1992年リオデジャネイロで開かれた
地球サミットで伝説的なスピーチをした
セヴァン・カリス=スズキさんのお父さん、
デヴィッド・スズキさんは、
実はカナダではとても有名な生物学者であり、
環境活動家もあります。
このところ温暖化や気候変動は、
大きな問題だと思われてはいますが、
切実な問題だとは思われていない。
そんな状況を変えるため、
デヴィッド・スズキさんが設立した基金は、
街を使ったキャンペーン「The Tideline Ploject」を
スタートさせました。
Tide lineというのは、海水位という意味。
電柱などにリアルな貝やフジツボなどが
びっしりとついたオブジェを巻きつけ、
あたかもそこに潮が満ちて引いたあとのように
見える屋外広告を制作。
●制作過程などはこちらの動画で。
このアクションは
道ゆく人を驚かせ、話題となり、
多くの人に温暖化のことを考えさせる
きっかけになりました。
オブジェの上に書かれたコピーは
「地球温暖化は、あなたが考えるよりも身近な問題です」。
そう、地球温暖化は、
海面上昇をもたらすだけでなく、
人間を含むたくさんの生き物の住みかを奪い、
飲み水となる淡水の不足をもたらすといわれています。
いのちを脅かす温暖化に対して、
デヴィッド・スズキさんがこれから
どんなアクションをしていくのか、
気になるところです。