こんにちは。今までgreenz.jpで、主に自然やクルマネタで記事を書いてきた今野です。今日は私が提案している新しい働き方「SOBO」を紹介したいと思います。
SOBOとはSmall Office Besso Officeの略で、SOHO(Small Office Home Office)の親戚みたいなものです。森の中にオフィスを構え、そこで働き、そこに住む。自然があるかないかが、SOHOとの大きな違いです。窓を覗けばそこには、そびえたつ山々、木をつっつくキツツキ、庭を走り回るリスがいます。毎日がアウトドア。自然の中で暮らし働く、なんとも気持ちのいいこと。
長野県軽井沢町。
背後には浅間山(標高2,568メートル)がそびえ立ち、豊かな自然に恵まれています。気候は、避暑地にふさわしく冷涼で、年間平均気温は8度前後。夏でも平均気温は20度位で、最高気温が30度を越えることはめったにないです。軽井沢町の面積の半分以上が森であり、森が町の文化になっている。森には多くの動物が生息し、クマが出現することもしばしばある程です。
軽井沢には多くの学術関係者やフリーの職人がいると言われてます。そんな彼らは森の中に事務所やアトリエを構え、各々好きなライフスタイルやワークスタイルを築いているのです。私もそんな彼らに憧れて移住して来たのが2年前。私の当初の予定では、東京に通勤するはずでした。なにせ新幹線で軽井沢から東京まで1時間ですからね。そんな都内への通勤者は100人を超えると言います。
しかし移住の日が近づくにつれて、軽井沢でより理想とするライフスタイルとワークスタイルの両方を確立したくなってきました。森の中で自由に仕事をし、子供を自然の中で育てる生活を。それが今のSOBO(Small Office Besso Office)Styleなのです。
次にSOBO Styleがいったいどんな生活なのか、季節ごとにまとめてみました。
【SOBOのここがいい(軽井沢版)】
1.春、森林浴のシャワー
冬が厳しい軽井沢は少し遅い春の訪れですが、4月の下旬には一斉に緑が芽吹き、動物たちも活動開始です。キジ、リス、キツツキ。これ、我が家のペットです! と言うより勝手に住み着かれています。近くには熊も出没します。これだけ動物が多いのは自然、とりわけ森が多いからです。家にいるだけで森林浴のシャワーです。インスピレーションが今日も冴える!
2.夏、どこでもオフィス
自然の中での仕事は、何より刺激的です。天気がいい日なら、ウッドデッキや野原に机を持ち出して仕事ができます。モンゴリアンブルーの空の下でする仕事は格別。まさに青空オフィス。これをSOOO(Small Office Outdoor Office)と言います。正しい発音は「そうおっお〜」です。
3.秋、素敵に気分転換
ひと度外に出れば大自然。晴れなら360度開けた高原を散歩。雨なら森の中で焚き火でコーヒーを。雨の雫を聞きながら飲むコーヒーの味は格別です。これでリフレッシュ!ちょっと贅沢なランチタイムもお手の物です。
4.冬、ゆらめく炎
外は1日中氷点下でも室内は薪ストーブでぽっかぽか。柔らかな暖かさに包まれ、心地よく過ごすことができます。また、かの天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、揺らめく炎を見つめながら、アイデアを創出したとか。なんと神秘的なんだろう。早速試したところ、私の場合、残念ながら全くアイデアが浮かばない。やはり凡人のようでした。無念。
このようにSOBOStyleは自然と密接した生活や仕事を送ることができるので、極めてストレスフリーな生き方です(と思ってます)。おかげでここ数年はぐっすりと寝むれてます(笑)。唯一、子供が更にうるさくなったことが玉にキズですが…。
仕事と家庭に加えて、自然まで堪能できるSOBO Style。自然の中にファーストハウス、都会にセカンドハウスが、私の目指す新しいワーク・ライフスタイルです。きっとあなたにも合うスタイルがあるはずです。それは森の中かもしれませんし、海かもしれません。
あなたも「SOBO」、やってみませんか?
月刊SymPressでSOBOStyleコラムが読める