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世界人口90%のニーズを満たすアイディアが集結!「世界を変えるデザイン展」

sekaidesign

発展途上国に住む人々は世界人口の約90%。しかし世界に広く流通しているプロダクトのほぼ全ては、残り10%でしかない先進国の住民の視点で作られているのが現状です。1日の平均収入が2ドル以下の人々に対してデザインに何ができるのか? そして何を成し遂げてきたのでしょうか? その最前線をたっぷり知ることができるイベントが、5月15日から六本木エリアで開催されます。

それは「世界を変えるデザイン展」。発展途上国に住む人々の「生活視点や発想」を出発点として生み出された、約80点もの選りすぐりのデザインとプロジェクトが展示されるイベントです。

「世界を変えるデザイン展」では、発展途上国が直面している問題を「water(水)」、「food(食料)」、「energy(エネルギー)」「health(健康)」「housing(住環境)」「mobility(移動・輸送)」「education(教育)」「connectivity(情報への接続)」の8つに分類。それぞれを解決し、新たな雇用や市場を生み出したプロダクトに焦点を当てています。

会場は六本木東京ミッドタウンの「DESIGN HUB」と「AXIS GALLERY」の2会場です。「DESIGN HUB」では、個人携帯用浄水器「Life Straw(R)」や子供でも大量の水を運べるドーナツ型タンクなど、発展途上国ですでに使われているプロダクトを、「AXIS GALLERY」では発展途上国市場への取り組みを積極的に推進している各国の教育機関、企業、各種団体のプロジェクトを「デザイン」という視点から紹介しています。

Q-drum(キュー・ドラム):水を筒型の容器に入れて転がすことで大量の水を運ぶことができるプロダクト。

Q-drum(キュー・ドラム):水を筒型の容器に入れて転がすことで大量の水を運ぶことができるプロダクト。

LifeStraw/LifeStraw Family (ライフストロー/ライフストローファミリー):ライフストローはストロー型の携帯用浄水器。活性炭などを使った濾過装置が川の水や、泥水に含まれるバクテリアやウィルスを除去する。一本で約700リットルの泥水を、飲み水へ変えることができる。

LifeStraw/LifeStraw Family (ライフストロー/ライフストローファミリー):ライフストローはストロー型の携帯用浄水器。活性炭などを使った濾過装置が川の水や、泥水に含まれるバクテリアやウィルスを除去する。一本で約700リットルの泥水を、飲み水へ変えることができる。

Jaipurfoot(ジャイプール・フット):社会的、経済的背景から義足が必要な人の手に渡らない状況をリデザインしたプロダクツ。

Jaipurfoot(ジャイプール・フット):社会的、経済的背景から義足が必要な人の手に渡らない状況をリデザインしたプロダクツ。

ぜひともチェックしておきたいのは会期中に開催される各種のイベント。グリーンズでも以前紹介したLearning Landscapeの設計に関わったIlona氏によって行われる18日(火)のワークショップをはじめ、実際にゲストと共に手を動かしてみる刺激的な場が多数用意されています。ぜひイベント紹介ページをチェックしてみて下さい。一部をのぞいて参加受け付けは5月14日となっておりますので、お申込みはお早めに。

「世界を変えるデザイン」には、「なんで誰も思いつかなかったの?」と思わせるようなものがたくさん。途上国問題を解決しようと日々奮闘する研究者達の熱意がたっぷりと感じられるのはもちろん、彼らが生み出した数々のアイディアに接することで、なんだか頭まで良くなりそうですね。

「世界を変えるデザイン展」スケジュール

DESIGN HUB:5月15日(土)〜6月13日(日)
AXIS GALLERY:5月28日(土)〜6月13日(日)
会場マップはこちら

5月17日(月)、5月18日(火)をはじめ、毎週末(土、日)ワーク開催!

5月17日(月)
Practical design to Reduce Poverty 〜社会・経済・環境に相互利益を生み出すデザインとは?〜
http://exhibition.bop-design.com/event/workshop_1/

5月18日(火)
Practical design to Reduce Poverty〜デザイン思考が生み出すイノベーションとは?〜
http://exhibition.bop-design.com/event/workshop2/

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