もやい結び_固く結ぶ事ができ、かつ、簡単にほどくことができます
地震のことで、それぞれができること。
伝統工芸からまちづくりまで、多くのデザインプロジェクトを真摯に仕掛けている永田宙郷さんは、”防災”のためのデザインという考え方をオープンソースのカタチで広めようとしています。
永田さんのプロジェクトの一つ、防災に役立つヒントを日常に溶け込ませる「NOTFALL」の記事はgreenz.jpでも先日アップしたばかりですが、今回の地震を契機にそのアートワークのeps及びpdfファイルを、複製や再配布の自由を認めるコピーレフト形式で配布してくれています。
「自然の本当の激しさの前では情けない程に無力といわざるを得ない結果でありました」という彼らの思いは、痛いほどわかります。だからこそ「とはいえども、これから被災地だけではなく、逆に被災地ではない場所こそ日常の中で防災を意識しておくことの重要性は高まるばかりです」という前向きな姿勢をぜひ応援したいです。
備えあれば憂いなし。地震のショックがリアルな今だからこそ、準備できることがあると思います。「このアートワークで、こんなのつくってみました。」という情報も、ぜひお待ちしています。
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NOTFALLのアートワークをダウンロードしよう!
NOTFALL PROJECT
アートワークのコピーレフト実施のお知らせ皆様、ご存じの通り、この度の東北地方太平洋沖地震では想像を絶する規模の被害が発生しています。被災し亡くなられた全ての方々の冥福と生きておられる方々の幸運をお祈りいたします。
私たちNOTFALLはこれまで“新しい備えのカタチ”をコンセプトに日常で使用できるアイテムに非常時の役立つヒントを潜ませるプロジェクトを行ってきましたが、自然の本当の激しさの前では情けない程に無力といわざるを得ない結果でありました。
とはいえども、これから被災地だけではなく、逆に被災地ではない場所こそ日常の中で防災を意識しておくことの重要性は高まるばかりです。
これらを踏まえ、NOTFALLでは、これまでのアイテムで利用してきたグラフィックを営利目的とした利用を除き、個人や組織での利用を可能とするコピーレフトを実施したいと思います。
どれも普段のライフスタイルにすんなりと入り込めるトーンでのデザインを心掛けたつもりではいます。
そのまま出力してポスターの様に掲示したり、必要に応じてはアイロンプリント等を活用してお持ちのTシャツやハンカチなど普段、身につけたり持ち歩くアイテムに活用ください。
・もやい結び_固く結ぶ事ができ、かつ、簡単にほどくことができます
・一日に必要な水_非常時の生活に必要な水の量
・人工呼吸の方法 ※イラスト:北村ケンジ
・避難グッズのリスト
・SURVIVALの各アルファベットを頭文字とした米軍非常時対応マニュアル※コピーレフトについては下記を参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Copyleft2011年3月14日
NOTFALL
http://notfall.jp / info@notfall.jp永田宙郷(EXS Inc. /プランニングディレクター)
江藤公昭(PAPIER LABO./ディレクター)
高田 唯(オールライトグラフィックス/アートディテクター)
“S” “U” “R” “V” “I” “V” “A” “L”の各アルファベットを頭文字とした米軍非常時対応マニュアル
一日に必要な水_非常時の生活に必要な水の量
避難グッズのリスト
人工呼吸の方法