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週に3日働くイクメン、篠原さん( @sunaf )のお話を聞いてきました!

Attribution  Some rights reserved by Qole Pejorian

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お久しぶりです、イケダハヤト(@IHayato)です。

皆さまは「イクメン」という言葉をご存知でしょうか?

「イクメン」は「育児メンズ」の略で「子育てをするパパ」を表す言葉です。NPOファザーリング・ジャパンさんや厚生労働省も「イクメン」を推進しており、にわかにホットなキーワードになりつつあります。

僕は未婚ですが、個人的にも子どもができたらイクメンになりたいなぁ、と思ってたりします。大切なものをしっかりと大切にする、素敵なライフスタイルだと思います。

そんなわけで、イクメン・ライフスタイルに関する講演なども行い、新聞などのメディアにも登場しているイクメンのホープ、篠原 広高さん(@sunaf)にお話を聞いてきました。



愛娘を抱くイクメン篠原さん

イクメン篠原さん


元々仕事人間、愛娘の一声でイクメンに

イクメンを志すことになった「きっかけ」を教えて頂けますか?

篠原さん:もともと僕は仕事が好きで、休日問わず毎日のように終電まで働く、いわゆる「仕事人間」なんですね。娘が生まれてからも生活パターンは特に変わりませんでした。ところが、月齢3ヶ月を迎えた頃、一週間ぶりに娘を抱っこしたときに「あー」という声を発したんですよ。
それがめちゃくちゃ衝撃的で…。この子は、たった一週間で言葉を発することができるくらい成長しているわけです。「やばい、このままだと娘の成長に関われない!もったいない!」という思いが湧いて、焦りました。それがきっかけなんです。


週に3日働いているそうですが、その経緯を教えて頂けますか?

篠原さん:仕事でも新米の頃ほどよくいわれることですが、「質より量」っていうじゃないですか。育児でも「質より量」の側面が強いんじゃないかな、と思っています。ただ当事者として育児に関わりたいと思うと、今までの働き方ではどうしても「量」を確保できそうにない。そこで働く量を減らそうと思い至りました。娘が幼稚園に入れる3歳になる頃までは、週に3日働くスタイルで行こうと考えています。


週に3日それは凄いですね!会社との交渉など、大変だったのでは?

篠原さん:当然ながら前例が無かったため、一からの交渉でした。「仕事の内容」「就労形態」「勤務条件」など様々な交渉を重ねて、無事に会社と調整することができました。新しい働き方を認めてくれた会社には心から感謝をしています。


今後の活動について教えてください!

篠原さん:同世代のパパ向けの情報サイトを作ろうと考えています。業種や職種、職業にもよりますが、僕らの世代の男性って、どうしても仕事の比重が大きくなりがちで、思うように育児に関われないパパが結構いると思うんです。そんなパパのリアルな声を集めて発信したり、パパたちが繋がれたり、悩みを解決するヒントを掴むことができたり、そんなメディアが作れたら素敵だなって。


篠原さんの言葉と行動からは「前例がなければ作れば良い!」という熱いメッセージを感じ取れました。

育児に限らず、大切なものを大切にし、より幸せな人生を歩むためには、イチかゼロではない働き方が必要になる場面も出てくるでしょう。

育児のためにワークスタイルまで変えてしまったイクメン、篠原さんの行動からは勇気をいただけます。動き始めたイクメン・ムーブメント、加速させていきたいところです!


厚生労働省「イクメンプロジェクト」をチェックしてみよう。