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カンヌ2010受賞のソーシャル広告(5)目を疑う、記憶に残る広告

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カンヌ受賞のソーシャル広告、今回は印刷部門からいくつかご紹介です。この部門は屋外広告やメディアの部門と受賞作がかぶっているので、ご紹介できる広告は少なくなります。

BEATING …/ AMNESTY INTERNATIONAL /
AMNESTY INTERNATIONALHEY /

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まずは銀賞から。鞭打たれたり、拷問されたり、処刑されている人びと…。すぐ手を伸ばせば助けられるような人たちが、みんな背中を向けています。コピーはこう訴えます。
「私たちを無視することは、人権を無視することです。アムネスティ・インターナショナル」

AMBULANCE… / MEXICAN RED CROSS /
ANNUAL FUNDRAISING DRIVEHEY /

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救急車や人命救助をする人たちが、お金を入れたら動く乗り物のようになっています。そして、止まっています。コピーは、「あなたの援助があるから、動けるんです。」これは、赤十字の広告です。

ORCHARD FRUIT PEEKABOO / ORGANIC TOWN /
ORGANIC BABY FOODHEY /

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次からは銅賞。これは強烈です。赤ちゃんの紙おむつに、置かれた、ウンコのようなもの…。ガマンしてよく見ると、それが丹羽だったり、畑だったりします。これはオーガニックのベビーフードの広告。ヘルシーで環境に配慮した食べ物だということをアピールしているんですね。

DETERGENT BOTTLE … / SURFRIDER FOUNDATION /
MARINE POLLUTION AWARENESSHEY /

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最後は、海の汚染を訴えるサーフライダー・ファウンデーションの広告。香水のビンや靴など、海にありえないものがぷかぷかと浮かんでいます。コピーは「海の汚染に、ちょっとだけ、ということはありません。」海は大きいので、汚したりしてもなくなってしまうようになりますが、こうした漂流物と同じように、汚染物質も消えることはないんですよ、ということですね。

次回は、インターネット広告の部門で受賞したソーシャル広告をご紹介します。