こども達の笑顔を見ると、なぜかほっとしたり、励まされたりしますね。こども達の笑顔は、こどもにとっても、大人にとっても、未来にとっても、元気のバロメーターなのかもしれません。
そんな小さいながらも無限の力を秘めたこども達の笑顔が少しでも被災地に増えることをねがい、‘笑顔袋’を届けようという取組みが「negau.orgこども支援プロジェクト」です。
今回の震災では、リアルタイムの情報源としてTwitterがその力を発揮しています。その現状を反映させ、被災地の人たちがまさに欲しい情報をピンポイントで得られるように、Twitter上の被災地情報を市町区村ごとに確認できるサービス「negau.org」をご存知ですか?被災地の目線にたったサポートとして震災直後に企画され、今もなお情報を提供し続けています。
このnegau.orgプロジェクトの第二弾としてスタートしたのが、被災地のこども達に笑顔を届ける「negau.orgこども支援プロジェクト」。助けをねがう。避難場所の提供をねがう。物資の到着をねがう。復興をねがう。「みんなの“ねがう”を叶え、一人でも多くの笑顔を。」をテーマとしたnegau.orgの活動に加えて、“日本の未来を担うこども達の笑顔をねがい”、こども達の笑顔が増えるような活動を行っていくことが目的だそう。
具体的な活動は、こども達が使えるもの・楽しめるものを募り、‘笑顔袋’としてパッケージングして、被災地に届けます。ということで現在、未使用品を中心に文房具類・お菓子類・本/絵本類・おもちゃ等、といったカテゴリーにあう物資を募集しています。
1.文房具類
ノート、落書き帳、色鉛筆(12色)、シャープペン、クレヨン(12色)、消しゴム、ボールペン、
カラーペン、折り紙、レターセット、のり、子供用はさみ など
2.お菓子類
かさばらず、型くずれしない箱タイプのもの、または個包装のもの
※賞味期限が2011/06以降のもの
3.本・絵本類
幼児向け ※小学生・中学生は終了しました
4.おもちゃ
小型でかさばらないもの トランプ、カードゲーム、小型のぬいぐるみ、ぬりえ、なわとび など
5.子ども用の生活用品
※こちらの受付は終了しました
〆切の目安は4/22(金)ですが、送り先などの詳細及び新しい情報はウェブサイトで必ずご確認ください。ちなみに、受け付けている物資の中でも、色鉛筆やクレヨンのセット、消しゴム、定規、ノート、落書き帳、のり、ハサミといった文房具類が、より多く集まるとありがたいらしいですよ!
negau.orgプロジェクトの発起人であるクリエイティブディレクターの阿部淳也さんに、プロジェクトを立ち上げた理由をお聞きしました。
僕にも小学校3年生の娘と2歳の息子がいますが、こども達が元気でいつも遊び、笑顔でいればきっと親たちも笑顔になれる。
こども達から元気をもらえるし、そのこども達のために親たちも未来や復興に一歩踏み出すことができるだろうと。
僕達がこども達に提供したいのは単なる支援物資ではなく、ワクワク・ドキドキする体験です。こども達の中で心の糧になるような体験を提供できればと考えています。
ワクワク・ドキドキする体験・・・。単に、物資を渡すだけでなく‘笑顔袋’という演出もそのためとか。また、中長期の視点で被災地を支援していくことを念頭に置き、デザインやクリエイティブに携わっていることを生かして、こども達がものづくりに触れ、未来・復興のための心を培っていけるワークショップの開催を今後の展開として考えているそうです。
みなが今すぐに必要なものも大切ですが、これからは一人ひとりの生活を想像した上での継続した応援も大切です。このプロジェクトを通じ、離れて暮らすこどもを持ったつもりで、何をしてあげたいのか、何ができるのかを考えていければと思うとともに、笑顔袋やワークショップによって、より多くのこども達の笑顔が見られることをねがっています。
「negau.orgこども支援プロジェクト」のウェブサイトはこちら。
プロジェクトのブログはこちら。
告知用フライヤーはこちら。