はじめにちょっと自己紹介
初めまして、greenz.jpで営業を担当している松原広美と言います。はじめにちょっと自己紹介。2か月前に某巨大外資系金融会社の営業から転職。お金やキャリアよりも、人生一度きり、好きなことを仕事に、自分の夢に少しでも近づくために。普段の仕事は主に企業向けのCSR系イベントの企画営業、もちろんgreenzの営業も。
オフの日は、波乗り。No Surfing No Life (って誰かが言ってるけどホントそう!)気の合う仲間と、時には一人で車を飛ばし、海のエネルギーを全身で感じ、ココロがわしゃぁーと洗われるひと時は何よりも貴重な時間。
さて、エコなテーマということなので、WWOOF修行日記をシリーズで送ることにした。転職を機に取った1か月半のお休みで向かった先はオーストラリア、クイーンズランド州。えっ、WWOOFってなに?
WWOOF(ウーフ)とは、「Willing Workers On Organic Farms」つまり、有機農場とか農園で働きたい人という意味。金銭のやりとりなしで「食事・宿泊場所」と「労働力」を交換するしくみです。
WWOOFについてはこちら
http://www.wwoofjapan.com/japanese/index-j.shtml
今回は『土』のはなし
オーストラリアでステイしたパーマカルチャリストの人はよくこう言った。「いい土というのは、SEXYでCOOLなのよ。いい土さえあればどんなお野菜も植物もフルーツも余計な肥料や農薬をあげなくてもちゃんと育つのよ」。触ってみると納得。ふかふか、ふわふわ、とってもやわらかい。臭いもなく、ひんや〜り気持ちいい。ぎゅっと握ると固まり、でもホロホロ〜と崩れやすい。なるほど、確かに何だかSEXYでCOOLだ。じゃあ、どうすればそんなSEXYでCOOLな土が作れるのか?
オーガニックスーパーからいただきます
訪れたのは一軒のオーガニックスーパー(この記事の一番上の大きな写真がそれです)、ひさびさの町への下山だ。「乞食と泥棒気分を味わえるからね」と言われ、向かったのはスーパーの裏口。そこで目にしたものは、横幅2m、深さ1.7mぐらいの巨大ゴミ箱、というかコンテナ。中には、売り場から運ばれてきた色鮮やかなお野菜とフルーツ達、もちろん全部オーガニック食品! が捨てられていた。なんてもったいない。
集めたゴミは、バケツ大6杯分ぐらい。今夜の食材とおやつの完熟バナナまでゲット。早速バナナをゴミ箱の中で食べてみると濃厚で甘い。おいしい食事にありつけたホームレスの気分だ。集めたゴミは持ち帰ってコンポスト容器に入れ、炭素源を加えて、あとは発酵を待つだけ。2ヶ月ぐらいすれば「SEXY&COOLな土」の完成だ。
- 廃棄野菜をコンポストに入れると
- SEXY&COOLな土のできあがり!
オーガニックスーパーの数自体が少ない日本ではこれほど良質な廃棄される野菜やフルーツを得るのは難しいけど、普通のスーパーで大量に廃棄される野菜やフルーツだって、立派な堆肥になる。ホームセンターで家庭菜園、園芸用に袋詰めされた土を購入するより、ずっといいと思いません?
いつの日か、スーパー主導の堆肥作りプロジェクトに投資して、食材と一緒に土もお持ち帰り。そんな未来型・循環型の素敵なエコスーパーが日本にもできますように!