以前greenz.jpでもご紹介したことのあるFabLab。世界に存在するFabLabのうちのひとつ、Fablab MITが素晴らしいワークショップを開催しました!
その内容は、パキスタン、アフガニスタン、ケニアの人たちに、地域の資源を使用して、簡単にワイヤレスインターネットをDIYで設置する方法をレクチャーするというものです。
レクチャーされた方法では缶やワイヤー、プラスチックなど簡単に探すことができる材料を使用して二つのルーターを作成。無線アドホックネットワークのエリアを引き伸ばすことができ、それによって何千人もの人がインターネットに接続することが可能になるんだとか。
シンプルなクルマのバッテリーを電源として稼働するそうなので、電気のインフラが必要ありません。そのため、パキスタンやアフガニスタン、ケニアの農村部の人々など、電気のグリッドが不安定、または存在しないような地域に住む人々にとってはメリットが大きくなります。
FabLabは、 「ほぼあらゆるもの(”almost anything”)」をつくることを目標とした、3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備えたワークショップ。世界中に存在し、市民が自由に利用できる事が特徴です。
今回ご紹介したインターネットのDIYなど、様々なものをDIYで作り出すことができるというのは、万が一インフラが切断されてしまうような緊急時にも対応することが可能となり、高い価値があることだと思います。
こうした「モノづくり」が世界中で広まっていくといいですね!
(via Inhabitat)
日本にもFabLabがあります。
FabLabについての記事はこちら!