トイレといえば今や水洗が主流。しかし、南海電鉄が「流さない小便器」を導入。年間約2万2千トンの節水、約12.7トンのCO2を削減することになった! 環境への負担が軽いとわかれば、思い切って放てれるというものだ。
無水小便器が設置されているのは、今のところ全18駅73便器。これだけ大規模な無水小便器の導入は、日本初だ。内訳は以下のとおり。
南海線:難波(6台)、新今宮(4台)、住吉大社(4台) 、諏訪ノ森(2台)、春木(2台)・岸和田(9台)、貝塚(4台)、尾崎(2台)、箱作(2台)、和歌山市(6台)
高野線:堺東(4台) 、三国ケ丘(3台)、百舌鳥八幡(2台) 、中百舌鳥(8台) 、初芝(2台)、北野田(5台) 、金剛(4台)、千代田(4台)
さて、流さないとなれば気になるのが「だしたものをどうするのか?」
しかし心配はご無用。ファルコン・ウォーターフリー・テクノロジーズ社が開発した無水小便器「ウォーターフリー」では専用のカートリッジで排泄物の成分を回収。水を使わないことで節水効果を得るだけでなく、ニオイの元となる成分の発生を防ぐとのこと。もちろんカートリッジもリサイクル対応で、環境に優しい設計となっている。
だがこのスグレモノの便器は“小”だけ。女子が体験できないのが残念だ!
動物を通じて食育を考える、「もぐもぐぶりぶり展」も実施している南海電鉄。けっこうアナドレナイ電鉄かも!!