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東京でも話題のEVタクシーが、米サンフランシスコでも計画中!

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by 246-You

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2010年4月末、世界初のバッテリー交換式EV(電気自動車)タクシーサービスが、東京で90日間の試験運用をスタート。期間中、3台のEVタクシーが、合わせて25,000マイル(約4万キロ)の距離を走ったそうです。そんな次世代型タクシーが、いよいよ太平洋を渡り、米サンフランシスコでも近々、運営が開始されるそうです。

サンフランシスコでEVタクシーサービスを運営するのは、2010年4月から7月までの間、東京で試験運用を実施した「ベタープレイス(Better Place)」。2010年10月末、サンフランシスコ・ベイエリアで、バッテリー交換式EVタクシー開始する計画を発表しました。米連邦運輸省(U.S. Department of Transportation)などの支援を受け、サンフランシスコ市・サンノゼ市との提携により実現するもので、東京での実績を生かし、さらにその規模を大幅に拡大。今後3年間、EVタクシー61台でサービス展開する計画です。また、今回の取り組みでは、EVタクシーのバッテリー交換をスムーズに行えるよう、サンフランシスコからサンノゼまでの主要ルートに4カ所のバッテリー交換ステーションを設置するなど、インフラの整備も進める方針だそうです。

環境負荷の低いEVタクシーをベイエリアに走らせることにより、温暖化ガス排出量の削減に貢献できるのはもちろんですが、ベタープレイスでは、このEVタクシーが街中の多くの人々の目に触れることで、地域住民や世界中から訪れる観光客に向けた電気自動車(EV)の普及活動にも役立つと考えているとか。実際、以下の動画でもわかるとおり、東京での試験運用の際も、メディア関係者をはじめ多くの人々が、彼らのEVタクシーに注目しました。

ベタープレイスでは、日本でも、11月19日まで、六本木ヒルズを起点するEVタクシーサービスが行われているほか、全国で「EVタクシー・セミナー」を実施するなど、本格的な実用化に向けた取り組みが進められています。インフラやコストなど、EVタクシーの普及には様々な課題もありますが、彼らの取り組みの中から、環境負荷の低い新しいタクシーサービスのカタチが生まれてくるといいですね。

ベタープレイスのEVタクシーで東京見物してみよう。