greenz.jpでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。
「自給自足できる街をつくる」をコンセプトに、古民家や団地などの空き家を扱う omusubi不動産。築57年の巨大な元社宅を一棟まるごとリノベーションし、クリエイターの拠点にする「せんぱく工舎」 プロジェクトに挑戦します!
おこめをつくる不動産屋、omusubi不動産
はじめまして、こんにちは!おこめをつくる不動産屋、omusubi不動産の殿塚建吾と申します。
omusubi不動産は「自給自足できる街をつくる」をコンセプトに、千葉県松戸市の八柱エリアを拠点に、古民家や団地などの空き家を中心に扱う不動産屋です。空き家をDIY可能な物件として活用したり、空きビルをシェアアトリエとして運営したりすることで、アーティストやクリエイターの方々が活躍できる場づくりをしています。
これまで、二世帯住宅をシェア工房とした「8lab」や千葉県市川市初のシェアアトリエ「123ビルヂング」、浅草雷門の裏通りにあるビルを使ったクリエイティブスペース「KAMINARI」など、数多くのクリエイターの拠点を運営してきました。
どの物件も、お菓子の工房、コーヒーの焙煎所、木工のアトリエ、ショップやコミュニティバー、デザインオフィス、ギャラリーなどなど、自分の想いを持った多種多様なクリエイターが入居しています。
誰にも使われていなかった空き家が、様々な商いの場となり、新しいカルチャーが生まれ、地域の人が訪れる場として成長していきました。
そう、レトロな空き家はクリエイターの拠点としてのポテンシャルを秘めているんです!
古い物件だからこそ、安価で自由に改装できる場所として提供できるため、資金的な余裕がないスタートアップの方でも、資金的なリスクが少なく自分の拠点を持つことが可能だからです。そして自由に改装できることによって、自分の個性を思う存分発揮できる空間にすることができます。
さらに、拠点に集うクリエイター同士、刺激したり助け合ったりできる関係ができれば、思わぬコラボレーションに繋がります。お互いに違うスキルを持った入居者さんが交わることによって、新しいプロジェクトやマーケットが自発的に生まれていくことを、僕たちは見てきました。
僕ら不動産屋は、あくまでも裏方です。でも、‟空間“を通じて、自分のやりたいことや一芸、クリエイティビティをもった方の支えになりたいし、それが地域のシンボルになって住民の方々にも喜んでもらえるなら、もっと嬉しい。僕たちはこれからひとつずつ、クリエイターや、地域のシンボルとなる拠点をつくっていきたいと考えています。
ローカルなエリアからDIYカルチャーを発信する‟港”
「せんぱく工舎」
今回、私たちのホームタウンである「八柱」エリアにつくる新しい拠点「せんぱく工舎」についてご紹介させてください。
八柱霊園という大きな墓苑に向かう石材屋通り沿い。ここに、神戸船舶装備株式会社という法人さんが持っている古い社宅があります。昭和35年に建てられた建物で、規模はなんと約400㎡と超巨大!そんなレトロな元社宅を、神戸船舶装備株式会社のご協力の元、僕たちが一棟まるまるお借りして、室内全てをDIY可能なクリエイターの拠点として運営していくことになりました!
この場所の名前は、「せんぱく工舎」。
クリエイターの拠点となるだけでなく、八柱エリアの新たなコミュニティ拠点として。さらに、ローカルなエリアからDIYカルチャーを発信する‟港“のような場所として、入居者や地元の方々と育てていきたいと思っています。
地元・八柱を面白い街にしたい
「せんぱく工舎」がある八柱エリアが位置するのは、千葉県松戸市のちょうど真ん中あたり。JR武蔵野線と新京成線が通るのどかな地域で、omusubi不動産代表・殿塚のがっつり地元です!
知名度は決して高くありませんが、実はオーガニックシティとして知られている八柱エリア。
10年以上前からオーガニックを掲げている「オーガニックレストランCAMOO」や、オーガニック・フェアトレードコーヒーの先駆け的存在である「スローコーヒー」、無農薬野菜を扱う八百屋「なごみや」さんなど個性的なお店もたくさんあります。
個人経営の飲み屋さんしかないサンセット通りを皮切りに、スタバもドトールも無いのにカフェや焙煎所が7つもあるちょっと変わった、でも豊かな生活を送ることができるエリアです。
僕たちは八柱の街をより自分たちが住みよい街にできたらと思い、仲間たちとの空間づくりにも取り組んできました。
例えば、僕たちがオフィスを構えている常盤平さくら通り沿いの商店街では、「onetable」というカフェスペースを運営しています。
並びに拠点を構える大畠稜司建築設計事務所と一緒に、お金を出し合いながらDIYで改装してつくったお店で、フードユニットTeshigotoとともに運営しています。まだまだ実験的なところもありますが、仲間たちのおかげで、人が集まる場所として育ってきています。
しかし、八柱にはまだクリエイターの拠点がありません。「せんぱく工舎」をつくることによって、地元・八柱がもっと面白くサステナブルで、暮らしやすい街になってほしい。そんな想いを持って、僕たちは今回のプロジェクトをスタートします。
「せんぱく工舎」の1階は、ショップやカフェ、そして工房として、地域に開かれたスペースにしたいと考えています。2階は、アトリエとして、それぞれのアーティストや作家さんが自由に使える空間に。「せんぱく工舎」がクリエイターの拠点となるだけでなく、八柱地域の新しい拠点として、またローカルなエリアからDIYカルチャーを発信する港のような場所になればいいなと思っています。
ただ、これはあくまでも一つの大きな方向性。僕らがこうしたいと決めつけて運営するのではなく、実際は場所を借りてくれた人と話しながら、少しずつ「せんぱく工舎」らしい個性を育てていきたいです。
資金の用途
「せんぱく工舎」はレトロな建物のため、かなりの改装が必要です。
そのため、ご支援頂いたご資金は
・床貼りのための材料費
・床貼りの施工費
・天井の塗装費
・電気の配線工事費用
などに、大切に使わせていただきます。
リターン内容
今回のクラウドファンディングのために、omusubi不動産だからこそできるリターンをご用意しました。
◇無農薬ほぼ自然栽培!入居者さんや街の人々とつくったお米(3,000円と10,000円コース)
僕らomusubi不動産では、「自給自足」を少しずつ実践するために、毎年入居者や街の方々と田んぼをやっています。そこで採れたお米(3合)をお送りします。
◇DIYカルチャーの街・八柱のDIYワークショップにご招待!(10,000円コース)
omusubi不動産の入居者さんや仲間たちなどを中心に、少しずつDIYカルチャーが広がっている街・八柱。リターンとして、「せんぱく工舎」を改装するためのDIYワークショップをご用意しました。一緒にせんぱく工舎をつくり、八柱のDIYカルチャーに触れてみませんか?(日程は8~9月頃を予定しています。詳しい日にちは、リターンにお申込みいただいた方に直接ご連絡いたします。)
◇街のクリエイターの作品(5,000円以上の全コース)
omusubi不動産の物件で活動してくれているアーティストやクリエイターの中から、若手の方々の作品や商品をお送りします。
【オリジナル木製コースター(2枚)by maltas works】(5,000円と10,000円コース)
【アンティーク風額縁(グリーンストライプ) by maltas works】(8,000円コース①)
【アンティーク風額縁(木目を生かしたデザイン)by maltas works】(8,000円コース②)
※各額縁は、今回のクラウドファンディングのために、特別に描かれた「せんぱく工舎」オリジナルのポスター(by maltas works)付きです!
【クラウドファンディング限定コーヒーボックスby Tokoa coffee】(6,000円と10,000円コース)
・Tokoa coffeeオリジナルマグカップ(直径8cm×高さ9.5cm×容量350ml)
・マイルドブレンドドリップパック3個入り
・ほろ苦ブレンドドリップパック3個入り
・KAMINARIブレンドドリップパック3個入り
【咲き誇る様子が美しい、桜の油絵 by 北見美佳】(額なし50,000円・額あり60,000円コース)
※額ありコースには、maltas worksさんによるオリジナルの額付き!2人のクリエイターのコラボレーションとなっています♪
【オーダーメイド絵画 by 北見美佳】(10万円コース)
【美術展にて新人賞を受賞した象の絵 by 北見美佳】(100万円コース)
それぞれのアーティストやクリエイターさんは、アトリエでワークショップを行ったり、イベントを主催されたりなど、それぞれのスペースを活用して、活動の幅を広げられています。
今回のクラウドファンディングを通じて、こうした作家さん達のことも知って頂けると嬉しいです。
想定されるリスクとチャレンジ
「せんぱく工舎」の準備は、すでに始まっています。目標金額に達することがより良い設備や場所を作っていく上でとても重要ですが、万が一目標金額を達成できなかったとしても、準備は進めオープンする予定です。頂いたご支援は改修費などに使わせて頂き、支援者の皆さまへのリターンもお届けします。
最後に
正直、高校生の頃は、地元で独立して仕事をするとは考えつきもしませんでした。そんな僕が地元八柱を良くしたいと思ったのは、地元の先輩でもあり飲み仲間でもあるオーガニックレストランのCAMOOさんと、スローコーヒーの小澤さんが八柱を拠点に、店を続けてくれているからです。
おかげで八柱には素晴らしいお店がだんだんと増えています。自分も大好きな先輩がつくってくれた流れを、少しでも広げて、お互いに住みやすい街にしたい。せんぱく工舎はその可能性を秘めていると思っています。
そしてリターンでは僕らの物件を借りてくれているアーティストや作家さんが、このプロジェクトのためだけに色々とご協力をしてくれました。
このプロジェクトをきっかけに、八柱のこと、そしてomusubi不動産の周りの作家さんのことも少しでも知って頂けたら嬉しいです。
街に新たな拠点を作り、顔が見えている人と暮らしをつくっていけたらと思っているので、ご支援して頂けたら嬉しいです!よろしくお願いします!
【日時】2017年7月31日(月)23:59締切り
【申込み先】プロジェクトの支援はこちらから!