耳をすませて朝じかん
キンッと冷えた朝はちょっぴり早起きしてお出かけしてます。
樹のすき間や枯れ草の中から、
季節の挽歌を奏でるかすかな生命の声(鳥の声)が聞こえてきます。
- ジョウビタキ
私の生まれ育った北海道は冬の寒さが厳しいところ。
マイナス20度があたりまえの地にも、朝は鳥の声が聞こえ、10センチほどの大きさの鳥が元気に飛びまわってる姿を目にしていました。
幼心に「すごいなぁ」と生命の持つ強さに感動したのを覚えています。
でも、よく窓にぶつかって凍死している鳥を目にすることもありました。
日々私たちが生きていることも、決して当たり前のことではなく、実はものすごく奇跡的なことだという気がします。
今、私はたまたま平和な場所で戦も震災の害もない場所に生きているけど、それがいつ失われてもおかしくない。今生きていることもそうだし、人がこの世に生まれてくるのも同じこと。
私の中に小さな命が宿っていますが、その生命を常に意識していると、その生命が持ち合わせる強さそして危さや儚さを感じます。妊娠してから感じることは、自然のことはそれにまかせるしかない、ということ、そして私たちは大きな見えない力に生かされているということです。
そんな当たり前のことを忘れていた自分に気づいた朝でした。
ゆっくり手をおなかにあてながら鳥たちの声に耳をすませていると
シンプルな思いや願いに気づき、ただただ無心になっていく時間がすごせる。
早冬の朝時間、おすすめです。
これからどんどん寒くなり、何度も雪が降るでしょう。
今朝は鳥の声がいつもより多く聞こえてきました。それでは、また。
aya