リトルトーキョー・シアターは9月末でクローズが決まってしまいましたが、リトルトーキョー・シアターは続きます!
館長の石村です。
社会的なテーマを扱った映画をソーラー発電の電気で観て、その映画についてみんなで話そう!という「リトルトーキョー・シアター」。映画を観るのはもちろんですが、観てすぐにいろいろな人と話をして、感想を共有することで、別の視点から観ることができると好評です。
7回目の今回は、とりあえずいつもの松崎ビルで開催します。8回目以降は会場を変えて開催する予定です(名称を変更するかどうかは未定です)。
そんな今回、上映する作品は『ダムネーション』です。日本でもダムはいろいろな問題や議論を提起するものになっていますが、アメリカでもそれは同じ。ダムを通じて人間の社会と自然との関わり方を改めて考えてみる、そんな機会になるのでは無いかと思っています。
『ダムネーション』
詳しい内容については、こちらの記事を見ていただくといいと思いますが、アメリカで使われなくなったダムを撤去する活動を行う人達を追ったドキュメンタリー映画です。
ダムと言うのは治水、利水、水力発電などを目的に設けられるものですが、大規模なダムによる水力発電は温室効果ガスの排出などもあり再生可能エネルギーとは言えません。ダムにはそのような問題があると同時に、老朽化の問題もあります。そのようなダムを壊して、自然の生態系を取り戻そうという活動がアメリカで盛んに行われているのです。
日本ではダムの「撤去」という話題はあまり聞きませんが、今後は必要性が高まるとも予想されます。ダムというのは、人間が自然の中で暮らしていくために、災害を免れたり、農業用水を確保したり、電力を得たりするために利用してきたもので、人間社会と自然をつなぐと同時に隔てているもののような気がします。さまざまな技術の革新もある中で、人間と自然の関係において今後ダムとどう付き合っていけばいいのか、その辺りから色々なことを考えられる作品ではないかと思います。
全く別の角度からは、どこか人を惹きつけるものがある「ダム」や「廃墟」の光景という見どころもあります。自然と朽ち果てた人工物が混ざり合った風景というのも見どころの一つなのかもしれません。
イベント概要
日時
2015年10月7日(水) 19:30~22:00
内容
・映画『ダムネーション』(87分)の上映
・参加者によるシネマダイアローグ
定員
先着15名
参加費
1000円
参加方法
下記「申し込む」ボタンから、申し込んで下さい。
お願い
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会場
松崎ビル6階
東京都港区愛宕1-2-1
地下鉄銀座線「虎ノ門」駅徒歩5分、日比谷線「神谷町」駅徒歩5分