誰でも、一枚や二枚は持っている、クレジットカード。現金の持ち合わせがなくても、カード一枚でお買い物できるのは便利ですね。近年、日本でも、クレジットカード払いが広く普及してきましたが、「カード社会」の先進国・アメリカでは、クレジットカードと連動させたユニークな寄付サービスが生まれているそうです。
「SwipeGood」は、クレジットカードで買い物をするたびに、支払額のセント単位をドルに切り上げ、その差額を社会貢献団体やNPOに寄付するというサービス。たとえば、2.80米ドルのコーヒーなら、クレジットカードでの支払額は3.00米ドルとなり、差額の20セントが寄付されます。買い物するごとに寄付金額が少しづつ増えていき、1ヶ月ごとにまとめて、寄付が実行される仕組み。月ベースの寄付金額は、買い物の頻度によって異なりますが、平均20米ドル(約1,650円)程度だそうです。
もちろん、寄付先は、ユーザ自身が選びます。こちらの「Charities」ページでは、寄付先候補として、貧困対策に取り組む「Food For The Poor」、発展途上国での井戸プロジェクト「charity: water」、子どもたちの教育を支援する「Children’s Empowerment」など、様々なジャンルの社会貢献団体やNPOがリストアップ。関心のあるテーマや応援したい活動に、自分の貴重な寄付金を充てることができます。
従来の募金箱方式に加え、オンライン募金やクリック募金など、より多くの人々が手軽に寄付活動に参加できる仕組みが増えていますが、クレジットカードでの買い物という日常的な行動を通じて気軽に社会貢献に参加できるというのは、カード社会のアメリカならではの発想かも?日本でも、「10円単位を切り上げて、差額を寄付!」なんていう決済サービスが生まれると、寄付アクションの選択肢が広がりそうですね。
[via GOOD]
「SwipeGood」について調べてみよう。