北海道東部に広がる霧多布(きりたっぷ)湿原をご存知ですか? 国内3番目の広さを誇る東西約3~4km、南北約9kmに渡る広大な湿地帯で、春から秋にかけて多様な花が咲くため「花の湿原」とも呼ばれている美しい場所です。今の季節はきっと、一面真っ白な景色の中、エゾシカやモモンガ、そして珍しい鳥たちが静かな時を過ごしていることでしょう。
動植物の宝庫であるこの広大な湿原の保全活動に、ケータイから参加できるキャンペーンが始まりました。参加方法はとっても簡単。美しい自然が描かれたケータイアレンジや待ち受けFlashをダウンロードするだけです。1回のダウンロードで畳2枚分の土地が保全できてしまうという、このキャンペーンの全容をご紹介しましょう。
キャンペーンは、auの公式サイト「live earth」にて5月末まで実施されています。この期間にサイトを訪れると、霧多布湿原の写真を元にデザインされたケータイアレンジが、1つ525円(税込)でダウンロードできます。1回のダウンロードにつき、100円が霧多布湿原の保全活動を行う認定特定非営利活動法人「霧多布湿原トラスト」に寄付されるという仕組みになっています。
霧多布湿原では、25年も前から、市民の手によって土地を買い取ったり借りたりする保全活動「ナショナルトラスト運動」が行われてきました。
100円が、畳2枚分の土地保全につながる!
キャンペーンのキャッチフレーズで唱われているとおり、一回のダウンロード(=100円の寄付)は、畳2枚分の霧多布湿原の土地を買い取ることができる額に相当します。土地の値段を聞くと、とても安いように感じてしまいますが、霧多布湿原のあまりにも広大な敷地を買い取るのは、簡単なことではありません。地元の方々や協賛企業、霧多布湿原のファンの方々の支えにより、2010年10月現在、約683ha(湿地内民有地の約57%)の面積の土地を保全するに至っていますが、1200ha全域を買い取るにはまだまだ時間がかかりそうです。開発の可能性が高い土地をはじめ、タンチョウの営巣地にある民有地の保全を図るためにも、全国の方に広く呼びかけるこのキャンペーンが始まったわけです。
キャンペーンサイトには、ケータイアレンジのほか、待ち受けFlashやコラムも配信されているので、ぜひ一度、アクセス(下記QRコードから!)してみてください。ケータイアレンジや待ち受けFlashには、霧多布湿原の風景が本当に美しく描かれていて、思わず見とれてしまうほど。自然好きにはたまらない、とっておきのデザインになっています。
さて、今回のキャンペーンは、「live earth」を運営しているThink the EarthプロジェクトとKDDI、沖縄セルラーが恊働して実施しています。企業とNPOの恊働プロジェクトとしても興味深いのですが、実は同じ体制で、2005年より地球アプリ「live earth」(※アプリは3キャリア対応)を配信してきました。キャッチフレーズは、
宇宙からの眺めを、いつも側に。
地球を感じるきっかけ作りから始まったプロジェクトが、今回のキャンペーンで、ぐっと身近になったと言えるかもしれません。
最も身近なモバイル端末が、北海道の大地とつながりました。この機会に、美しい霧多布湿原の自然をケータイに忍ばせて堪能してみてはいかがですか?
1)100 円で畳2枚分の土地を保全できます!!
昔から続く大自然の姿をそのままに、四季折々の霧多布湿原の風景が時間毎に変化する様子を楽しめる携帯コンテンツです。ケータイアレ ンジを1つダウンロードする毎に100円分がNPO法人霧多布湿原トラストに寄付されます。キャンペーン期間中は、ケータイアレンジ配信の他、待受けFlash・霧多布湿原についてのコラムも配信予定です。
※コンテンツのダウンロードには、別途パケット通信料がかかります。
2)期間
2011年1月13日(木)~2011年5月31日(火)
3)提供価格
ケータイアレンジ : 1ダウンロード 525円(税込み)
待ち受けフラッシュ : 1ダウンロード 210円(税込み)
4)対応機種
http://www.ui-design.jp/manual_work/liveearth/core19.html
5)クレジット
協力:認定NPO法人 霧多布湿原トラスト
提供:KDDI
(c)Think the Earth Project (c)Fieldsystem
↑アクセスはこちらから!(au端末限定)
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