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このラインナップなら本当に「希望」が見える!ビッグイシューが「希望映画祭」を開催!

© 2006 SHINE GLOBAL, INC. © Cabin Films 2008. (c) lucid dreaming, inc.

© 2006 SHINE GLOBAL, INC. © Cabin Films 2008. (c) lucid dreaming, inc.

ホームレスの人たちが街角で雑誌を売ることによって自立への希望を得られるビッグイシュー。このビッグイシューがこのたびめでたく7周年を迎えました。このビッグイシューの7周年と、ビッグイシュー基金の3周年を記念して9月11日から18日まで「ビックイシューウィーク」と題したイベントが開催されます。イベントの内容は「希望映画祭」を中心として、茂木健一郎氏のトークなど。この「希望映画祭」のラインナップがとにかくいい!映画好きなgreenz読者はぜひ希望映画祭へ!

というわけで、さっそく映画のラインナップを紹介して行きましょう。

まずは、greenzでも紹介した『ミツバチの羽音と地球の回転』をはじめとした鎌仲ひとみ監督の三部作(他2作は『ヒバクシャ-世界の終わりに』と『六ヶ所村ラプソディー』)。15日の『六ヶ所村ラプソディー』上映後には監督のトークもあるので、「まだみてない!」という方はぜひどうぞ。『ミツバチ…』については以前の紹介記事もぜひお読みください。

さて、すべての作品の中で、私が一番にオススメするのは『ウォーダンス』です。この作品は長い内戦に苦しんだウガンダ北部にある避難民キャンプにある小学校の子供たちが全国音楽大会に挑むという音楽ドキュメンタリーです。ここに登場する子供たちは親や兄弟を失うなど、われわれが一生かけて経験するであろう悲惨な経験の総量よりも多くの悲惨さをすでに経験してしまっている子供たちなのです。その子供たちが音楽に情熱を傾けることでほんのわずかな希望を見出し、自分の中にかすかに残った希望の炎を音楽を通して爆発させる。そんな作品なのです。

この作品はサンダンス映画祭でドキュメンタリー部門監督賞を受賞、2007年の東京国際映画祭で上映され、2008年には劇場公開されたものの、DVDはほぼ入手不可能でなかなか見る機会がありません。ぜひこの機会にご覧ください。

他の作品もぜひオススメしたいものばかりです。先日「ドキュメンタリー映画に学ぶ」で紹介したばかりの『ミリキタニの猫』も登場します。また、こちらもgreenzで紹介した「野武士ジャパン」も参加した「ホームレスワールドカップ」の映画『ホームレスワールドカップ』(映画で取り上げられた大会には残念ながら野武士ジャパンは参加していません)も注目の作品です。14日の上映後には野武士ジャパンOBによるトークもあります。

どの作品も2回だけの上映となっているので、スケジュールをチェックして、万障お繰り合わせの上ご鑑賞ください。映画を見るだけで何かが変わるわけではないですが、ここに集められた映画たちを見ると、まだまだ世の中捨てたモンじゃないと「希望」が持てるに違いありません。

「希望映画祭」に行こう!