのです。非常に優れたユーザー体験のデザインといえるでしょう。
U2plusのファウンダー東藤さんは、自らがうつ病を罹患した経験から問題意識を抱き、現在U2plusを開発しているとのことです。東藤さんだけでなく、開発するチームも皆さんうつ病の経験があるというから驚き。
治療者の気持ちが本当にわかる人たちが開発していることは、U2plusが素晴らしいソリューションである大きな理由の一つでしょう。
現在クローズドベータ版(無料)で、近日中のオープン化を予定しているそうです。関心がある方はぜひ今後の動向をチェックしてみてください。
「U2plus」のこと、もっと知ろう。