3月13日、アメリカのLAでエコファッションショー「FutureFashion LA」が行われた。サスティナブルなファッション業界を推進しているNPO団体「Earth Pledge」が主催だ。
今回は、“エコファッション・クイーン”のDeborah Lindquist(デボラ・リンドキスト) と“オーガニックのパイオニア”として知られる Stewart+Brown(スチュアート・ブラウン)らを含む15人のデザイナーが参加。化学物質を使わない素材や、リサイクル可能な繊維など、自然に優しい素材を使用した、洗練された革新的なサスティナブルファッションの数々を紹介した。
Earth Pledgeは、このファッションショーを2005年から企画。先月にはニューヨークでも大成功をおさめている。上記の動画はその時のもの。ニューヨークコレクションでは、日本でもおなじみのブランドであるマークジェイコブス、マルタン・マルジェラ、ジルサンダー、ラルフローレン、カルバンクライン、ヴェルサーチなどの面々がサスティナブルデザインを取り入れたファッションを披露。彼らが作った作品は、2月中、ニューヨーク5番街バーニーズのショーウィンドウ で実際に展示もされた。
エシカルファッションのトップブランドLoomstate のトップデザイナーであるローガン・グレゴリーはこのイベントについて、
こういったファッションが未来に続くものであることを人々はわかっている。何で他の人がやらないのか。それが僕には疑問だ。だって、これこそが未来につながるファッションなのだから。
と語っている。
今後も一流メゾンだけではなく、ファッション業界でのサスティナブルデザインがますます求められていくだろう。この「FutureFashion」から「Future」の文字が消える日も近いのかもしれない。