新しい「greenz.jp」は、iPhoneやiPadにも対応してます!(撮影協力:BAUM)
2013年2月22日。4年ぶりのリニューアルDONE!
こんにちは!編集長のYOSHです。
「NPO法人グリーンズ」設立1周年となった2013年2月22日22時22分頃。この晴れの日に、「greenz.jp」は約4年ぶりのフルリニューアルを行うことができました。まずはウェブディレクターのnD中原さん、エンジニアの宮本さん、デザイナーの飯田くんに心から感謝を。とことんのこだわりにお付き合いいただき、ありがとうございました!
「エコスゴイ未来がやってくる」と称して、よちよち歩きをはじめたのが2006年7月。「あなたの暮らしと世界を変えるグッドアイデア厳選マガジン」として、ひとり歩きを始めたのが2009年6月。今までの積み重ねを、『ソーシャルデザイン』という一冊の本にまとめることができたのが、2012年1月。
創刊から約7年の月日が経ち、私たちは金融危機や東日本大震災など、多くの出来事を経験しました。それと同時に、時代も大きく変わってきたように思います。
「ビジョン」から「アクション」へ。
「独占」から「共有」へ。
「他人ごと」から「自分ごと」へ。
そのあいだ私たちも、アイデアとアイデアをつなげるイベント「green drinks」や、アイデアをカタチにする「green school」を開催。ウェブマガジンとして情報発信をする立場から、もっと素敵な未来をつくるためにメディアの力を使って応援する「NPO法人グリーンズ」へと進化してきました。
今回の全面リニューアルで、いまのグリーンズにちょうどいい姿へと脱皮してきます。
agasukeさんに手がけていただいた前のデザインには、本当に感謝しています。スピードの早いウェブの世界でその役目を果たすこと約4年。いろんな知恵の詰まった、まさにロングライフなデザインだったと思います。
だからこそ新たに生まれたこのデザインも、同じくらい多くの人に愛されるといいなと思っています。そう、むしろここからがスタートです。
グリーンズには、まだまだやりたいことがたくさんあります。未来のつくり方がわかるブックレーベルを立ちあげたい。ソーシャルデザインのためのビジネス誌を立ちあげたい。ひとつひとつ、その夢を叶えていくつもりです。
リニューアルの思いと3つのポイント
なかには「どうしてこんなデザイン?」と気になった方もいるかもしれません。ここではリニューアルの3つのポイントをご紹介します。
▼使えるグリーンズ!
リニューアルの目的・その1は、使えるものにすることです。ヒントを探している人がドンピシャなアイデアを見つけられるように、イシュー(社会的な課題)、エリア(国や地域)、パートナー(コラボレーション相手)、リスト(編集部のおすすめ)など、さまざまな目線で探していけるようにしました。
インターフェースも、より一覧性を高めるためにすっきりと。iPhoneやiPadなど環境に合わせてカラム数も変動し、モバイルでもさくさくいけるレイアウトになっています。ぜひ使い倒して下さい!
▼まとめるグリーンズ!
リニューアルの目的・その2は、その1にも関係してくることですが、アイデアをまとめることです。おかげさまで記事の数が3,000本を超え、単なるウェブマガジンというよりもグッドアイデアのデータベースへ育ってきた実感があります。
そこでエネルギーに興味がある、ファッションが好き、などみなさまの関心に合わせて、まとめページをつくることにしました。
それもこれも、時がたっても色褪せない記事を書いていただいているライターのみなさまのおかげだと思っています。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。
▼一緒につくるグリーンズ!
と、テクニカルな話を続けて来ましたが、実は最大のリニューアルの目的は、一緒につくることでした。NPO法人としてさまざまなプロジェクトを応援してくるなかで、私たちは15万人の読者ではなく、15万人の「ソーシャルデザインの担い手」に囲まれていることに気づいたのです。「読者」ではなく「参加者」なんだ、と。
だからこそ、さまざまなプロジェクトと一緒にコンテンツをつくる枠組みを整えたい。その思いで、「パートナーページ」というコンテンツをはじめました。「R水素」や「マンガ × ソーシャルデザイン」など、それぞれの興味関心やイシューについて、その2でお話した”まとめページ”をつくっていこうと思います。
また、一緒につくっている一番の仲間はやはりライターのみなさまです。そこで書き手の顔が見えるように、各記事にプロフィールを大きめにいれることにしました。チャーミングで個性豊かな顔ぶれが、何よりグリーンズの宝もの。あなたにとって、お気に入りのライターさんが見つかると嬉しいです。
と、駆け足で眺めてきたリニューアルへの思いですが、いかがでしたでしょうか?まだ、小さなバグも引き続き対応していきますし、さらにバージョンアップしていく予定ですが、制作に関わったすべてのメンバーが、現時点で胸をはって、「これでどうだ!」といえるものに仕上がったと思っています。
とはいえ実際は、こちらで表現したいことがそのまま100%伝わるものでもないことは知っています。だからこそ、さらに数年後の次のグリーンズをつくっていくために、建設的なご意見をいただけると嬉しいです!
最後に。繰り返しになりますが、NPO法人グリーンズの役割は、自分たちがほしい未来を、自分たちの手でつくる人たちを応援すること。過渡期としての今の時代は、歴史上にもなかなかない時期だと思っています。答えがないからこそ、つくるしかないのです。
本質的な自分が問われるのはときにきついこともあるけれど、自分が生かされているような気がするし、何より心からワクワクして楽しい。そんな、まだまだ現在進行形のソーシャルデザインの旅に、よかったらご一緒しませんか?
この新「greenz.jp」が、あなたへの招待状です。