BeGood Cafeで料理教室開催!
さて、福岡ではBeGood Cafe主催者の温かいおもてなしを受け、帰りも空港までお見送りをしていただき、アレックスと私は心地よい疲れとともに最終便で無事羽田に戻った。
翌日はいよいよ東京BeGood Cafe。2時開演だが午前中からリハーサルがあり、福岡とは講演時間も内容も違うため、アレックスと控え室でこの日の内容の打ち合わせもしなくてはならない。
東京BeGoodCafeでは料理教室もあり、場数を踏んで慣れているとはいえ、その準備に関わるスタッフはおおわらわだったに違いない。料理教室では参加者に舞台へ上がってもらい、私のアシスタントを務めてもらうというシキタさんの咄嗟のアイディアや、くじで試食者を決めるというディレクターのアイディアにより、お蔭さまで大変盛り上がった。
- 会場のお客さんをアシスタントに迎えて
- 料理教室は大好評でした!
料理内容は「とうもろこし入り玄米」「プロバンス風レンズ豆のスープ」「ヒヨコマメペースト(ハムス)と野菜のトルティーア」「豆のサラダ豆腐マヨネーズ和え」の4種類。どれも簡単だがちょっとおしゃれで健康的な一品。普段家庭では作らないかもしれないが、やろうと思えばすぐできるメニューを季節を考慮して選んでみた。もちろん、動物性のものや加工品は一切使用していない。
とうもろこし入り玄米はマクロビオティックの“一物全体”という概念を料理に応用する、これからの季節にぴったりのメニューといえる。というのも、とうもろこし1本を外側の皮だけむいて玄米と一緒に炊き込んで、その旨みを丸ごと玄米に吸い取らせようと、というものだからだ。玄米が炊き上がったら身を包丁で削ぎ取り、お米にさっくり混ぜ合わせる。とうもろこしの芯はすぐ捨てずに、スープや味噌汁のだしとして水から煮て、残っている旨み、甘みを完全に使い切って感謝しながら捨てるのだから、とうもろこしも本望であろう。
レンズ豆は欧米では煮込みやサラダなどにもよく使われる。その名の通り、レンズの形をした豆だ。比較的短時間で煮えるのでスープなどにも扱いやすい。夏のスープなので夏野菜を使いハーブで味付けしたが、冬ならハーブを抜いて根菜を使い、味噌などを隠し味にして味つけすると、またちょっと変わった体の温まるスープになる。いずれもだしは昆布を一切れだけだが、オリーブオイルでニンニクと野菜をさっと炒めて豆と煮込んでいるので、市販のスープの素などなくても充分おいしくいただける。
豆腐マヨネーズ作りの実演もしたが、水切りした豆腐(絹でも木綿でも)と調味料(オリーブオイル、塩、マスタード、ゴマペースト、酢、コショウ各少々など)を混ぜるだけだから超簡単でヘルシー。これは何と和えてもおいしくいただける。
段取りがしっかりしていたので万事スムースに運び、BeGood cafe初の料理教室は無事修了。麻衣子ちゃん、平太くん、その他スタッフのみなさん、ありがとう! お疲れさま!
その後はアレックスのアメリカオーガニック事情、九星気学入門、環境問題と3時間近い講演の末、質疑応答があった。昨日から通訳兼務の私は、集中力の限界もあってか最後はもうしどろもどろになってしまった。
でも万博以来、またすてきな若者たちと一緒に仕事ができる幸せを味わうことができた。また、アレックスジャックという環境問題、マクロビオティックの第一人者を今回BeGood Cafeに招聘していただき、多くの参加者と一緒に地球のことを考える時間を共有できたことは非常に意義深いものであったと確信している。
BeGood Cafeのみなさん、ありがとうございました。
写真提供:畑中美紀