オランダのハーグにある「The Children’s Book Museum」が、素晴らしい展覧会を企画しました。アムステルダムのエージェンシー、PlatvormのGrob Enzoによってデザインされたこちらの図書館。
壁一面が本によって構成されており、本だけでなく、インタラクティブメディアや、ゲームなども含まれており、それらが子供たちの「読み書き」することへの気持ちを高めています。
内装は氷の洞窟を感じるようなデザインになっており、対照的に赤く深い峡谷と白い木をイメージしたものが形作られています。各所にインタラクションのあるスクリーンが設置されていて、さまざまなレベルの座って、読むスペースが作られています。
展覧会の開催期間を通して、様々な言葉が壁に書かれていくのですが、「インクを食べてしまう人」と呼ばれる悪者が、壁に書かれた文字を削っていってしまいます。子供たちはそのいたずらをおいかけて、言葉が破壊されていってしまうのを防ぐべく、本を読んだり、タッチスクリーンやインタラクティブなコンピューターを使用して、自分で考えたストーリーや詩を書いていきます。
思わずワクワクしてしまうような空間のデザインだけでなく、読み書きをすることに対してゲーム性を持たせることで、子供たちに本を読んだり、何かを書いたりすることの楽しさを感じてもらうことができる良い企画だと思います。
子供たちに何かを学んでほしいと考える際に「どうしたら楽しんでもらえるだろうか」ということを考えることがとても大切なのだと思います。
それにしてもこの空間、大人でも十分ワクワクできそうです。ぜひ次は思わず大人がワクワクしちゃいそうな”図書館”をつくってほしいですね!
(via Inhabitat)
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