日本郵政グループの郵便事業会社と郵便局会社、キヤノンとキヤノンMJ、セイコーエプソンとエプソン販売、ブラザー工業とブラザー販売、デル、日本ヒューレット・パッカード、レックスマークインターナショナルは8日、使用済みインクカートリッジの共同回収事業を始めたと発表しました。
その名も、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」。全国の主要な郵便局3638局でカートリッジを回収し、障がい者雇用施設で分別、メーカーがリサイクルやリユースするそうです。
現在の回収率は10%で頭打ち
現在日本では年間約2億個のインクカートリッジが販売され、使用済みカートリッジは家電量販店などで回収していました。しかし、回収率は約10%と少なく、多くは一般ごみとして捨てられてしまっていたとのこと。そこで、ライバル企業同士で協力して認知度の向上と回収場所の増加を図り、回収率を上げよう!というわけです。
世界初の取り組みを日本発で
プリンター業界がカートリッジを共同で回収するのは世界でも初めての取り組みとのこと。キヤノンMJの村瀬治男社長は「ライバル企業同士が地球環境問題を前に手を組んだのは喜ばしい。日本から発信できる良い事例にしたい。」と語っているんだとか。
ぜひ成功させて、世界へ広めてほしいと思います。そのために、僕らも使用済みカートリッジをごみとして捨てず、ちゃんと里帰りさせてあげなきゃですね。